2015 6/14(日) エプソムＣ(GIII) 東京芝1800ｍ
出走予定・登録馬一覧
前走のモンゴル大統領賞で強烈な末脚を引き出して完勝してきたのがサトノアラジンだ。これまで明らかに詰めが甘かったこの馬が前走突き抜けたのには少々驚かされた人も決して少なくないだろうと思う。ここ２走で真価を見せ、ようやくこの舞台まで再び上がってきたというのは競馬ファンとしては嬉しい限り。クリストフ・ルメールとのコンビで果たしてここも通過点となるか。
もともと基礎スピードそのものは持っていて、使える脚がそんなに長くないタイプという認識だった。まあこれに関しては小倉の2000ｍ戦で強い競馬をしていた時からそんな感覚はあったが。
昨年夏の九州スポーツ杯は小倉2000戦で59.7-59.2と平均ペースの範囲内、12.0 - 12.0 - 11.7 - 11.6 - 11.9とトップスピードも要求されない競馬だった。この中で外枠からやや出負け、無理せずに二の足でじわっと２列目に取り付く。少し掛かり気味になりながらもコントロールして進める。３～４角でも２列目の中目からじわっと進出、馬なりで４角先頭のバッドボーイを目標に２番手で直線。序盤で一気にバッドを捕えＬ１まで突き抜けての完勝だった。この流れで前につけ仕掛けを待ちつつ、４角出口から一気に仕掛けて突き抜けたという内容。基礎スピード的に見ても一定レベルのものを見せたうえで、そこからの一足を引き出せたという点は評価したい一戦。
この馬はＴＳ持続力は並で、例えば４走前の逆瀬川Ｓでは阪神芝外1800ｍ戦、47.8-47.3と平均ペースから12.4 - 12.4 - 11.2 - 11.4 - 12.3と中弛みでのＬ３最速ＴＳ持続戦。基礎スピードも要求されたがこの流れで２列目外に楽に付けつつ２列目外から直線を向くのだが序盤ではまだ何とか先頭列に並びかけようとする脚を見せつつもそこからＬ１の一伸びが足りずに伸びあぐねての４着。また武庫川Ｓではスローから12.5 - 12.2 - 11.9 - 11.2 - 12.3とＬ２でトップスピードを問われＬ１で明確に落ちＴＳ持続力を要求された形だが、ここも中団内で溜めながら直線最内進路を取りつつ追い出すと反応してジリジリと伸びて３列目までは楽に取り付く。そこからＬ１で前がしんどくなったところでの伸びがジリジリで、ウインプリメーラは差し切れたがテイエムタイホーには簡単に逃げ切られてしまった。明確にトップスピードが要求されてからのＬ１のバテ差しが得意ではない感じはあった。
その点で春興Ｓの内容は見た目だけだとちょっと意外だったのだが、ラップやペース的には納得という感じ。中山芝外1600ｍ戦でペースバランスは48.0-46.2と中山マイルにしては明確にスロー、11.5 - 11.4 - 11.6 - 11.5 - 11.7のラップ推移で11秒半ばを連続させる競馬でかつ超高速に近い馬場。出負けから無理せず後方、これを逃げ馬が単騎で作ったラップ流れの中で後方からコーナーで外から追走しつつ直線。序盤でじわっと詰めつつもＬ１の段階では逃げ馬比較で７馬身ぐらいはあった差をＬ１だけで猛然と追い込んでの差し切り勝ちである。ラップ的に見ても恐らくＬ１最速で10秒後半は確実に使ってきている。この馬としては恐らくだが、トップスピードを直線だけで引き出してきた形で、前半このペースで番低下は実質ドスローの域、かつ仕掛けどころも遅く直線の最後だけですんごい切れ味を引き出してきたという内容だろうと思う。トップスピードの質で差し切っていてバテ差しではなく、レース全体の仕掛けどころが遅かった中で決め手で勝ったと。
前走のモンゴル大統領賞では47.1-46.5と平均ペースから11.8 - 11.1 - 11.4 - 11.3 - 11.7 - 12.1と超ロンスパの形、３角でフェスティヴタローがペースを引き上げるトリッキーな競馬になった。大外枠からやはり出負け、無理せず後方からは全く同じ。３角で前が引き離す逃げを打つ中でこの馬も後方から追走しながら、直線で中目を通していくという形。序盤からするすると楽な手ごたえで馬群を切り裂いてくるとＬ２ではもう２列目に加わり、Ｌ１でのバテ差しできっちりと差し切った。この一戦が一番不気味で、これまで足りなかったＴＳ持続力面を高いレベルで見せてきたといえる。かなり特殊な競馬にはなっていて、これをそのまま信じて良いものかどうかという点では正直微妙なところはある。ただ、Ｌ５の11.1は逃げたフェスティヴタローが引き離しているのでここはそれよりは遅いラップを踏んでいるとしてもＬ４で外からしっかりと追走して直線では確実に仕掛けていてＬ３の段階で詰めているしここで11秒前後のラップは踏んでいると思う。そこから減速せずにしっかりとＬ１まで伸びてきたという点でＴＳ持続力はハッキリと見せたんじゃなかろうかと。これまでにない形で結果を残してきたというのはやはり評価せざるを得ない。
前走はトリッキーなレースだったので、ここでＴＳ持続力を本当に引き出してこれるかどうかには注目したいところ。もちろん結果を出してきた以上、もはやそこで評価を下げるというわけにはいくまい。この舞台はどちらかというと再確認の場、というイメージ。それよりも個人的には1800の平均～ややハイペースでやれるかどうかに注目したい。前走はかなりの好時計だが、かなりの高速馬場であったことも事実。また非常に高いレベルではあるのだが、前半の800通過そのものは47秒台で馬場を考えると遅めである。またこの馬の場合は出脚が悪い。最序盤の段階でペースが上がってもっと縦長になっていると前走ほど楽に進められるかは微妙な面はある。適性が読みにくい馬ではあり、小倉2000の内容からも平均的なバランスそのものは問題ないと思う。阪神外回りで見せていたＬ１の甘さがあったのを前走で改善させてきた。後はやはり序盤から流れる競馬に対応できるかどうかだけだと思うね。ここ２走、特に前走は字面ではわかりにくいが馬場の割には最序盤は遅かった。その辺りを克服してくればＵ字の中距離路線で台頭してくるだろう。相手はそれなりに揃ったが、現時点での充実度で言えば最右翼であることは間違いない。後は序盤とにかく置かれないことだけ。前走よりペース的な課題は確実にあるが、ここはこなしてもらいたい。
今週はエプソムカップですね。
6月28日に行われる宝塚記念まで、マイル～中距離の芝のレースが続きます。
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そんな栗山氏ですが、この春、6週連続的中を記録、さらに4月のマイラーズカップでは
9万馬券も的中させており、絶好調なんです!
皐月賞では
1着 ▲ドゥラメンテ
2着 ◎リアルスティール
3着 △キタサンブラック
で3連単12,360円を手堅くGET。
5月2日の青葉賞では
1着 ◎レーヴミストラル
2着 ▲タンタアレグリア
3着 △ヴェラヴァルスター
で3連単12,990円をしっかりとGET。
そして5月9日の京都新聞杯も
1着 △サトノラーゼン
2着 ◎ポルトドートウィユ
3着 ▲アルバートドック
で3連単13,160円をGET。
5月16日の京王杯スプリングカップでは
1着 ○サクラゴスペル
2着 ◎ヴァンセンヌ
で馬単4,950円をGET。
先々週は平安ステークスとオークスを3連単W的中!
1着 ▲ミッキークイーン
2着 ◎ルージュバック
3着 △クルミナル
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先週の安田記念では
1着 ○モーリス
2着 ◎ヴァンセンヌ
で馬単2,680円をGET。
そして圧巻だったのが4月26日に行われたマイラーズカップ。
マイラーズカップで実際配信された予想は・・
(4月26日)マイラーズカップ(G2)
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＜推奨馬とその根拠（抜粋）＞
◎７フィエロ
○９フルーキー
▲４サンライズメジャー
△６ディアデラマドレ
△10エキストラエンド
△15レッドアリオン
◎フィエロは「ディープインパクト×デインヒル」という組み合わせ。
母ルビーは本邦輸入種牡馬ロックオブジブラルタル
（ヨーロッパでマイル戦を中心にＧ１を７連勝）の全妹にあたる良血馬。
したがって「ディープ×ロックオブジブラルタル」の
ミッキーアイル（ＮＨＫマイルＣ）と血統構成が近い。
ディープインパクト産駒のマイラー配合としては高く評価できる。
昨年のこのレースはレコード勝ちしたワールドエースの２着。
開幕週の速い時計にも対応でき、過去休み明けで崩れたこともない。
＜結論＞
馬単ながしマルチ
７→４、６、９、10、15
三連単軸１頭ながしマルチ
７→４、６、９、10、15
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レースはフィエロが最後の直線でインコースから
追い込むも・・・
↓ ↓ ↓ ↓
惜しくも3着!
しかし相手に買っていた
レッドアリオンが優勝し、
2着にもサンライズメジャーが入着。
【結果】
3連単:15-4-7 的中！
的中配当：98,650円
回収金額：986,500円
実際のPAT画面↓
恐るべし栗山求氏の血統予想・・・
さらに栗山求氏は毎週木曜日に血統についての
コラムを連載しているのでそちらも要チェックです！
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