2015年7月20日月曜日

第5回習志野きらっとスプリント結論

先日も書いた様にこのスーパースプリントシリーズとは創設当初にラブミーチャン・ジーエスライカーの男女の韋駄天が居たからこそ成立したイベントで、この2頭のあとを継ぐだけの韋駄天が不在の現在の船橋で船橋記念・習志野きらっとSPの距離1000Mの重賞を年2回も行う必要があるのかに関しては個人的に大いに疑問がある。

今回の習志野きらっとSPでは3歳限定と云えども前走の優駿SPで逃げ切ったルックスザットキルが出走、前走の勝ちっぷりと53Kと斤量が恵まれた事もあり、新しい韋駄天候補として人気を集めている。
ただ、前走の優駿SPの時の大井の馬場は差しが決まらない傾向が強かっただけに、圧勝を鵜呑みにして良いかは少々微妙だし、ルックスザットキルはテンのダッシュ力が抜群に良いとは言い難いタイプで、内枠にカベルネフランなどハナに行きたい馬が揃った今回はスンナリと逃げる事が出来るか判らないとなると絶対視は禁物かも知れない。

そうなると12年の船橋記念制覇から船橋の1000Mでは5戦して負け知らずのナイキマドリードを軸にするべきかと思ったが、これは先ほど指摘した様に船橋1000Mの適性よりも相手が弱かった事や長距離輸送で力を出せない馬が多かった事に恵まれて勝利した部分は否めず58秒台の決着になった際に不安が残り、元々暑さに弱いタイプだけにこれまでと同様に楽に勝てるかは正直疑問が残る。

そうなると1000Mの競馬は初めてだが、今回出走する面々より抜けた実績があるサトノタイガーの底力に期待するのが正解と思える。
確かにサトノタイガーは1000Mを使うのは初めてだが、昨年の東京盃では1000M通過57秒8と云う驚天動地のハイラップを踏んで逃げている事や、アフター5スター賞で逃げたゴーディーの1000M通過58秒2と云う流れを難なく追走している事から58秒台の決着になっても状態さえ万全ならば対応は可能、今回ハナへ行く事が予想されるカベルネフラン・ルックスザットキル・キョウエイロブスト辺りが飛ばして逃げても楽に追走する事は出来るはず、近走は結果が出ていないが前走のレース内容からそろそろ走り頃と思えるだけに、ここ数戦の着順は度外視、過去の実績を重視して今回の軸馬に抜擢したい。

相手は9歳馬でも元気一杯で中央時の実績からある程度早い時計の決着になっても大丈夫と思えるサクラシャイニー、テンのダッシュ力は微妙でも外枠を引いた事で他馬に被せられる事は無く、自分のペースで競馬が出来れば斤量53が怖いルックスザットキルの2頭をチョイスしてサトノタイガーからの馬単が本線、あとは近走折り合いを欠き気味に前に行ってはゴール前で止まるケースが目立つだけに距離短縮がプラスに作用する可能性が高いサーモピーレ、時計短縮の課題がありアタマは微妙でも2着ならば充分考えられるナイキマドリード、年齢から往時の能力があるかは疑問も前が遣り合う展開とヤネの的場文男から一発の可能性を秘めるアイディンパワーの3頭を押さえてサトノタイガーからの馬単3点を買い、本線と合わせて計5点が今回の習志野きらっとSPの結論。


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