阪神11R 逆瀬川ステークス(16下) 芝外1800m 良~稍、標準馬場想定
【展開予想】
年末の阪神で金曜正午の稍重馬場、良まで回復する可能性の方が高いとは思うがこの時期だし一応稍重が残るかもと。いずれにせよ幾らかは水分を含んだ状態を想定したい。 展開が読みにくいのが難儀で、タイセイアプローズが誰も行かないなら行くと言っているので、これはある程度出していって行く馬がいれば控える、いなければ行くという形だろう。内からムーンクレスト、外からはラブラバードといったところがハナを意識してくるかも。武豊イリュミナンスも場合によってはハナの可能性もあるがこの辺りはちょっと読みにくいなと。ペースが上がる可能性は低いと思うが、ドスローになると決めつけるのはちょっと怖いかもというところ。基本はTS持続力、ある程度基礎スピードの幅も持っていればなおいい。
【予想】
◎04タイセイアプローズ
〇03ムーンクレスト
△05ラブラバード
△08ガリバルディ
3連複◎軸〇▲△BOX
3連単F◎〇▲→◎〇▲△→◎〇▲△×
◎タイセイアプローズは前目を狙えそうだし最悪逃げても2列目のポケットをという競馬もできるのは良いし、3走前の小倉1800でも楽についていって12.5-12.2-11.6-11.7という2F戦でしっかりと番手から抜け出す脚を使っているように基礎スピードの幅も広い。2走前の清滝特別はある程度流れる競馬の中でしっかりと離れた番手で進めながら12.0-12.6-11.0-11.3と2F戦の中で早めに動いて捕えに行ってねじ伏せている。この馬の場合前走でもそうだがトップスピードの質で勝負するというよりは前目で速めに動いてTS持続力でねじ伏せる形の方があっていると思うので阪神1800で4角の下りから動いて早めに勝負に行くのは適性的に面白そう。2列目より後ろになると辛いのでそういう競馬にならないようにだけ注意してい欲しいかな。
〇ムーンクレストはタイセイアプローズを目標にしながらの2列目ポケットが狙える枠の並びなのと、まあハナを狙うという選択肢も取れるという点では狙いやすいかなと。前走でもトップスピード勝負になっていて12.3-11.4-11.8-11.3の流れで3列目の中目から直線で外に持ち出し中団に下がる。そこから最速地点でスッと伸びて2列目に並びかけてL1でジリッと伸びて捕えていると。トップスピードの質の方が目立ったので下り坂が直線序盤まである阪神なら内で我慢しながらという方が良さそうな感覚はある。切れ味は最上位なので後は上手く噛み合えば。ペースが上がっても3走前有松特別で後方で脚を溜める形ではあるが一応パフォーマンス的にも落としていないし、マイルのスピード勝負でもやれているのは基礎スピードの幅という点では大きいかな。
△ラブラバードは今回出たなりでと言っていて、元々ある程度前目で競馬ができていた馬だし今回のメンバー構成ならハナを奪うこともチャンスとしては十分にあるだろうと。まあタイセイアプローズの出方次第の面もあるが。小倉1700というマニアックなコースだが青島特別でもスローからの12.0 - 12.0 - 11.5 - 11.3 - 11.4と3F勝負で番手からL2では出し抜かれたがエンジンがかかったL1で逃げ馬を詰めてきているように、エンジンの掛かりが微妙なので阪神外で下り坂でトップスピードに乗せられるのは結構いい材料だろうと。トップスピード戦でもそこそこやれる馬なのでスローで前目という条件が嵌れば面白い存在。
△ガリバルディはここでは人気が被りそうな感じだが、個人的には前走は結構嵌っているなというところ。前が11.5-11.4-11.6-11.7と淀みなく進めていく中で離れた番手で最内を立ち回りながら完璧に直線に入ってきているし、もっと突き抜けてほしかったかなという感じもあった。この馬は3走前にラディウスに差し切られていて、まあトップスピード戦としてはまずまずハイレベルではあったと思うがそれでもTS持続力でそこまで抜きん出たものは見せていないのでトップスピードの質で勝負できる京都の方が合ってそう。前走である程度厳しい流れに対応して基礎スピードの幅を見せてきたしここでも大きく崩れる可能性は低いが、例えば前が結構意識して先頭列~2列目あたりが凝縮した時に外から勝ちに行ってL3最速戦とかに持ち込まれると案外伸びあぐねて圏外までって可能性もある馬だと思うので押さえまで。案外この馬なんかが逃げたら面白いかもしれんが…。
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