2016 12/29(木)
第62回 東京大賞典(GI) 大井ダ2000m
予想用・出走予定馬・枠順一覧
中央馬の中では最も人気が薄くなりそう、晩秋ステークスで勝利しオープン入りを果たしたモズライジンが東京大賞典に出走予定。前走の名古屋グランプリではアムールブリエらに完敗を喫する形となったが、器用さがある馬だけに大井の2000m戦で長い直線を武器に鋭く反応できるかが好走のポイントとなりそうだ。相手は強敵、胸を借りる立場だが、競馬ファンにとって嬉しい穴馬券の使者となるか。
まあ自力で考えれば2枚は見劣ると思う。ただ弱点自体は非常に少なく上手く要所の反応を前目で活かしてくれば、というところかな。枠が内なので田辺の出方がポイントになると思うけど、コパノが出負けして遠慮なく前に入ってしまえばちょっと面白い。
●晩秋S(16下) 1着 15頭3枠5番
東京ダ2100m良 2:10.9 60.0-64.6 H^5
7.5 - 10.8 - 11.8 - 11.6 - 11.9 - 12.7 - 12.9 - 13.3 - 13.7 - 12.3 - 12.4
ペースは超超ハイでまあこれはダイワレジェンドが刻んだものではあって、目視で見て離れた番手で62秒ぐらいかなという感じ。なのでまあ実質で見ると平均ペースぐらいかなと思う。まずまずのスタートから好位の内に入っていくという競馬。単騎大逃げ馬がいて、少し離れた先行集団2頭が2列目、その後ろの好位2頭を見ながらの6番手で3角。3~4角でも好位列の内内で我慢しながら徐々に差を詰めて直線。序盤で追い出されてスッと反応して一気に先頭列まで押し上げていく。L2の地点で一気に先頭に抜け出す脚を使って、L1はちょっと甘くなったもののラップ的には大きく落とさずの完勝だった。ペースは実質で平均的とみていいと思うし、その中で好位でしっかりと進めながらも要所で内内を立ち回りながら一番早く反応できたというのがこの馬の武器かなと。レースレベル的にもまずまずという中で要所の反応の良さは間違いのないところかな。もう一戦、軽くだが不良の白川郷Sでもスローからの12.7 - 12.6 - 11.9 - 12.3 - 12.0 - 12.3と4F戦、L2の坂で再加速という中でピオネロとともに最速地点でスッと伸びてきていた。
●名古屋グランプリ(JpnII) 4着 12頭6枠8番
名古屋ダ2500m重 2:44.0(+2.3)
一方でこの名古屋グランプリでは完敗だった。特徴としては日本一短い直線というのも有名だが、逆に言えばコーナー部分がかなり長いという札幌競馬場を小さくしたような感じになる。そういうコースだとコーナーでも息が入らずロンスパの傾向になりやすいだろうと(ラップ推移がないので読めないが)思っていて、実際こういうレースではポテンシャル型が強く、このレースでもアムールブリエが強さを発揮した。ここで激しく出負けしてしまって後方に下がってしまう。そこから鞭が入ってリカバーを試み、1周目の1~2角で押し上げて好位列まで。そのままコーナーを終始外々回しながら2列目の外で進めていく。名古屋らしく2周目の1~2角でペースが上がっていくような感じの中で終始2列目の外で追走していた分もあり3角手前ぐらいで既に脚色怪しくなる。なんとか食らいつこうとするが徐々に前に突き放される形になって4角以降は失速と言って良い内容だった。出遅れてリカバーしながらだが、やはり緩く長いコーナーで占められている名古屋競馬場の2500mでこれだけロスが多いと、というのもあるし、1~2角からコーナーを使いながらのロンスパをされてしまうと要所の良さを分散されて削がれてしまったのもあると思う。適性的にこういう競馬はあんまり合っていないかなと。
●2016東京大賞典に向けての展望
結論から言うと実力的にはまだアポロケンタッキーとかとの比較でも難しいとは思っているし、あくまで準OPでの物差し馬だったとは思う。ただ、その中でこの馬にとって武器になるとすれば緩い地点から速い地点までスッと入っていけるギアチェンジ面の性能。これは準OPレベルではあったにせよきらりと光るものは見せていた。大井はコーナーがきつい方で3~4角も減速が基本になる。そうなれば直線で加速するギアチェンジを要求されるケースが普通に出てきやすいので、そこでの一足というのは結構不気味。それを活かすためにも基本的には前受出来ればというところ。コパノリッキーを潰す形とこの馬の一発の形は兼備されていると思うし、コパノが出負けする率は結構高い。もちろんこの馬も出負けする可能性はあるが前走はそもそも出負け癖がきついミルコというのもあった。最序盤の出方が課題ではあるが、ポンと出てしまえばコパノが出遅れれば後は後ろから行く馬が多いわけなので前に出切れば主導権を取っていけるチャンスは広がる。ギャンブル的な競馬を打てる立場に打てる田辺というのも怖さはあるので、前残り要因としてならば一考の余地はあると思う。まあそれでも最速地点での伸びという点でピオネロにはちょっと足りなかったと思うし、ポテンシャル面含めて馬の評価だけならアポロケンタッキーの方が上だと思っているので、あくまでそのラインの評価で展開面とコース適性を期待して…前目で上手く立ち回って浮上してくれば、というところかな。いつも出負けするカゼノコやノンコノユメなんかよりは前を意識できるチャンスはあると思うので、馬券圏内という辺りで警戒したい一頭になる。
前走の萩Sでは、前残りの苦しい展開ながら、上がり最速の脚を使い2着を確保したヴァナヘイム。デビューから、2戦連続上がり最速をマークしており、ポテンシャルは相当なもの。さらに、今回は、前で競馬をするメンバーが揃い展開が向く公算が高い。
式別:三連複
方式:フォーメーション
1頭目:9
2頭目:3.8
3頭目:3.4.5.6.7.8.10
組み合わせ数11点
投資金額各100円
回収金額:500円×23.6=11,800円
競馬情報サイトはいろいろ試してきましたが、、
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