2018年2月20日火曜日

【ダイヤモンドS回顧】フェイムゲームは衰え知らず/長距離路線の世代交代はまだ先か

次はダイヤモンドSだね。

■フェイムゲーム【天皇賞・春で好走のイメージは湧かない】
もう8歳だけど、スタミナはまだまだ衰えないね。出たなりで後方に構えて、道中の運びは文句なし。直線までひたすらじーっとして、最後はキッチリ前を差し切ってしまった。歳を重ねても調教の動きはそれほど衰えていないし、4~5歳世代のステイヤーが出てきていないことを考えると、この路線の世代交代にはまだ時間がかかるかもしれない。ただ、正直なところ天皇賞・春でどうこうという手応えはないかな。

■リッジマン【内枠でロスなく立ち回った点が大きい】
フェイムゲームと同じく枠なりでじっくり構えて、直線だけの競馬。マサヨシ(蛯名騎手)が無駄な動きをまったくしていなくて、さすがベテランと思わせる騎乗だった。それでいてフェイムには完敗の内容で、6.5キロの斤量差を考えると、力負けと考えるのが妥当だろう。重賞を勝ち切るにはワンパンチ足りないかな。

■ソールインパクト【勝ちに行っての3着は評価できる】
序盤は少し気負い気味だったけど、祐一(福永騎手)が上手くなだめて流れには乗れていた。4コーナーで徐々にエンジンをふかして進出したのは、明らかに「勝ちに行く」という意思表示。結果的に終いは甘くなったもののの、長くいい脚を使ったことを思えば内容は悪くないと思うな。

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