東京9R セントポーリア賞(5下) 芝1800m 良、標準馬場想定
【展開予想】
展開は中目のマラケシュやマルターズシャトル、トゥルッリ辺りがペースを作っていくだろうと。この辺の出方次第ではあるが、ある程度はペースを上げて行くと思う。問題はそれについていく馬がいるかどうかで、シャインアローぐらいが少し離れたところでペースを作って後続はスロー的な流れかなと。前で持ちそうな馬もいない、馬場も比較的外差し利くので素直にTS持続力含めた後半の総合力を重視したいところ。
【予想】
◎10ラブユアマン
〇04ドゥラメンテ
△14ノースストーム
3連複◎軸〇▲△BOX
3連単F◎〇▲→◎〇▲△→◎〇▲△×
◎ラブユアマンは前走葉牡丹賞をそれなりに評価した。前走は結構ペースが速い流れで果敢に先行策を取ったし、3角早い段階で逃げ馬を負かしに一つ外から動いていく競馬。ラップ推移的に見ても12.5 - 11.9 - 11.8 - 12.1 - 11.9 - 12.3とコーナーで12秒前後のポテンシャル勝負で勝ちに行った分L1甘くなった形。新馬戦ではドゥラメンテを破っているがこれは総合力の高さで勝ったという形。スローから12.8-11.4-11.3-11.6としっかりと動いて早めに抜け出しエンジンがかかってきたドゥラメンテを凌いだという競馬。この馬としてはペースはスローからのトップスピード戦ではまだ底を見せていない。前走も展開的に厳しかったし開幕週でむしろ時計がかかっていたことを考えるとこの2:01.1は単純に優秀。この枠で好位から競馬ができればまず足を出し切れるしここに入れば好勝負。
〇ドゥラメンテは前走のムーアの競馬が本質だと思っていて、キンカメの子にしては珍しくエンジンの掛かりが遅い。新馬戦はそれがもろに出た。出負けして後方から12.8-11.4-11.3-11.6の流れで外々から追っているうちにジリジリと伸びてきてL1でグンと伸び届かず。前走はゲートは良くなかったが最内枠だったのでポジションも取れたし、そこから12.3-11.9-11.0-11.1と比較的段階を経た加速。その中で11.9のところですぐに進路確保してそこから追い出されると加速の地点でもジリジリとは伸びたがL1でこのラップを落とさないという離れ業でぶっちぎった。ペースが早い中でこれができたので基礎スピード面でも評価はできる内容なのだが、逆に言えばエンジンをかけやすい競馬の方が良いはず。内枠だとゲートも心配だし、馬場がそこそこ時計がかかる中で前が飛ばして実質ペースを好位ぐらいが作っての動き出しが問われたときに不安があるし、何よりムーアから石橋脩なんて3段階ぐらい落ちる。動き出しが怪しい馬だけに、そこをしっかりとフォローできればいいが、内枠で前にペースコントロールされると新馬以上に苦しいかもしれない。が、それでも正直ここで相手になる馬がいない。置かれても圏内には食い込むはずだし、上手く流れに沿って競馬ができれば当然勝ち負け。
△ノースストームは敢えて拾うならこれかなと。他にいないという方が正しい。この馬の場合は前走はポジションとったのは良いけど結局勢いをつけられずにトップスピード勝負の流れで序盤に脚を使っちゃった感じ。マイルはちと短いし、乗るなら後方から無理せずすすめてほしかった。この馬の持ち味は明らかにTS持続力だと思うし、3走前の勝ち方が強くて後方からの競馬で12.5-11.8-11.1-11.6の流れで直線では少しまごまごしていたがL2辺りでしっかりと進路確保するとそこからのL1での急追はかなり印象に残る内容。エンジンの掛かりが遅い、ポジションに問題はあるがこのメンバーならTS持続力は通用するはず。上位2頭は強いと思うけど、まあその他相手ならこれが上がってくるかな。
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