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2015年12月29日火曜日

東京大賞典 2015 レース回顧・結果:サウンドトゥルー、向こう正面からの動きの中で最後までばてずにぶち抜いた!

ホースメン会議:金杯468_60


2015 東京大賞典(GI) 大井ダ2000m良
レース回顧・結果

2:03.0 12.6- 11.9- 12.2- 12.5- 12.1- 11.9- 12.0- 12.6- 12.3- 12.9
61.3-61.7M


 ペース自体は平均で収まっているんだが、向こう正面…L5で11.9とここでかなり速いラップを踏んでいるのでJBCとは逆に前が向こう正面の段階でペースを引き上げてきたという形になる。これはコパノに楽をさせまいと考えたタルマエ幸の徹底した突きが功を奏して対コパノに対してはここでコーナーでの加速を問わせずに優位性を作った。そのうえで一足という競馬だが、これに突っ込んできたのがサウンドトゥルーという形となったかなと。まあタルマエ幸の立場だとコパノを相手とみるかサウンドトゥルーを意識するかで前者を取るという選択自体は仕方ないかなぁ。コパノから行っているから個人的にはこっちに振れたのは残念だけど、まあ勝負だから仕方ない。


 1着サウンドトゥルーは5番枠から五分には出てこれまでよりは幾らかいいスタートで中団の内目を意識しながらという形になる。向う正面で前のペースがそこそこ上がっていく中で有力馬の中では後ろの方で中団で3角に入っていく。3角手前から追い出されて3角では外々から追走、一頭だけ伸びて来て3列目から遠心力で外にスッと出して直線。序盤でまず2列目を呑み込み、L1で抜け出したホッコータルマエを捕えての完勝だった。う~ん、やっぱり自分の読みの浅さというか、力が読み切れない後方からの馬より前にいる馬を潰しに行く意識の方が強いんだよなあ。ここ3走全部展開が向いているから今回は…ってなっちゃう辺りがギャンブラーとしてのセンスの無さなんだろうと思う。結局は幸の出方次第で変わってくるところだったわけだしね。まあ仮にスローになってやれたかどうかというのはまだ何とも言えないけど、少なくともこの展開では最も破壊力がある馬ではあった。平均ペースで淀みなく、かつレース全体の仕掛けが早かった。前掛かりになるとこの馬の基礎スピードの幅とそこからのポテンシャル勝負という土俵ならこの馬になっちゃう。それと、嵌っただけじゃないんだよなあ。この馬、このレースの中でぶっちぎりで後半5F速いと思う。これだけ長くポテンシャルを披露してくるとなると、本当にダート版のゴールドシップと言っちゃってもいいような気がする。相当に成長していることも間違いないから、今なら適性外の競馬でもやれちゃうかもしれないね。来年はこの馬が中心となりそうな予感。世代交代を感じさせる競馬だったかな。帝王賞の展開ならもっとやれたと思うし、タルマエが強かったのも確かでこれを後半のポテンシャル勝負で突き抜けたってのは本当に意味がある。今回も前がやりあったのは影響があったとは思うが、それでもこの路線で名実ともに最上位とみるべきだろうね。


 2着ホッコータルマエは13番枠から抜群の好スタートは安定、コパノを行かせての番手は想定通りでコントロールしながらコパノに並びかけてプレッシャーをかける。向こう正面でペースをコントロールさせずに突く形でペースを平均的にしつつ向こう正面の段階で最速を刻ませてスピードに乗った状態で3角に入る。3角では減速していくラップで番手外で楽にコパノを追走、手応えでも勝って直線で先頭に立つ。しかしそこから一頭鬼脚を見せるサウンドトゥルーが強襲、100mで変わって2着に屈した。まあ意識的にどっちに振れるかなとみていたんだけど、コパノを潰しに行く方を選択したかという感じ。まあ後ろの馬を意識するのは難しいタイプだと思うし、豊を潰しに行くという意識で見るべきだったかなあ。芝路線は相変わらずドスロー症候群なのにダートでは今年はずっと早い流れが続いている感覚。まあタルマエ的にはJBCの二の轍は踏めないわけで、コーナーまでにしっかりと脚を使って早い仕掛けで3角では減速という形に上手く持って行けた。これに関しては対コパノとしては最も効果的だったと思うし、しっかりと潰せたので戦略としては良かったと思う。もちろんここまでポテンシャル戦になるとサウンドトゥルーは相当手ごわい馬…。ここはタルマエに賭けたという乗り方だったかな。個人的にはコパノ本命なので残念ではあるけど、タルマエという馬を考えてギャンブルをしてコパノに先着できたのだからひとまずは良かったんじゃないかなと。しかしこれでポテンシャル戦ではサウンドに完敗してきているわけで、大井の2000だとちょっと苦しいかもしれんなあ。コパノを楽に行かせればコーナーで動かれるし、早めに仕掛ければサウンドのバテ差しを助長してしまう。難しい立場になった。少なくとももう絶対王者では無くなったかな。暫定的にも2位にしておきたい。


 3着ワンダーアキュートは4番枠からまずまずのスタートから積極的に出していって2列目のポケットを確保する。道中もコパノの直後の2列目ポケットで積極的に追走して3角に入っていく。3~4角では2列目のポケットから追い出しながら追走しつつ直線でタルマエの後ろから外に出す。序盤でジリジリとは伸びるがサウンドトゥルーの脚には明らかに見劣る。それでも最後までジリッと伸び続けて離れた3着を確保、9歳馬の存在感を見せた。まず何よりも頭が下がる。もう3日後には10歳にもなるというこの馬がいまだGIの舞台で3着に入ってくるんだからなあ。もちろん驚きはないけど、それもまた凄い。まだまだダートのこの路線で馬券に絡める。チャンピオンズCとかでも噛み合えば或いはというところはあったしね。まあ今回に限ればやっぱり和田が積極的に2列目を獲れたことも大きい感じはするけどね。平均ペースである程度基礎スピードが問われると2000ではちょっと辛いしロンスパだからねえ…上位相手に離されたのは仕方ない。まだまだ展開や騎乗、メンバーが噛み合えば十分チャンスはあると思う。


 4着コパノリッキーは11番枠から今回は出負けせずしっかりとスタート、ハナを取り切って先頭に立つ。道中タルマエが競ってきたというのもあるがペースをコントロールしきれずに向こう正面で最速ラップを踏んで3角に向かってしまう。3~4角でどうしても減速してしまうし、4角で楽にタルマエが並びかけてきて直線入りでの再加速をする余力がなく突き放されてしまう。L1ではもう3着を確保する余力も残っておらず伸びあぐねて4着と苦杯を舐めた。う~ん、まあ逃げ馬の宿命なんだよなあ。タルマエを行かせてハナを切らないという奇策も面白かったかもしれんけどね。逃げるのであればやはりペースをコントロールしたかったかな。超高速馬場ならスピードで押し切っちゃえるけど、良馬場でそこまで速い時計が出たわけでもないのでその点を考えると平均ペースで仕掛けも早いとなるとちょっと厳しかった感じ。それにJBCでは上手くスローにコントロールしてコーナーで上手く加速して他を出し抜いた形にはなったわけで、その点や3走目で本調子のタルマエが上げてきた、こちらも追い切りは良かったと思うがやっぱり4戦目という点もあったのかなという感じはある。まあやっぱりコパノの逃げは王者の逃げではないんだよなあ。スマートファルコンの様にスピードだけで押し切れるわけじゃないし、スタートが上手く絶対的にレースをスッと支配できちゃうタイプでもない。まあ上手く噛み合えばJBCみたいに強烈なパフォーマンスができるし、ギアの上げ下げは抜群に上手いのでフェブラリーSみたいに緩めて加速とかそういうのは上手いけど、こういう力勝負になってしまうと苦しい感じはするね。これはちょっと失敗だったかもしれないなあ。幸もやっぱり前にいる馬を潰しにかかるしね。


 5着ナムラビクターは出遅れて最後方からのスタート、盛り返しつつ無理をせずに後方でサウンドトゥルーの後ろから進めていく。向う正面でもサウンドを意識しながらその後ろで手を動かして3角。3~4角でも外から追走しながら中団で直線。序盤でそこからジリッと伸びるがサウンドトゥルーと比較するレベルではない。L1でも伸びそうで伸び切れずの5着完敗。まあ結果はともかくとして、出遅れは痛すぎたし流れた状況でサウンドより後ろの段階でもう苦しかったとは思うね。展開的にも厳しかったし、騎乗面でもまあ出遅れだから仕方ないにせよ恵まれなかった。L1甘くなるのはいつものことなのでやっぱり余力を持ってコーナーに入れていたらなあという感覚かな。力的にもちょっと見劣ったなというのもある。やっぱどこかで緩まないと辛いな、一頭目立つ出遅れだったし。相性的に見ても小牧に戻らないかなあ…


 6着ハッピースプリントは6番枠からまずまずのスタート、積極策で2列目とサミットストーンより前に行く積極策。道中は終始タルマエをマークしながら勝負に行って3角。3角ではタルマエの外から行こうとしたが行けずに置かれて下げ、鞭が入って4角でもワンダーアキュートと併走も置かれつつ直線。序盤でもう脚色がないままジリジリ下がって6着と完敗だった。う~ん…今の段階で勝負に行ってというのはまだ辛かったというところかなあ。割と良い展開になったと思うしこれならとも思ったんだけど3角で動けなかった。減速していく流れだったわけだしこの平均ペースを追走してこれだけ早い段階で甘くなってしまったのはちょっとショックかな。まあ、ただフリオーソクラスを求めるのはいずれにせよまだまだ酷ではあると思う。まだ現時点では上手く立ち回って食い込むまでかな。


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東京大賞典 2015 予想:本命11コパノリッキー

ワールド:中山金杯490-160


大井10R 東京大賞典(GI) ダ2000m 良、やや高速ダート想定
展開予想】 
 今年の大井は一年通して例年よりちょっと重いかなと感じていたんだが、前日の時計を見ると1600mでC1でも42秒、まあ勝ち馬がぶっちぎりの人気だったが2着でも42秒台に入っているわけで、結構速い時計が出ているんじゃないかなと。まあ中央開催と違ってちゃんとは見られないので精度に関しては自信はないけどひとまずはある程度の時計は出る。イメージ的には平均で62-61.5ぐらいの馬場想定はしておいていいかなと。


 展開だが枠順的にもこれは割とすぐに決まりそう。ただコパノリッキーは出が悪く、タルマエはゲートが抜群に速いので、タルマエがコパノを行かせてから目標にする形になるかなと。タルマエがハナのケースも考えたのは考えたんだが、コパノは番手でも外からならやれる馬なのでこの枠で自分だけリスクを背負う必要はないし恐らく行かせる形から突いていく。コパノはとりあえず行ききれればまずはオーバーペースにならない限りは別にペースは自由だし、仮にタルマエがゴリゴリにつついてくるなら無理に付き合わずに番手でも良いというのは同じ。その点でもレースメイクの主導権はコパノ側だろう。レースとしては恐らく馬場もそこまで重くない、チャンピオンズカップの意識的にもタルマエもそこまでは突きにくいし何よりコパノは被されなければ番手でも良い。その辺を総合的に考えるとペースは落ち着く、63秒まではいかないとみるが、それでも前半の入りが36.5~37ぐらい、そこからコーナーで13入りつつとなるだろう。63-61ぐらいのイメージでスローを想定しておく。


予想
◎11コパノリッキー
〇13ホッコータルマエ
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△04ワンダーアキュート
△05サウンドトゥルー
×07サミットストーン08ケイアイレオーネ
3連複◎軸〇▲△BOX
3連単F◎〇▲→◎〇▲△→◎〇▲△×


◎コパノリッキーはこの枠の並びになった時にまず重い印はとは思っていたし、前日の馬場を見る限り少なくとも重い感じはないのでこの馬の良さが引き出しやすいかなと。地味に2000ではハイペースでもやれる可能性がある馬で、基礎スピード戦はまだ未知数。超高速盛岡の2000で厳しい流れを造りながらもう一足で押し切っている感じなので、2000でも下手に抑えて2F戦ぐらいならぶっとばしてもいいかもしれない。まあそれはともかく、やはりJBCに尽きる。確かにタルマエが休み明けはあったんだが、コーナーで12.7 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 11.8 - 13.1ときっちり加速できていたというのは流石で、これは大井ではなかなかやろうと思ってもできない。もちろんタルマエが向こう正面で動いてくる可能性はあるのでその辺りも含めてどう戦うかというのはあるが、それでも全体のペースも含めて主導権はこちらにある。とにかく2F戦にしてしまうと辛いのでコーナーでしっかりと動いていく意識は欲しいしこれは逃げ、番手に関わらずというところ。意外と長く脚を使えたので3~4角で緩めての直線勝負とは逆に持ち込めればと。帝王賞にはこの馬は出ていないわけで、2000のスピード勝負では超高速とはいえJBCクラシックでドバイ帰りとはいえタルマエを撃破している。CWの追い切りも時計、ラップ、外目を通して3Fで速いという点で見てもかなり評価できるし良い動きだったんじゃないかなと。色々考えればこの馬からになるかな。


〇ホッコータルマエは少なくとも前走のパフォーマンスは評価したいし上げてきていると思う。コパノリッキーと違ってこちらはJBCはステップで使ってきてチャンピオンズカップ・東京大賞典が目標。追い切りを見ても坂路で13-12と加速ラップを一杯でとはいえ踏んできた。基本的には2F戦向きの馬ではあり、コパノが動いたときに外からついていく形だとラストは甘くなるかもという感覚はある。ただそれでもJBCクラシックは明らかに休み明けのたたき台だったわけだし、そのうえでL2-1が11.8-13.1と突き抜けたコパノリッキーですらかなり落としているからこそサウンドトゥルーもバテ差せたという形。不良の割には時計が出ていなかったという馬場もあったので、L1が落ち込んだのと休み明けであの差なら今度はサウンドには負けられないなという感じ。チャンピオンズカップで1800のスピード勝負という中で外から勝ちに行くというかなり厳しい流れの中での差のない5着はサウンドに決して見劣らないし完璧に嵌ったノンコノユメと比べてもこちらの方が上だとは思う。パフォーマンスは問題ないので状態面の不安はない。後は外枠でコパノを意識しつつ勝ち切るイメージを作れるかどうか。正直難しいバランスが問われるがいずれにせよJBCよりはL1での踏ん張りはマシになってくると思うし、ペースを引き上げても遅くても問題ない。スロー気味からL2でギアチェンジを問われる競馬が理想で、武豊がコントロールしすぎてL2で一気に加速する競馬になった時はこちらに優位性が出てくる。ペースが上がった場合は正直コパノ、サウンド含めてどう転ぶかはちょっと読みにくい。ハイペースだとサウンズはかなり上がってくると思うので、この2頭でペースを上手く作れるかかな。


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まあこの馬を単穴に推した段階でペース想定はスロー、というところなんだが。この馬はまあ確かに枠的には不安があるし、鞍上も個人的にはチャンピオンズカップで結果を出した彼の方が良いと思うんだが…何せギャンブルを打てる騎手ではないからなあ。ただずっとこの馬には大井の2000に出てきてほしいなと思っていて、阪神のスペシャリストなんだが、中山なんかでも外から動けている馬なので、大井の2000でも動いていくだけのコーナリングは持っているんじゃないかなと。2000に延びるのはプラスで、前走は48-50.2とこの距離でこのペースでは如何ともしがたい。スローでトップスピードに乗せるまでにスッと動けていくのが魅力で、シリウスSでクリノスターオーに負けた時も4角から直線入りまでの手応えは抜群。コーナーで動いていくイメージの馬なので、その点も含めて大井でコパノが動いてタルマエが苦しむ中で上手くコースを取って加速してこれれば怖い。その点でもこの馬かなと。最序盤のポジショニングでとにかく悪くとも3列目を確保してほしいし、できれば2列目が欲しい。幸い中央馬は外2頭が速い馬、ワンダーは出脚は速くない、サウンドはスタート下手、グランドは後ろから。厄介な先行勢はサミットストーンぐらいでこれも外目。内からしっかりと主張していい位置を確保できればかなり確率は上がってくるとみる。いずれにせよスロー想定での穴なので、ペースが上がってしまうとちょっと不安はある。


△ワンダーアキュートはスローならもともとタルマエ・アワーズとの3強時代からタルマエの次点を守り続けてきた馬で、実際昨年の帝王賞でもしっかりとコパノを撃破している。2000だと昔はスマートファルコンに喰らいついてやれていたが今はハイペースで崩れた帝王賞からもちょっと怪しくなっている。本質的には1800があっていると思うし、前走のチャンピオンズカップも内枠ながら結局外を回す形で最後までジリッと伸びて来ていた。サウンズより前を獲れる、サウンズよりスロー適性が高い。その点を評価しての連下。


△サウンドトゥルーはJBCの内容がなければ多分買わなかったがこのJBCの内容はそれなりに評価が必要。大井の2000、62.7-61.7のスローから12.7 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 11.8 - 13.1とコーナーで加速していく流れに対応して外からしっかりと押し上げつつ直線入りではジリっぽくともL1の減速でグンと来た。まあタルマエ比較だと今回は逆転される可能性の方が高いとみているが、それでもスローロンスパの形の中でしっかりとついてこれたし、ハイペース消耗戦だけの馬ではないというところを見せたのは良い。現時点でスローだと優先順位はこの程度になるかな。ハイペースになってくるとコパノも軽い馬場ならJBCで強い競馬、タルマエも2000で強さを見せてきているのでこれらを捕えられるかはともかくだが一気にパフォーマンスは上がってくる。ハイ想定なら重い印を打ちたい一頭ではあるというところ。


×サミットストーンは恐らく2列目外を一番楽に確保できる馬という点でハッピースプリントよりこちらを上位に取った。昨年の東京大賞典でも今年の川崎記念でもそうだが、意外と直線で加速する余力があるときの方が結果が出ていて、低レベルな相手だと基礎スピードが問われた方が良さそうなんだがこの傾向からも最上位相手に馬券に絡むという視点で見るなら最序盤はスローの方がいいと思う。実際日本テレビ盃では超ハイのスピード勝負でなし崩し的に脚を使わされてしまった。JBCクラシックは3角までは良かったが3角でペースが上がる前に前を向けないところに入って窮屈になって加速に置かれてしまった。前を向いてタルマエの直後を取るような意識で競馬ができていたらというところ。馬券的にもスローならこちらに妙味を感じる。


×ケイアイレオーネは中央時代からかなり面白い馬だなとは思っていたんだが、実際シリウスSで勝った時も中弛みからの12.9 - 12.5 - 12.0 - 12.2 - 12.6と加速していく流れの中で後方外目から直線でグンと伸びて突き抜けてという内容。阪神2000での強敵ナイスミーチューやハートビートソングを楽に撃破していたし、ステイヤー色が強い感じだった。地方転入、復帰してからマイルという距離を使ってきたが、個人的には2000は良いと思っている。それにレパードSでも12.6 - 12.3 - 12.5 - 12.2 - 12.3とコーナーでそこまで緩んでいない中で外からしっかり追走して先頭列にまで押し上げていて、左回りではあるがコーナリングはかなり上手い印象。大井も新潟もコーナーがきついので、その点も含めてちょっと怖さはある。マイルからの2000、全盛期に大井2000で見たかった馬なのは確かだが、大井の馬でもこちらを馬券的には狙いたいかな。


消からハッピースプリントはマイル戦線で高いパフォーマンス、結果を出せた帝王賞がハイペース。基本的に厳しい流れで強い相手に戦えている印象で、例えばJBCクラシックや昨年の東京大賞典でも加速していく流れではポジション差や動き出しの差を含めてちょっと置かれてしまう感覚。スローである程度ポジションを取れればチャンスはあるし、今の宮崎とのコンビだとちょっと怖さはあるんだがそれでも人気先行は人気先行。スローよりは厳しい流れの方がポテンシャルで食い込むチャンスはあるし、スローで動き出しを要求されるなら前に良そうなサミットストーン、もちろん内から動けそうな▲馬といったところに食指が動くかな。



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中山4日目6R
◎ファンドレイザー
○ストロングバローズ
△パーソナルマキ(9番人気)
馬連1点目:800円的中
3連複:8140円的中
3連単:1万7680円的中

阪神3日目9R姫路特別
◎アドマイヤシャイ
○ティンバレス(5番人気)
△スリーアロー
馬連1点目:1320円的中
3連複:4670円的中
3連単:1万7210円的中

第51回 金鯱賞(G2)
◎ミトラ(5番人気)
○ディサイファ
△サトノノブレス
馬連1点目:1440円的中
3連複:3310円的中
3連単:2万2160円的中

[中京プラチナム会員情報]
中京1日目8R
◎エバーシャルマン
△ゼウスバローズ
△レジメンタル(8番人気)
馬連大本線:1810円的中
3連複:9170円的中
3連単:2万9020円的中

[超プレミアム勝負レース]
東京9日目9Rオリエンタル賞
◎1着レアリスタ
○1着ポトマックリバー
△コスモグレースフル(9番人気)
馬連1点目:1160円的中
3連複:9890円的中
3連単:2万3650円的中
3連単:1万4110円的中

東京5日目8R
◎バンゴール
△コティニャック(8番人気)
△ラブユアマン(6番人気)
馬連大本線:3390円的中
3連複:1万1370円的中
3連単:5万0900円的中

予告のAランク勝負レース!
第40回 エリザベス女王杯(G1)
◎マリアライト(6番人気)
○ヌーヴォレコルト
△タッチングスピーチ
馬連1点目:1860円的中
3連複:3770円的中
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ワールド:中山金杯300-250


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東京大賞典 2015 出走予定馬:ハッピースプリント、中央勢圧倒のこのレース、地元の意地を見せられるか?

ホースメン会議:金杯468_60


2015 12/29(火) 東京大賞典(GI) 大井2000m
出走予定馬一覧
東京大賞典2015の出走予定馬一覧


東京大賞典2015出走予定馬の中から注目馬は?】
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 チャンピオンズカップが波乱に終わり、中央ダート中距離路線が混とんとしている中で、大井の雄ハッピースプリントが前哨戦の浦和記念を完勝してここに出走予定。3歳時はまだ歯が立たなかったが徐々に力をつけてきて今年はかしわ記念の3着、帝王賞3着、そしてJpnIIの浦和記念で中央勢を完封。フリオーソも届かなかったタイトル、大井が誇るアジュディミツオー以来実に10年勝利から遠ざかっている。その壁の向こう側を見るために、今は壁を全力でよじ登れ。


 流石にまだ最上位勢との壁は小さくないと思うが、徐々にこちらの力がついてきて徐々に最上位が下がってきている感はある。もうちょっとで手が届く範囲かな。もちろんまだ色々と噛み合わないとというところだが、ワンダーアキュートやナムラビクター、サウンドトゥルー辺りにどこまでやれるかという点は見ておきたい。


 まずは帝王賞を見ておきたいかな。4走前になるが大井の2000m戦、59.9-62.8と3秒近い超ハイの中で12.0 - 12.1 - 12.8 - 12.5 - 13.4というラップ推移が示す通りL2での加速はあるが速いラップは踏んでいない。消耗気味の流れの中で9番枠から五分に出て窮屈になったが何とか捌いて好位につけていく。道中クリソライトが突いていってかなり流れた中で離れた2列目にいたタルマエから更に少し離れた位置で進めながら3角。3~4角で3頭分外から押し上げながら直線で伸びて3番手に単独で上がってくる。L1ではそこから伸び切れはしなかったがそれでも離されずにじわっと喰らいついて3着を確保した。前半かなり流れたが無理をしない程度に追走し後半のポテンシャル勝負にかけてしっかりと3~4角で動いていけたと。現時点ではこのペースを前で勝ちに行ったタルマエには明らかに見劣ったし、ハイペースの消耗戦に強いクリソライトを詰めきれなかったことを考えるとまだ壁は小さくないが、それでも4着以下を完封して単独の3着は評価していい。基礎スピード面が問われて良さが出ている感はある。


 もともとマイルでも結構やれていて、特にかしわ記念は3着だったが4角のスパイラルカーブを上手く立ち回れていたらというところはあった。船橋のダ1600m戦でペースバランスは48.2-49.2と1秒程度のややハイ、12.6 - 12.0 - 11.8 - 11.8 - 13.6のラップ推移で船橋らしく向こう正面でペースアップ、3角が緩いのでここでもう一段階速いラップ、トップスピードに近いところから急な4角での立ち回りがある程度問われる競馬。6番枠から五分には出たが二の足がもっさりで鞭が2発入って先行策という形。2角過ぎても手が動いていてやや追走に苦労しながら徐々に加速していく。3角では良い手ごたえで2番手に上がったんだが4角の急カーブで大きく膨れてしまう。一旦は先頭に立っていたんだがそこから甘くなってワンダーに間隙を突かれる。それでもL1はまた喰らいついての3着、それだけにコーナーで膨れたというのは非常に痛かったなと。ただ、ワンダーアキュートはこういう展開でのポテンシャルは高い馬で基礎スピード的にもマイルでは強敵。ベストウォーリアはタフな馬場のマイルは正直ベストではないと思うが、それでもこれらを相手に互角以上の見せ場を3角で見せていた。ここは結構侮れないし、この馬自身もマイルでこれができたというのは大きい。


 そして前走の浦和記念を振り返っておく。浦和の2000m戦で良馬場、ペースバランスは61.5-64.4と3秒近い超ハイということになる。浦和の2000は1周半コースなんだが前半がやや速く、12.6 - 13.4 - 12.8 - 12.9 - 12.7と極端ではないがちょっと淀みがあって後半3Fは12秒後半でまとめてきているしL1は加速ラップ。5番枠から五分には出てそこから結構押しての先行策、2列目で進める。そこからは逃げ馬が単騎に持ち込む形になった中で離れた3番手という位置取りで2周目に入っていく。減速ラップの地点で逃げ馬が下がっていく中、サミットストーンが先に動いてこれを3~4角で番手の外で追走しながら並びかけて直線。そのままサミットを捻じ伏せると最後まで後続を寄せ付けずに圧倒した。ポテンシャル戦とみて良いが、このラップ推移でL1まで落とさずに中央勢を寄せ付けずの完勝だったのはやはりこれまでの内容からも一枚上げてきた感はある。まあ中央勢もタフなダートではイマイチな超高速巧者のソリタリーキングや重賞では一枚足りないオープン大将のドコフクカゼが相手ではあったので額面通りとは言えないにせよ、交流GIで見せている通りの力を見せて完勝できたのは立派だろう。ポテンシャルに関してはやはり上位を争うだけのものはある。


 ひとまずだが、かしわ記念でワンダーアキュートよりも先に速いラップ地点で動けていたというのは印象的だし、帝王賞にしてもコーナーで動く脚を見せていた。もちろん帝王賞は後半は減速していたというのもあるんだが、少なくともコーナーでの機動力は高いレベルにある。JBCクラシックではコーナーで加速していく流れで突いていくのに苦労してL1で甘くなってしまったのはあるが、それでもタルマエとの差という観点で見るとそれほど悪くはない。個人的にはペースが上がった方がいいタイプだとは思っていて、スタートからはもっさりだがそれでもハイペース適性を見せていることと、やはり本質的にはポテンシャル戦の方が良さそうというのもある。昨年の東京大賞典がタルマエ、コパノ、サミットストーンの4着。今年は先行策に徹してきているし、今年のメンバー構成ならタルマエやコパノが行く中で内から主張しながら2列目を確保するのはそんなに難しくないかもしれない。行き脚が若干遅いのでサミットストーンが隣にいるのは厄介だが、しっかりと先行しきって外2頭を行かせ、勝タルマエがある程度ペースを引き上げてくれればその流れに沿って向こう正面で上手くタルマエの直後を取れれば結構面白いかもというところ。L2で明確に加速されるような展開になるとトップスピードの質では辛い感じなので、基礎スピードの幅を活かせる展開、そして積極的にポジションを取っていける競馬が噛み合えば面白い。ただ、今のこの馬のパフォーマンスはサウンドトゥルーの好走時と被る感じはあるので、そういう展開になった時に上位2頭との戦いにサウンドを加えて圏内を確保しきれるかどうかだろう。タルマエはペースが上がっても強さを見せてきたし、サウンドはかなり高いパフォーマンスを見せているので現時点ではそうなったとしても3番手までの評価が妥当かなと感じている。全てが噛み合えば際どいところまでチャンスはあると思うが、単純な力関係ではまだもうちょっと壁はある。吉原から再び宮崎に替わってからは馬の適性と乗り方がマッチしてきた感じだし、この成長度で年末にそれを一気に崩せるかには注目したい。


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東京大賞典 2015 出走予定馬:ワンダーアキュート、歴戦の猛者も今回は強敵揃い、大井2000で強さを見せられるか?

七騎の会:金杯490_160


2015 12/29(火) 東京大賞典(GI) 大井2000m
出走予定馬一覧
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 3歳時から活躍し、自身が絶対王者になることは出来なかったがその当時の数々の王者と死闘を繰り広げてきた…まさに愛すべきNo.2ワンダーアキュートが9歳にして悲願の東京大賞典制覇を目論む。色々なダート界の名シーンに脇役として花を添えていた同馬、スマートファルコンに牙を剥いたのもこの舞台だ。トランセンド、スマートファルコン、エスポ、ローマン、ニホンピロ、タルマエ、そしてコパノリッキー。王者の台頭を一番間近で見てきた老兵が意地を見せる快走を年末に見せることができるかに注目だ。


 兄のワンダースピードもなかなか息が長かった印象だが、この馬の場合3歳時から常に安定して走り続けていることもあって、実働7年はまさに頭の下がる思い。その間数々のダートの猛者を相手に戦い、いまだ第一線でやれている。JpnI3勝とその印象からは明らかに少なすぎるタイトル、ここも頑張ってもらいたいが現実的に勝ち負けとなるとタルマエ・コパノリッキーは大きく立ちはだかる存在と言える。


 とはいえコパノリッキーに関しては昨年帝王賞で撃破している。大井ダ2000m戦で重馬場、62.3-61.2とややスローの流れだが12.7 - 12.5 - 12.4 - 11.5 - 12.1と仕掛けどころが遅くL2の直線前半が最速で2F戦とみて良い。10番枠から好発、ハナを意識するようなぐらいの感じで出していきつつニホンピロ、コパノにプレッシャーをかけて2列目の外で進める。向う正面では特に動き無く、コパノが前に行ってニホンピロが番手に変わった中で3角で外から動いていく。4角でもこの2頭に並びかけて直線を向くと序盤でニホンピロを沈めてコパノとの一騎打ち。L1でしっかりと抜け出しての完勝だった。コパノとの比較という観点で見ると基礎スピードを要求されない2F戦ではコパノより上だったかなという感じはある。ただ一方でこの競馬ではタルマエにあと一歩及ばない競馬をずっと続けてきていて、タルマエ比較だと1800である程度スピードを問われた方が良い傾向だった。それは過去のJCD時代の内容からもそうで、この馬は1800だと基礎スピードの幅でタルマエより有利、平均ペースでそこからポテンシャル戦、TS持続戦ともに高いレベルで戦えていた。トータルで見た時に個人的には2000mよりは1800の方がいいかなという感覚はある。


 今年の帝王賞はタルマエらに完敗を喫する形となった。大井のダ2000mで59.9-62.8というペースバランスが示す通り、3秒近い超ハイの流れで12.1 - 12.0 - 12.1 - 12.8 - 12.5 - 13.4のラップ推移、L2で再加速はしているが後半は遅いラップを踏んでいる。6番枠から五分のスタート、ある程度出していくがそれでも好位まで。道中速いペースの中で内のスペースを立ち回って押し上げつつ3角。3角では内を選択してかなり激しく手が動く。4角では3列目の真ん中で踏ん張って直線を向くが手応えはなくジリジリ下がってハッピースプリントに置かれて4番手集団、そこからはジリッと下がっての8着完敗だった。スマートファルコンを追い詰めた時がハイペースについていった形だったのでもうちょっとやれるかと期待していたんだが、今のこの馬にとっては2000のハイペースはちょっと厳しかったか、もしくは良馬場で比較的時計が出にくくなってきた今の大井の2000がしんどかったか。いずれにせよ完敗だった。


 前走のチャンピオンズカップでは密かにチャンスかなと思っていたがなかなかうまく噛み合い切らなかった。距離短縮で昨年の印象からペースをある程度引き上げてくる可能性が高いとみていたが、48.0-50.2とかなりのハイになった。12.2 - 12.3 - 12.5 - 12.5 - 12.9というラップ推移で完全な前掲ラップ、基礎スピードを問われてのポテンシャル戦の中で3番枠からまずまずのスタート、押していきつつも結局下げて中団ぐらいという形になる。外から内に切り込んでくる各馬が中心となったので想像以上に下げる形になり、中団より後ろで進めて3角。3角では外に持ち出し4角でナムラビクターの直後を突いて後半で直線。序盤でそこから外からジリジリと伸びて来てL1での伸びはなかなか、最後はサウンドトゥルーに差し込まれるがそれでもジリッとは伸びて前との差はジリッとでも詰めながら6着に入り込んだ。内容的にはひとまずこの展開ではナムラビクターより上だったし、もうちょっと序盤でいい位置に入れていればというところだったが枠的に強気に取り切れなかったのもサンビスタ辺りと比較して苦しかったかなと。


 かしわ記念の感じからもマイル~1800で基礎スピードを要求された方がいいのは確かだと思うし、2000でも昔ならローマンにぶつけられて甘くなったものの途中までは勝つか?という脚色だった東京大賞典、スマートファルコンに食い下がった東京大賞典はともに厳しい流れだった。ただ今年の帝王賞ではハイペースで苦しんでいるし、近年でも昨年の帝王賞は2F戦で完勝したとはいえ、タルマエ比較だと大井の2000では確実に苦戦している。確かに今はタルマエも少々パフォーマンスを落としているがそれでもチャンピオンズカップはこちらの土俵で上手く噛み合わなかったとはいえ勝ちに行ったタルマエも差せなかったわけなので、ひとまずはどの展開でも今はタルマエより上位に取るということは難しいかなという感じ。仮に一貫ペースになってしまうと2000ならタルマエはもとよりサウンドトゥルーも手ごわい。後半の2F勝負で上手くタルマエをマーク出来れば2着争いでは優位に立てるかもしれないが今回は2000の猛者ナムラビクターという強敵も出てくるので、まあ現時点では枠も含めて強くは狙えないかなという感覚。


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2015年12月28日月曜日

東京大賞典 2015 出走予定馬:ナムラビクター、2000は歓迎…内枠でしっかりとポジションを取れるか?

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2015 12/29(火) 東京大賞典(GI) 大井2000m
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 これまでダートの中長距離路線を引っ張て来た実力馬ナムラビクターだが、意外にも地方交流重賞への参戦はこの東京大賞典が初めてとなる。2000mでも阪神2000の適性は非常に高い馬だが、今回は大井の2000m戦になるのでその辺りがどうかはポイントとなりそうだ。タルマエが絶対王者として君臨してきた大井の2000、そこに阪神2000のスペシャリストがどこまで戦えるかに注目だ。


 正直、この1枠1番というのは歓迎しにくいなあと。ただ、昨年のチャンピオンズCでもそうだが内内で以外と立ち回って行ける馬なので、そこを上手く立ち回って3~4角で動く競馬に持ち込めれば面白い。


 まずは昨年のチャンピオンズカップから振り返っておこう。中京ダ1800m戦でペースバランスは50.4-48.7とかなりのスロー、12.9 - 11.9 - 12.2 - 12.4 - 11.7 - 12.4のラップ推移でコーナーで緩んで直線で加速。右左や小^なーのきつさの違いはあるにせよこれだけ見れば大井に近い感じはある。4番枠からやや出負けしたが内枠で上手くリカバーしながら、ペースも遅かった中で好位列を確保する。上手く道中も立ち回って2列目の中目、ちょうどタルマエの直後を確保。3~4角でもペースが上がらない中でタルマエの直後を上手く取って出口で外に持ち出して2列目で直線。序盤で抜け出したタルマエ、ローマンを目標に流石に動けずにいたが、それでもL1で食い込んで最後はタルマエに喰らいついての2着確保。ここでも緩い流れで溜めながら上手く直線L1のバテ差しを決め込んだと。直線序盤では流石に加速ラップで動けなかったが、それでも緩んでの加速戦に対応したという点では大井への対応力は感じさせる競馬だったかなと。一方で本来1800はちょっと短く、2着まで食い込めた理由としては50.4と1800mのGIとしては非常に遅い流れの競馬になったのも大きい。


 実際今年のチャンピオンズカップは崩れている。中京ダ1800m戦はもちろん同じだが、ペースバランスが48.0-50.2となっているように昨年とは真逆のかなりのハイ。12.2 - 12.3 - 12.5 - 12.5 - 12.9と後半は明確に減速ラップとなっている。この流れの中で6番枠から出負けして後方、昨年と違って最序盤もペースが速く外の馬も内に切り込んできたのでリカバーできないまま後方での競馬となる。向う正面で外から勝負に行ってポジションを押し上げながら3角。外から捲って行ったタルマエに合わせながら大外をぶん回して直線となるがそこからの伸びはやはり苦しく最後まで伸びを見せられずなだれ込むだけに終わっての9着完敗だった。サウンドやタルマエには差の大きい内容になった。やはり前半からスピード勝負でペースを引き上げられて追走に苦労、3~4角でもあまり落ちていない中で外々を追走する羽目になったしこれだけスピード色の強い競馬になると厳しかった。今年の東海Sも同様に前掛かりの競馬でコパノリッキーに完敗を喫しているし、アンタレスSもそうだが1800m戦だと基本的にスピード不足に陥りやすい。


 逆に阪神2000m戦は高い適性を見せている。勝ち切れないことも多いが安定しているという点では後半勝負に特化しやすい競馬になるというのもある。ただ直近のシリウスSでは3着に敗れている。これが62.3-62.3と平均ペースではあるものの13.3 - 12.6 - 12.1 - 12.1 - 12.4 - 13.1と阪神2000らしい超中弛みからのロンスパ戦。これをミルコが大きくで遅れさせてかなり後方からの競馬、3~4角でアウォーディーが動いて直線で突き放す競馬の中で粘り込を計ったダノンリバティを捕えきれないものの後方からしぶとく伸びて際どく追い詰めたという内容だ。ここでもそうだが後半加速する展開の方がいいのは確かだろう。ベストバウトと言って良いベテルギウスSでドコフクカゼ以下をぶっちぎった時も中弛みからのロンスパ戦になっている。


 個人的には2000の方がいいのは確かだと思う。後はこの最内枠をどう処理するかだろう。基本的にスタートが上手い方ではないし、阪神2000と違ってダートスタートで1~2角でそこまで緩まない。まあ流石にある程度コントロールされる傾向ではあるが、最序盤のポジションが悪いとリカバーはそこそこ難しいので最内枠だと地方馬が前に入ってきたときに外に持ち出すまでにちょっと難しいところはあるなと。そこが厄介。秋山だし外に出してというより我慢して捌きに来る可能性も高いなあと。まあチャンピオンズC2着時にはタルマエを目標にしながら置かれず喰らいつけているしある程度対応はできると思うが、勝ち負けを考えるとタルマエの直後を最低限は喰らいついて進めたい。L1でのバテ差しで何とか捕えられればというところだが、タルマエとの間に他の馬を挟んで中団列からだと恐らく届く可能性はかなり低くなる。最序盤の立ち回りがカギだが、その点でこの枠は少々難儀だなと。あまり器用さのない馬だけに最序盤の内にタルマエを目標にできる位置が欲しかったと思うし、サウンドトゥルーほど突き抜けきれるポテンシャルがあるわけでもないので悩ましいところだなあと。信頼は置きにくい枠に入ってしまったが、上手くギャンブルを打って2,3列目を確保しきれるかどうか。幸い内には追込み馬が偏ったし、ワンダーアキュートは厄介だが上手く制してじわっと前目を狙いつつコパノやタルマエを行かせて進められればワンチャンスというところだろう。秋山を信じられるかどうかかな。



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東京大賞典 2015 出走予定馬:サウンドトゥルー、強烈なポテンシャルを引き出し切って悲願のGI制覇となるか

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2015 12/29(火) 東京大賞典(GI) 大井2000m
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 今年のダート中長距離路線で台頭してきた新星がサウンドトゥルーだ…船橋の日本テレビ盃ではコパノリッキーとクリソライトが競り合う激流の中に上手く紛れ込んで直線では漁夫の利を体現した。JBCクラシックでもホッコータルマエを差し込んでの2着、更にチャンピオンズカップでは再び激流の流れにしっかりとはまり込んで直線ではノンコノユメをも食うかというほどの強烈な末脚で3着を確保。ダート路線の新世紀を告げる使徒となるか、暮れの大井でその真贋を問う。


 まあ完全に嵌った部分もあるんだが、それでもJBCではスローロンスパ気味の競馬でも末脚を引き出せているし、完全な一貫ペース向きというわけでもない。今回は外のコパノ、タルマエの動き次第ではこの馬にもチャンスは出てくるが、できればもうちょっと外目の方が競馬はしやすかった。スタートが速い方ではないので最序盤のポジショニングは課題にはなる。


 まずはこの馬の台頭のきっかけとなった日本テレビ盃から振り返ろう。小回りでも川崎と違ってスパイラルカーブが導入されている船橋、コーナーで減速しにくいコース。なんだがこのレースに限って言えば最序盤からかなり厳しい流れになっている。ペースバランスは47.2-50.3と3秒以上の超ハイ、12.7 - 12.2 - 12.1 - 12.9 - 13.1というラップ推移で1~2角で若干は緩んだが向こう正面でロンスパに入っての大減速戦。7番枠で出負けして後方から。地方馬を含めても最後方列からの入りになった。そこから最低限はリカバーしながら後方馬群の内目で立ち回る。向こう正面では前のコパノリッキー、クリソライトがゴリゴリ競っていく中でかなり縦長でばらけた展開の中外に出して押し上げながら好位列で3角。緩い3角で前の2頭がゴリゴリ競って早仕掛け、この直後を上手く通してスパイラルの4角で上手く外に出して勢いを殺さずに直線でそのまま突き抜けぶっちぎった。ポテンシャルに関してはもともとジュライSでも非凡なものを見せていた馬なんだが、ハイペースのゴリゴリの中で脚を使わされずに最後まで突き抜けたというのはやはり相当なインパクト。もちろん完璧に嵌ったのは間違いないが、前がゴリゴリにやって追走しながら脚を出し切ってバテ差しという条件が噛み合えば最後までばてないという点では確かなレベルにあると思う。ダート版のゴールドシップといったところだろうか。


 これは前走のチャンピオンズカップでも同じようなメカニズムでの好走と言って良い。中京ダ1800m戦でペースバランスは48.0-50.2と日本テレビ盃ほどではないにせよかなりのハイ、ラップ推移的に見ても12.5 - 12.2 - 12.3 - 12.5 - 12.5 - 12.9と向こう正面でもそこまで落とせずに3角下りでペースが上がってそこからは減速戦のポテンシャル勝負。2番枠で、坂スタートは意外と上手く出た感じだが二の足がつかずに最後方までというのはまさしくダート版のゴールドシップ。そのまま下がり切ったが前がゴリゴリにやりあう形で後方で3角。3~4角では内を立ち回ったがノンコノユメが最内を突くのでスペースがなく外に出す作業を4角出口で行ってワンテンポ遅れる。直線では最後まで猛然と伸びてバテ差しを決め込んだが及ばずの3着までだった。このペースを追走そのものは問題なくこなし、そこから持ち味のポテンシャルで減速地点でばてずに食い込む。これがこの馬の持ち味だろうと。ただ1800m戦でこのレベルになると前も簡単には下がってこないし4角まで内を立ち回ってロスなく進めたがその分だけ直線での進路どりに苦労してワンテンポ遅れた。コーナーで完璧に立ち回ったノンコノユメとの比較なら個人的には恵まれ度合いから考えてもこちらの方が高いパフォーマンスだったとは思っている。少なくとも後半のポテンシャルに関して言えばダート中長距離路線では最強の可能性はあるということ。


 ただこの2走は完全な消耗戦、最序盤から各馬が飛ばしに飛ばすスピード勝負という側面もある。従って前半スローにコントロールされてからのロンスパの場合にどうか?ということも見ておく必要があり、これが2走前のJBCクラシックだ。大井ダ2000m戦で不良馬場だが高速ダートではまずなかった。ペースバランスは62.7-61.7と1秒程度のスロー、ラップ推移的には12.7 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 11.8 - 13.1と大きな淀みはなく全体にスローから向こう正面でも上がり切らずに3角。コパノリッキーがペースを引き上げてコーナーで加速する急コーナーの大井にしては珍しいコーナー加速でロンスパ気味の競馬。5番枠からここでは五分に出て、前もそんなに飛ばさないのでこれまでにない中団といういい位置からスタートする。向う正面でもさほどペースが上がらない中で上手く中団の外に進路を取ったがしかけずに中団の外で3角を迎える。3角で外から動こうとするのだがこのラップ推移が示す通り前が加速して出し抜いていく名彼の中で押し上げきれずに中団で直線となる。それでもL2の最速地点ではジリジリと3列目に喰らいつく程度だったがL1での13秒台の減速地点でやはりこの馬らしく急激に伸びて来てタルマエをバテ差し2着を確保した。大井は基本的には小回りだしコーナーで緩みやすいので外から前を向いていく馬の方が直線でスムーズに加速できることが多いんだが、このレースに限ればコパノリッキーがコーナーで加速ラップを踏んで、後続も加速してコーナーで徐々にトップスピードに乗せていくという競馬になった。いつもの3~4角地点でレースラップが緩む傾向の大井とは違ってここで外を回してL1まで伸び切ったというのは高く評価すべきだと感じている。


 前述で何度もダート版ゴールドシップと言っているけど、まあそこまで極端ではないとはいえ少なくともかなり不器用な方になる。最序盤はゲートも安定しないし二の足も遅いのでポジショニングに関しては正直JBCクラシックの位置でも出来すぎなぐらいだと思うので、この辺りはあまり期待しない方がいいかもしれない。ただ動き出してからの後半の要素はある程度スローでもしっかりと出し切ってL1バテ差しが利きやすい展開なら突っ込んでくれると思う。もちろん2000m戦とはいえこれまでの内容からもハイペースで上がり切ってのポテンシャル戦の方がいいのは間違いないかなと。今回はタルマエとコパノが最初からお互いを意識しやすい枠の並びになったので、その点も含めてタルマエが意識的にペースを引き上げてくる可能性もなくはない。これまでもそういった前の意識を上手く利用してバテ差しを決め込んできた馬だけに、今回の枠の並びを見た時にまず最初に感じたタルマエ・コパノの先行争いがどうなるか、そしてそこからサウンドトゥルーの展開になるかどうか、というところまで考えてしまうぐらい条件的には揃いそうな感じはある。もちろん今回は武豊、幸英明ともにサウンドトゥルーを全く無視するということはできまい。少なくともタルマエはサウンドにここ2走とも先着を許している以上、後ろに意識を置く可能性もある。今回は有馬記念も面白かったがかなり展開的にも予想が難しいレースになると思う。バテ差しの破壊力はピカイチのこの馬が強烈な末脚を大井の小回りコースで発揮しきれるか。当日の馬場も含めてしっかりと見極めたいところ。枠も半端なので最序盤も含めて大野の腕が問われる一戦と言っていいだろう。人馬ともにここを勝ってインパクトを残したい。



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2つ目は12月からの連続開催による馬場状態を把握する事。例年の傾向だけを見ても馬場状態が異なり、参考になりにくい部分があるため、有馬記念週と当日のレースを見てシッカリと傾向を掴む必要がある。3つ目は関西馬の取捨のジャッジ。2015年ラブリーデイ、2014年オーシャンブルーと、関西馬が連勝しているように結果を出す馬と、ラブイズブーシェ(3番人気14着)、ユニバーサルバンク(2番人気11着)と、人気を背負いながら大敗する馬が分かれるため、好走する関西馬を見つける事がポイントとなる。

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東京大賞典 2015 出走予定馬:コパノリッキーと武豊、大井のコーナーで一気に動いて出し抜き再現なるか

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2015 12/29(火) 東京大賞典(GI) 大井2000m
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 有馬記念に参戦できなかった武豊だが、年末最後のGI東京大賞典には相棒のコパノリッキーとともに出走予定。チャンピオンズカップでは猛烈に絡まれて自分のリズムを保てずに最後に甘くなってしまった。しかし、今回は大井の2000m戦でタルマエと決着をつける戦いとなる。昨年はタルマエとの戦いに屈した年末決戦、今年こそ勝って絶対王者に君臨だ。


 まあ枠を見たときにコパノリッキーにとってもタルマエにとっても理想的な並びというか。ただそのうえでペースをどういう形に持ち込んでいくのか。コパノとタルマエが内に切り込んでレースを作っていく形なので最序盤をゆったり進めるのはさほど難しくないと思う。タルマエがコパノを意識して突いてくるのかどうかにもよるし、武豊が逃げにもこだわらずにタルマエが行くならどうぞという意識もあるのかどうかと。いずれにせよこのレースの最大のポイントはタルマエ幸とコパノ武豊が後ろを意識するのかお互いを意識するのかで変わってきそうというところ。


 まずは昨年の東京大賞典を振り返っておこう。大井ダ2000mの舞台で重馬場、ペースバランスは61.7-61.3と平均ペースの範囲で、12.0 - 12.3 - 12.7 - 11.7 - 12.6のラップ推移からもわかるようにある程度ペースが速く、3~4角で緩んで直線で加速するという多いらしい再加速での2F戦という感じの競馬になった。7番枠から少し出負けした感じだが二の足でしっかりとハナを取り切ってレースを作っていく。道中も緩すぎず、速すぎず適度なペースを造りながら先頭で進めていく。3角でもまだ余力を持って仕掛けず、タルマエが外から並びかけてくる形で直線勝負に持ち込む。しかし直線ではタルマエに追い出されて楽に前に出られてしまう。そのままL1までジリッと下がってしまって最後はサミットストーンにも食い込まれての2着完敗だった。個々での内容としては平均ペースからコーナーで引き上げずに直線勝負という形に持ち込んだ結果タルマエの土俵である2F戦で勝負してしまったかなと。基礎スピードの幅自体は広い馬なので平均ペースに持ち込んだこと自体は良かったと思うんだが、実はその年の帝王賞でもワンダーアキュートにやられていて、これが2F戦でキレ負けという形。タルマエに一段階見劣るワンダーアキュートの2000での後半勝負に喰われていて、少なくとも2Fのトップスピード戦でこの距離では優位には立てていないという感じ。


 その東京大賞典は田辺が騎乗していたが、今年は武豊を鞍上に擁しJBCクラシックでタルマエにリベンジを果たした。このJBCは今年は大井の2000m、タルマエが休み明けで目標はチャンピオンシップという前提ではあったと思うがそれでも強かった。ペースバランスは62.7-61.7と基礎スピードの高さを敢えてコントロールして12.7 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 11.8 - 13.1と後半にコーナーで動いてくという早めの仕掛けでフォローするという競馬に持ち込んだ。15番枠と大外からまずまずのスタート、タルマエの外から行ききる形でじわっと内に切り込んでペースを早い段階で緩めにコントロールする。そのままずっとペースを引き上げずに3角に入る。驚いたのは3角で手が動いてじわっとタルマエらを引き離しに掛かり、そのまま直線で差を広げて追われても伸びる気配のないタルマエを突き放す一方。ぶっちぎった。ここで考えられるのは2F戦ではタルマエのトップスピード面に喰われるが、これをコーナーで分散させて仕掛けたことでタルマエをコーナーで置き去りにしつつかつここで脚を使わせることができたのが大きいかなと。前半をスローにコントロールしたことで後半にしっかりと長く脚を使ってきたし、そのうえでL2でも11.8と速いラップを踏んできた。文字通り王道競馬だったと言っていいと思う。ポテンシャルを持ちつつそこからの一足も引き出せる、極端なオーバーペースにならなければハイペースでも一足を引き出せる。そういう幅の広さを持った馬なんだなと。


 前走のチャンピオンズカップ、そして3走前の日本テレビ盃は崩れる条件と言って良いオーバーペースが要因だろう。チャンピオンズカップに関しては説明不要だと思うが、冬の中京1800で時計もそれなりに掛かる中、48-50.2とかなりのハイペースになったしこれでかなり突かれてしまった。坂スタートの中京1800でこのペースだと流石に厳しい。良いペースで番手から押し切った時計がかかる馬場の東海Sでも入りの800は48.9だったわけなので、これが基礎スピードの範疇ギリギリだとすればやはりちょっと厳しかったとみるのが妥当かな。日本テレビ盃に至ってはクリソライト川田がコパノリッキーだけを潰せば勝てるという競馬で47.2-50.3とチャンピオンズカップよりもえげつない超ハイ。12.7 - 12.2 - 12.1 - 12.9 - 13.1とそれでも向う正面から加速する余力はあったが、やりあってしまってサウンドトゥルーの漁夫の利を後押しする競馬になった。この2走はやはりコントロールできなかったところが問題。


 ダート界としては珍しい総合力タイプではあると思う。基礎スピードの幅は高いレベルで持っていて、最上位レベルでも恐らく上手く無理のない範囲でコントロールできれば単調なペースでも押し切れるだけのものは持っている。フェブラリーSでも超ハイからの超中弛みで2F戦でスッと動けているようにとにかくギアの上げ下げ、息を入れればそこから動けるというのも武器。ただし2000m戦でとなると基本的には長く脚を使えないのがネック。TS持続戦では見劣って、前述のとおり昨年の帝王賞ではワンダーアキュートに、東京大賞典ではタルマエにそれぞれ完敗。ペースをコントロールしたのは良いがコーナーで動かなかったので直線勝負で見劣ったと。そう考えればやはりJBCで見せた競馬がヒントになるだろうと思う。特に今年のJBCクラシックでは急コーナーの大井で加速ラップを踏んで一頭だけ出し抜いていた。またその競馬を展開しながら最後まで脚を使って突き放していたように、長く脚を使ってくるとみて良い。2000ならば3~4F戦に持ち込みたいというところだろう。また、昨年のJBCクラシックでも盛岡の超高速馬場でスピードで押し切っている形で、2000mならスピードで圧倒できる可能性も十分にある。ただ盛岡はあくまで超高速状態だったので、今年の少し時計が掛かっている大井の傾向なら後半3角からの仕掛けが理想だろう。今回は外枠を引いたのでじわっと内に切り込みながらペースをコントロールしやすいという点でJBCの再現は割としやすいと思うが、今回はタルマエが更に外なのでJBCの時よりも早い段階で目標にされやすい。これがどう転ぶかかなと。タルマエ自身は直線勝負が理想だが近年は基礎スピードの幅を広げてきた感もあるので、ペースを半端に引き上げられてしまうと3角からの早仕掛けが難しくなる。コパノは別に逃げに拘る馬ではないので、タルマエが突いてきてもむしろ行かせるという手もアリだが、いずれにせよこのコパノリッキーとタルマエの挙動がレースの全体像を決める重要な要素になるだろうと思う。コーナーで動く競馬に持ち込めればJBCのタルマエのたたき台ということを考慮に入れても恐らくコパノリッキーの方が上田と思うし、タルマエもあまりコパノを意識しても力をつけてきたサウンドトゥルーに足元をすくわれるリスクを考えてしまう。その辺りからも逃げでも番手でもやれるという選択の幅があるコパノリッキーの方がレースはしやすいだろう。ここは武豊の渾身の逃げに再び期待したいところ。



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2つ目は12月からの連続開催による馬場状態を把握する事。例年の傾向だけを見ても馬場状態が異なり、参考になりにくい部分があるため、有馬記念週と当日のレースを見てシッカリと傾向を掴む必要がある。3つ目は関西馬の取捨のジャッジ。2015年ラブリーデイ、2014年オーシャンブルーと、関西馬が連勝しているように結果を出す馬と、ラブイズブーシェ(3番人気14着)、ユニバーサルバンク(2番人気11着)と、人気を背負いながら大敗する馬が分かれるため、好走する関西馬を見つける事がポイントとなる。

続いて京都金杯は、初めて古馬と対戦する明け4歳馬、条件戦を勝ち上がったばかりの昇級馬、秋から急激に力を付けている実力馬、他にも過去の傾向からは明け4,5歳馬が活躍するレース。実績面で比較しづらい未知数な馬が結果を出しているだけに、過去のレースから各馬の持つポテンシャルを見極めなければならない。さらに京都の開幕週だけに、枠順・脚質も重要なポイントとなり、総合的なジャッジが必要になってくる。

競馬セブンはすでに東西金杯の特徴・傾向は把握しており、出走予定馬の分析も済ませている。さらに「○○○○○○はこのレースを目標に万全状態」「▲▲▲▲▲▲のポテンシャルを発揮するにはベストな条件」など、関係者からのお年玉情報も入手済み。今回無料登録された方には情報は勿論のこと、天候・馬場状態など馬券に直結する、ありとあらゆる要素を加味した“最終ジャッジ=お年玉3点勝負”をレース当日14時に無料配信&公開するのでお楽しみに!

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東京大賞典 2015 出走予定馬:ホッコータルマエ、JBCで置かれたのは不安も…すべてを払拭となるか

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2015 12/29(火) 東京大賞典(GI) 大井2000m
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 2015年を締めくくる真のレース、そして本当に正真正銘国内最後のGIレース、東京大賞典に日本初の同一GI3連覇を目指すホッコータルマエが出走予定。ドバイで見せた果敢の逃げ、そこから帝王賞では厳しい流れを捻じ伏せる強さを見せ今年も強さは健在。それでも秋のJBCクラシック、そして本番のチャンピオンズCはまさかの完敗。絶対王者、そして大井の鬼が年末最後の大舞台を史上初の快挙で飾れるか。


 タルマエはまさに大井2000の申し子と言って良いと思う。ただ、どちらかというと高速大井の方が相性が良かったとは思うので、特に今年はそこから少し時計が掛かっている傾向にあるのがどうか、というのは感じる。個人的には前走は着順は物足りないがこれまでのタルマエの傾向的には苦しかった中で見せ場という点で見れば悪くなかったし、状態は戻ってきたかなと。


 まずは帝王賞から振り返りたい。この帝王賞も大井の2000m戦と同じ舞台。ペースバランスは59.9-62.8と3秒近い超ハイと言っていいレース。12.1 - 12.0 - 12.1 - 12.8 - 12.5 - 13.4というラップ推移でL2に一応再加速はしているがかなり消耗する苦しい展開。これをクリソライト武豊が作る形で主導していく流れになった。1番枠で厄介なところからのスタート、好発を切って外に誘導して外から前に行ったクリノスターオーやニホンピロアワーズを前に出させる。そこからクリソライトがレースを引っ張ってクリノスターオーを突いて番手、ペースをかなり引き上げていく。道中はクリソライトからは離れてニホンピロの外から2列目外で進める形で3角。3角でクリソライトが先頭に立ち、これを外から押し上げて追走して番手に押し上げる。4角では鞭が入って楽ではない中で直線それでも堂々と並びかけてきた。L1でしっかりと捻じ伏せての勝利だった。正直これまでは2000でもハイペース気味では厳しいかなとみていたんだが、淀みない流れの中でしっかりとついていってそこからねじ伏せきる競馬は驚いた。ドバイでもかなりハイペースを誘導して勝ち馬にはぶっちぎられたが見せ場のある5着だったし、ここにきて基礎スピードの幅という観点でパワーアップしてきたかもと感じた一戦だった。


 休み明け初戦となったJBCクラシックも今年は大井の2000mだった。不良馬場だったが表記よりも時計が掛かっているイメージではあり、少なくとも高速ダートではなかった。ペースバランスは62.7-61.7と1秒のややスローだが、急コーナーの大井としては珍しく12.7 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 11.8 - 13.1と向こう正面では動ききらずにコーナーで加速していく流れをこれも武豊とコパノリッキーが作り切った。10番枠から好発、しっかりとスタートを決めながら外に誘導してコパノリッキーらを行かせてからしっかりと外を確保する流石幸という競馬をしてくる。今回はややスローの流れの中で2列目外まで押し上げていきながら3角。3~4角で先に仕掛けたタルマエがスルスル加速して出し抜く中でコーナーでこちらはなかなかスピードに乗せられずに出し抜きを喰らってしまう。そのまま直線でコパノにもう一脚を使わされてこちらは伸びる気配がない。L1まで甘くなって最後はサウンドトゥルーにも差し込まれた。まあこれは単純に休み明けの影響もあるとは思うんだが、それでも確かにタルマエが大井で安定していたのがコーナーではそこまで速いラップを踏まず、そこで外からゆったり取り付いて直線での2F勝負で突き抜けることが多かったというのも大きいかなと。大井ではなかなか見られないコーナーでの加速をコパノリッキーがやれたというのもタルマエ的には厄介だったように感じた。


 そして前走のチャンピオンズカップ。これが個人的には5着と敗れたものの、厳しい条件の中でよく頑張った5着とみていいかもと感じている。まあ流石にサンビスタに負けたのはショックだが、2,3着馬との比較で冷静に考えればこれまで苦手としていた1800mのスピード勝負に対応してきたのは確か。中京ダ1800m戦でペースバランスは48.0-50.2と1800mとしてはかなり速いペースになっている。12.5 - 12.2 - 12.3 - 12.5 - 12.5 - 12.9と道中もほとんど息が入らない流れの中で13番枠から五分のスタート、坂スタートでそこまで前には行けずに好位列から様子を見る。ただ外がかなり競っていく流れの中で1~2角でそれについていきながら行為の外から3角では2列目の外まで押し上げ、4角では内に切りながら先頭列に並びかける形で直線。序盤で粘り込むコパノリッキーを外から追走して喰らいつく。L1で先頭に立ったかという瞬間ぐらいにサンビスタに突き抜けられ3着争いで踏ん張ったが及ばず、差し込まれての5着だった。これまで過去のJCD時代でもペースがある程度流れたことで良さが出なかったことが多く、1800mでのスピード勝負では良さが出ないことが多かった。もちろん5着なので何とも言えないのだが、それでもコパノを捻じ伏せてこの展開で早めに仕掛けながら最後まで踏ん張ったというのは内容的に見てハイペース適性をちょっとずつつけてきているのかなという感覚ではあったかなと。


 今回は馬場とペースがポイントになるかなと思う。枠順が8枠13番で、コパノリッキーが11番、すぐにコパノを意識しながら番手を確保できる最高の並びになったと思う。その中でコパノが恐らくレースメイクすると思うがJBCクラシックのような形にするのか、それとも帝王賞のような流れにするのか。武豊の意識としてはJBCの再現が理想だろうが、流石に今度はタルマエ幸も同じ轍は踏めまい。リッキー相手に2000でペースを引き上げて潰せるかどうか自体は微妙で、リッキーは基礎スピードを持っている馬。 ただ、JBCがタルマエ本来の出来にあったかはともかく、コーナーでリッキーが楽に動いていく流れの中でついていくのにかなり苦労していた。これはちょっと不安材料ではあるかなと。大井でも好走パターンは基本的にL2で再加速する流れだ。個人的にはJDDの敗因は内でうごけなかったということもあったと思うんだが、今にして思えばJDDのラップ推移は13.1 - 12.5 - 12.2 - 11.8 - 12.4と向う正面ではまだ緩い中で、コーナーで加速していく流れになっている。トリップが動いていく形の中でコーナーで置かれたのは、前を向けなかったのもあるがもしかしたらそういう適性面での不安はあるのかなと。庭ともいえる大井2000で崩れた2走の特徴が緩い流れで3角に入ってそこから加速しているというところ。極端ではないが大井の急コーナーで加速していくというのはコーナリングの適性がかなり問われると思うので、体調面だけではないかも、と。そのうえで今回それを打ち破るならやはり全体のペースを突いて引き上げコーナー加速する余裕を与えないという展開に持ち込むか、最序盤敢えて突かずに3角手前でスピードに乗って持ち味の後半勝負に持ち込むか、というところかなと。いずれにせよ直線で余力のある状態で迎えられればスッと加速できるしトップスピードも非凡。またここ数走でハイペースへの対応力も見せた。流石に圧倒するほどのパフォーマンスではなくなっているし緩やかな下降線には入ってきたかもしれないが、コパノリッキーを目標にどういう競馬ができるかに注目したい。コパノもかなり強敵だが、漁夫の利のサウンドトゥルーの強襲も警戒したいところ。今のこの馬のパフォーマンスならある程度ハイペース気味に持ち込んでしまった方がいいかもしれない。幸がこれまでの3走を判断してどういう競馬をしてくるか。良い年を迎えるうえではここの判断が重要になりそうだ。絶対王者に陰りが見える中、抜群の相性を誇る大井2000で完全復活となるか。


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