中山記念出走馬の追い切り診断だね。
イスラボニータは体を使っている反面、追ってからいつもの反応が見られなかった。体は使えていたように体調自体は悪くないと思うんだけど、まだ体が重いのかも。当日の馬体重はチェックした方がいいんじゃないかな。それでもオープン馬は自分で体を造るところがあるし、このひと追いで変わってくると思うから、あまり心配はしていないけどね。
ステファノスは体を使っていたけど、追ってからの反応や伸びはイマイチ。
ゼンノルジェロは、体は使っているけど追ってからの反応や伸びがイマイチ。
タイキパーシヴァルは、道中は体を使っていたけど追い出してから走りに全く変化がない。
ヒラボクディープもそう。走りがワンペースで、追ってからも走りに変化がないんだよね。
タガノグランパは、追ってからの反応や伸びは良かったんだけど、道中の走りが硬いのが気になる。
トラストワンは体の使いも良かったし、追ってからの反応や伸びも良かった。この馬なりに体調は良さそうだね。
ナカヤマナイトは、道中の体の使いは良かったんだけど、追い出してからの伸びがイマイチ。いい頃の迫力がすっかり影を潜めてしまったね。年齢的な衰えもあるんだろう。
ヌーヴォレコルトは走りが軽いし、体の使いもいい。至って順調だね。
マイネルフロストは頭の高い走りだけど体は使えていたし、追ってからの反応や伸びもいい。この馬も順調だね。
ロゴタイプは体の使いがマズマズだったし、追ってからもそれなりに伸びていた。今回はトモを開いていなかったのがいいね。まだ本当に良かった頃に比べたらひと息だけど、前回より良くなっているのは間違いないと思うよ。
良く見えたのはヌーヴォレコルト、トラストワン、マイネルフロストの3頭。それに、前回より良くなっているロゴタイプと、このひと追いで変わってきそうなイスラボニータ。挙げるとすればここまでだね。
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