中山11R オーシャンS(GIII) 芝内1200m良 高速馬場想定
【展開予想】
まず馬場だが、先週の土曜をイメージする。準OPで7秒台後半が出る状況ではあるので、このメンバーで厳しい流れになれば7秒台半ば~早ければ前半は出るかなというぐらいで適度に高速馬場という感じで行く。
展開は内からハクサンムーンは出が悪い時があるのでこれが主導権を取れるかどうかがポイントにはなる。ラインスピリットもテンは速いのでこの2頭がとりあえず戦うことになるだろう。大外のフギンは中山1200となるとスタート後すぐにコーナーでもあるのでやや分が悪い。ハクサンが行くとすればその直後にリトルゲルダがつけてのポケット、ダッシャーゴーゴーやスマートオリオン辺りもある程度好位につけていくという形だろう。ハクサンが主導権を握るならペースはそこまで極端に早くはならない、ラインスピリットがハナならハクサンは恐らく出負けしているのでフギンの出方次第だが緩める意識が働きそうで馬場を考えても平均ペースぐらいまであるかもという感じ。いずれにせよ7秒台の決着に対応できる軽い基礎スピードが必要だし、例年のイメージだと危険かなと。
【予想】
◎04ハクサンムーン
〇05アフォード
▲人気ブログランキングへ(20位前後、00:00更新予定プロフィール欄にあります。)
△03リトルゲルダ
△10バクシンテイオー
×08ワキノブレイブ11プリンセスメモリー
3連複◎軸〇▲△BOX
3連単F◎〇▲→◎〇▲△→◎〇▲△×
◎ハクサンムーンは2年連続で切ってきたけど、今年の馬場状態なら問題ないはず。まあ流石に一昨年秋のスプリンターズSの時ほど馬場が良いとは思わないんだけど、それでも近いレベルにあると思うし、33.0-34.4ぐらいのイメージなら馬場が良ければ頑張れるはず。この馬の場合は高速馬場なら単調な基礎スピード戦でもやれていて、一昨年のセントウルSでロードカナロアの追撃を凌ぎ、スプリンターズSでも2着を死守した。どちらも完全なハイペースだ。やや安定しないような感じにはなっているが、昨年も条件が嵌った高速馬場でのセントウルSでは32.9-34.5とハイペースの流れを番手につけて10.8 - 11.0 - 11.2 - 12.3のラップ推移で直線しぶとく抜け出そうかというところでロスなく乗ったリトルゲルダに上手く乗られて差されたという形。今回は斤量差がセントウルの3kgから1kgまで縮まるし、リトルゲルダは香港遠征での惨敗明けでもあり不安材料が多い中で、こちらも休み明けだが間隔的には短い。過去2年はいずれもタフな馬場でペースを作って沈んでいて重い馬場で脚を使ってしまった感じだとみている。高速馬場なら中山1200m戦でも問題ないのは一昨年のスプリンターズSで証明済み。ここ2走は馬場が合わなかったし、宮記念は出遅れて無理をしなければ馬場が重くても脚は引き出せている。序盤に無理をしないというのが重要なので、この条件下なら期待していいだろう。ここに入れば本来力は一枚上。
〇アフォードはちょっと悩んだんだけど、前走は明らかに後ろ過ぎた。ペースが33.9-34.4と中山1200にしては緩い流れで11.1 - 11.3 - 11.3 - 11.8とコーナーでもまだ目立った減速がない流れ。そこで外々を回しながらの競馬になったしL1突っ込んではきたがロスが多くポジションも悪かった。今回は内枠で村田とちょっと不安材料が多いなあというのが率直な感想なんだが、内にリトルゲルダやハクサンムーンといったところがいるし上手く進路を取れれば直線で目標は作れる。外に出しての差し込みも狙える。この馬の場合、平均~ハイペースでもやれる馬で、中山1200のように下り坂コースでエンジンをかけやすいコースは合っている。高速馬場での時計勝負にも対応できるし、本来穴は小さい馬。このメンバーに入ればハクサン、リトルを除けば十分勝負になる。流石にハクサンを上位に取ったが順調さで怪しいリトル、外枠から馬場適性的に微妙なサクラゴスペルやスマートオリオンといったところを考えればこちらを取りたいかなというところ。詰まらなければというところで、個人的にはできればある程度外枠の方が良かったかな。まあ逆に嵌り切れば頭まで十分あるという点でも厄介ではある。
▲
この馬はなかなか判断が難しい馬で、血統的にも後半勝負でやれる馬ではあったんだが、近走は高速馬場でのハイペースで自身は溜めて後半勝負で良さが出てきているという印象が強い。春雷S2着時もそうでこの時はアフォードに差されたが、33.1-34.8のハイペースを離れた中団から進めながら直線序盤でスッと伸びてきたところにL1でアフォードに差された形。2kg重かったことを考えると強い競馬だったと思う。また近走だと、4,5走前で高速馬場の中でハイペースでも脚を溜めながらL1で鋭く突っ込んできていて、このパフォーマンスは評価すべきだろうと。ここ3走は京都1200m戦ばかりで、器用さがないこの馬にとってはちょっと辛い競馬になった。特に3走とも外目を通す形になったので、現代の京都1200戦ではどうしようもない面も多かった。条件は良化してきているし、高速馬場での時計勝負はここに入ればトップクラス。嵌れば突き抜けるだけの武器を持っているし、この条件での巻き返しには要警戒。
△リトルゲルダは条件、枠ともに良いし、実力的にも秋を考えれば本命級でも良かったと思うが、やはり前走の負け方とそこからの初戦ということを考えざるを得なかった。セントウルSではハイペースを2列目ポケットで追走し完璧に立ち回ってハクサンムーンを捕えたが、この時は3kg差あったのが1kg差に縮まったし、北九州記念も強かったが52kgでの軽ハンデで、ここも上手く立ち回った。今回も上手く立ち回れる材料は揃っているので、評価はしたいのだがやはり前走の負け方と休み明け初戦。連下で押さえてお茶を濁すのが妥当なところかなと。動きも昨年後半の方が良かったとは思うので様子は見たい。能力、適性は高く評価している。
△バクシンテイオーはセントウルSが普通に強かったと思う。阪神芝内1200m戦で32.9-34.5のハイペース、10.8 - 11.0 - 11.2 - 12.3とコーナーで速いラップを刻みながら直線L1の坂で減速という感じ。この流れで後方から4角で外目を回しつつ絶望的な位置で直線を迎えながら、L1までしぶとく伸びてきた。マヤノリュウジンに差されたのは仕方ないし、あの位置になってしまってはというところ。3角が急な阪神からゆったりとしたカーブが続く中山なら序盤にもう少しスピードに乗せやすいだろうし、もうちょっと前目を狙えるだろうというのと、基本的に後継ラップ向きの馬なので、高速馬場というのも良い。今回は印的にバクシンオーが絡む馬がほとんどになったが、高速馬場の自身後傾で脚を引き出せそうな差し馬が台頭してきそうな感じもあるというので結果的にそうなったという感じ。例年通りのタフな馬場だったら微妙な馬が今年は狙い目だと思う。
×ヘニーハウンドはこの馬にとっては想定する馬場でもちょっと重いかなというぐらいの超高速巧者なので難しいところだけど、それでも流石に人気を落としすぎている感はある。京阪杯はドスローだったし前走はポジションとり過ぎて脚を亡くした。ヘニーヒューズの仔らしく基礎スピードの範囲が狭いタイプだと思うので、後方に徹して脚を引き出す余力があれば怖いというところ。馬場的には警戒したい一頭。
×プリンセスメモリーは高速馬場もタフな馬場も問題なく走れるという万能型。前走のラピスラズリSではペースがそんなに速くない中で11.1 - 11.3 - 11.3 - 11.8のラップ推移でしっかりと3列目ポケットで脚を溜めながら直線L1で突き抜けた。これは上手く乗られた感はあるし、外枠なので押さえておくというレベルではあるが、一応時計勝負にもある程度対応できるので前走が全く評価されていないしヒモ穴では狙っていきたい。
消からベステゲシェンクは高速馬場想定になったので自分のペースで走って終いを引き出すという形でチャンスはあるかなと思ったんだけど、それだと7秒台の決着で実績を残しているバクシンオー系を取りたいなというのと、勝ちに行く形で外から動くことを考えると甘くなるかなと。状態は良いと思うので、この条件でどこまでやれるかは楽しみも多いんだけど、単純に7秒台への対応ができるかってなると不安もある。まあ自信を持って消せるわけではないし悩んだのは確か。
消からサクラゴスペルは高速馬場だとちょっと基礎スピード的に足りんだろうというのがあって、この枠でハクサンムーンやラインスピリットあたりがある程度飛ばしてくると…というのはある。前走は58kgで2着と健闘したが、ペースそのものがそんなに速くなかったので基礎スピード不足がそんなに気にならなかった。この馬の場合は基礎スピードタイプではあると思うのだが、1200だと時計がかかってほしい感じ。その点で今回は馬場も嫌だし、枠もここではごまかせないかなと。
消からスマートオリオンは高速馬場も嫌だなあと思っていたうえで枠が悪い。器用に立ち回ってのタイプだし、持ち時計的にもこれだけ中山1200走って結構良い馬場で良いペースでやっていることもあったがこの内容なので正直1200の基礎スピード戦で大外枠からとなるとポジション取りに行くので脚を使うしコーナー外々でとなると好走してくるイメージが湧かない。中団から無理せず自分のペースを保ってどこまでという感じもあるし、それならスギノエンデバーとかバクシンテイオーとか無理しなければ終いの爆発力があるタイプを上位にとりたい。と言っていたら印が回らないという感じ。
牝馬の凱旋門賞馬アーバンシーを母に持ち、半兄は現欧州最強種牡馬ガリレオ。超名血シーザスターズの血を受け継ぎ、底知れぬ可能性に溢れている。
デビューからここまで6戦では複勝率100%の堅実派。『派手さはないが崩れない』。その姿は、善戦を繰り返しながら最終的には凱旋門賞を制し、世界のトップを勝ち取ったアーバンシーを彷彿とさせる。
「能力は相当なもの。亡くなった平井豊光会長が、シーザスターズの子だからと買ってくれた馬。しっかりと育てたい」デビュー勝ち後、西園師が残した言葉は、実に印象的だった。
世界有数の血筋と、栄進堂ファミリーの大いなる野望。意欲の東上戦となる今回は、その"背負うものの違い"を魅せつける。
式別:三連複
方式:フォーメーション
1頭目:12
2頭目:2.6
3頭目:2.5.6.7.8.9.10
組み合わせ数11点
投資金額各100円
的中配当:3,590円 回収金額:3,590円
競馬情報サイトはいろいろ試してきましたが、、
see more info at 敗因分析のバイブル~競馬をやって何が悪い。