2015 3/29(日) 高松宮記念(GI) 中京芝1200m
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牝馬にしてスプリント路線の中心的存在となっているのがストレイトガール。しかし昨年はGIの舞台で後一歩が詰めきれず、高松宮記念3着、スプリンターズS2着、香港スプリントも3着と歯がゆい結果に終始してしまった。今年初戦に宮記念ぶっつけという選択を取った陣営だが、それだけの自信を持たせるだけの馬ともいえる。今度こそ、GIタイトルを手中に収めたい。
個人的には一番頑張ってほしい馬ではあるが、またしても難儀な条件になりそう。この馬はどんな展開でも対応できる総合力の高さが魅力。その中でもシルクロードSで見せたポジショニングとトップスピードの持続力の高さが非凡だ。
昨年のシルクロードSでは京都芝内1200m戦、ペースは34.1-33.3とスローの流れを逃げたレディオブオペラが作り、10.9 - 10.8 - 11.0 - 11.5とコーナーで11秒を切るようなラップを連続させるTS持続戦。この流れの中を好発から2列目のポケットにしっかりと入り込むポジショニングの良さ、そこからコントロールしつつ、3~4角をロスなく進めると、直線序盤で進路確保しL1で一気に突き抜けるという完勝だった。3着はリトルゲルダだし、もちろん内を上手く立ち回った馬が上位ということもあったにせよ、この総合力の高さがこの馬の武器である。あの位置にいて上がり最速33.0ということ、ラストの1Fでの伸びを見てもあまり落とさない。ポジションをとってコーナーで速いラップを我慢しながらも、それでもL1で差す。近代スプリント戦では必要な総合力をハッキリと見せた。
しかし昨年の宮記念は不運にも極悪不良馬場での超ハイペースとなってしまった。34.5-37.7と3秒以上の強烈なハイペース、11.7 - 11.9 - 12.6 - 13.2とみてもわかるようにシルクロードSとは似ても似つかわない消耗戦だ。これでもまずまずのスタートから無理せず中団で競馬を進めると、3~4角では馬場の良い大外を回して直線を向く。中団から消耗戦ながらもジリジリと伸びてくるポテンシャル面も見せるが、パワー型スピードを持ったコパノに押し切られ、ダートで実績を積んでいたポテンシャルタイプのスノードラゴンに差された。これまでの傾向的に見ても単調な基礎スピード戦よりも総合力を活かす競馬で強さを見せていた馬だけに、この条件でも3着というのは素直に評価すべきかなと思っている。とはいえ、特化戦になるとはっきりとした武器を持っていた上記2頭の馬に対して成す術がなかったというのもまた事実だろう。
昨年のスプリンターズSが一番のチャンスだったかなと思っているがここも取りこぼした。新潟芝内1200m戦でペースは33.7-35.1とハイペースではあるのだが、11.3 - 11.9 - 11.3 - 11.9とやはり新潟らしくトリッキーな競馬でコーナーで減速しつつ4角出口からの再加速戦。この流れで無理せず下げて中団で進めていたのだが、馬群の中に入り込んでしまって3角の緩みで前を向けずに合わせる競馬になってしまった。4角で手が動きながら中団で直線なのだが、直線入りの段階で外から緩みを押し上げてきていたスノードラゴンと位置取りが同じになってしまってそこからはこちらは加速を要求される競馬。それでも馬群を割って反応していたようにこの馬のギアチェンジの高さは見せたが、L1で再び減速する中でスノードラゴンのTS持続力が上回ったというところ。新潟内回りでは良くあることで、コーナーがきつくて前がどうしてもペースを一旦緩めてしまう。その流れを意識できずに中団馬群で詰まってしまって還俗に巻き込まれた。4角以降は押して押して加速させるという苦しい展開になったにもかかわらず要所で見劣らなかったというのがこの馬が総合力タイプといえる所以だろう。単調なスプリンターではローブティサージュがそうだが反応で見劣る。そういう意味でもどんな競馬でも安定する…進路さえあれば。敢えて言おう、函館スプリントSは詰まったと。
ここまでくれば実力的にスプリント路線でトップクラスの馬であることは疑う余地もない。香港スプリント挑戦も個人的には普通に走破圏内だと思ってみていたのだが結果は甘くなっての3着だった。ペース的には読みにくいが23.36-22.31-22.90というラップ推移になる。日本式にラップを見れないので何とも言えないが、このラップを見る限りでも、ほぼ平均ペースという印象で良いと思う。その流れの中で好位の外ぐらいで競馬を進めていく。3~4角でも外々を回す形で直線を向くが、そこからジリッとは伸びてくるものの切れる感じはない。L1でそれでも差を開かせずにくらいついての3着という内容だ。これをどう評価するかがポイントになるが、1200m戦になった香港スプリントはコース形態的に見ても3角までの距離が短くコーナー地点もそれなりに長いコースになるのでイメージとしても京都1200ほど極端ではないが、これまでの1000m直線のころに比べても総合力が問われる印象が強い。その中で外枠から終始外々を回されたこの馬としてはかなり頑張った3着だと思っているし、上位が内内前々という中で外から唯一くらいついたのがこの馬ともいえる。これは全く悲観する必要はないだろう。
現時点で国内スプリント路線最強の馬だと思っている。ただし、どんな展開でも対応してくる、武器はトップスピードの持続力含め緩い地点でポジションを取れる、要所で前を向けなくても動けるといったような総合力の高さにあるのは言うまでもない。前走の香港スプリント含めて、実力を最も引き出しやすいのは平均ペースまでだろうと思う。一方で昨年の高松宮記念のような消耗戦ポテンシャル勝負でも3着に食い込んできたりと決して消耗戦だから危ういというわけでもない。この馬の強さ、安定感はそこにある。函館スプリントSみたいに進路がなくならない限りはまず圏内に加わってくる。後は昨年同様ポテンシャル特化戦にならなければ、というところ。先週までの馬場では恐らくこの馬の持ち味である総合力はなかなか活かしにくくなる。ただそれでもポジショニングは明確に武器で、今のインが良い馬場状態で好位~中団まででしっかりと内を確保できればポテンシャル戦になったとしても戦える可能性は十分にあるだろう。スプリントの消耗戦、バテ差しでは天敵と言えたスノードラゴンは今回いないし、昨年覇者コパノリチャードも昨年ほど順調には来ていない。どんな展開でも対応できる総合力を内枠で最大限に活かすことができればタフな馬場でもチャンスは見えてくるだろう。出来れば8秒台ぐらいの時計が出る馬場でやらせてあげたいのが本音だが、ちょっとぐらいタフな馬場、ハイペースならこなせるはずだ。
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