2015 4/26(日) フローラS(GII) 東京芝2000m
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マイル重賞戦線では詰めの甘さを見せていたが、1800m戦で良さが出てきたのがシングウィズジョイ。アルテミスSやクイーンCでは強敵相手だったとはいえ上位陣相手には差をつけられてしまったが、1800m戦では持ち前のしぶとさをいかんなく発揮できているという印象。更に距離が延びるうえに結果が出ていない府中というのが今回の課題になるが、2000mで良さを出すことでオークスへの望みをつなげたい。
個人的には強烈な武器のない総合力タイプという印象はぬぐえない。ただ、1800mで基礎スピード面で優位性が作れるようになってきたことを考えると2000mへの延長も楽しみな面は多いかなというところ。後は相手関係を考えてもこれまでの重賞からはワンランク下がって楽にはなってくる。
特に府中ではハイレベルだったアルテミスS、クイーンCにあたってしまったのでこれは不運ともいえる。まずアルテミスSでは稍重だがそこまで時計はかからず、ペース的に見れば47.6-46.8とややスローの流れから11.8 - 12.2 - 11.7 - 11.2 - 11.7というラップ推移。4角出口からじわっと加速しつつのL2最速戦。この流れで後発から下げて中団という感じになる。正直2列目ポケットぐらい獲れそうな感じだったが小牧が下げて下げて中団、3角手前で窮屈で下がったりとなかなかに酷い。3~4角でペースが緩み気味なところで中団の最内から直線で中目に持ち出す。そこから追い出されるととりあえずは反応、進路を確保してから離れた2列目でジリッと伸びそうで伸び切れず、最後は甘くなった。正直もうちょっと前で競馬ができただろうというレベルでまあスムーズとは言えなかったしここまで着差が開いたのは力差だけでなく小牧の競馬の仕方も大きかった。まあ中団で競馬をする意図があったとしか考えられない引っ張りっぷりだったし、まあ結果として溜めて良いタイプでもないと。
クイーンCは強敵相手に結構存在感は見せていた。東京芝1600m戦、良馬場だがパンパンの高速馬場ではなく幾らか時計がかかっていた。ペース的には46.9-47.1と平均的に流れていて、11.8 - 12.0 - 11.4 - 11.5 - 12.2とラップ推移でみてもほぼ淀みなくそのうえでL3最速戦とかなりタフな競馬になっている。基礎スピードを要求されつつも切れる脚ではなくポテンシャル面が問われたなという感じ。この流れを今度は逆らわずに積極先行、2列目のポケットで3~4角を進めて直線。序盤でそこから鞭が入って外に持ち出そうとするがなかなか反応できずに何発か左鞭。そこからもジリッと食らいつく程度だがL1では結構踏ん張ってばてた馬を交わしつつも掲示板争いには加わってきた。まあ正直ここでは外差し勢のアンドリエッテやミッキークイーンが強かったが、ペースも早かったしその流れに乗って基礎スピード面でも一定のレベルは見せたが、そこで脚を使ってしまったし仕掛けも早かっただろうがL3の地点ではイマイチ伸び切れなかった。このペースでとはいえトップスピード面で見劣ったのは確かで、その原因はペースが早くてトップスピードに乗せるだけの余力はなくなだれ込んだように感じる。
そのイマイチ感を打破したのが前走の君子蘭賞。阪神1800m戦で重賞の面々に比べれば幾らか楽にはなったが、48.2-47.7の平均ペースでも12.5 - 12.8 - 12.7 - 11.7 - 11.3 - 12.0と道中かなり緩めてそこからL2最速とトップスピード面を要求される競馬、緩急をつけてきたといえる。この流れを2列目の外で楽に立ち回り、直線序盤でしっかりと伸びて先頭に立ち、L1でも後続が追撃する中でしぶとく抵抗して差を詰めさせずに完勝だった。最速地点でもしっかりと動いて先頭に立てているし、L1までばてなかったTS持続力という観点ではこのレースの中では一枚上だった。そしてマイルでも上位の基礎スピードを1800で活かしながら、コントロールしてトップスピード面である程度の上積みを見せられたという点で距離への目途も立てたと言って良い。マイルでは決め手に欠けたが、一息入れての出し抜きの形で一定レベルのパフォーマンスは見せた。
個人的には距離に対しては好意的だが、馬場が少なくとも3月の阪神よりは軽くなる府中の2000というのはカギになるだろうと。トップスピード面に関しては前走で一定の目途は立てたといえるが、馬場がタフだったこともある。その点で、府中替わりでトップスピード勝負になった時にきっちりと勝ち負けできるかがポイントである。しかも3~4月の阪神は前残りが目立った。この2戦評価はできるが、そういった面を補正しておく必要はある。ただ、このメンバー構成ならトップスピード面でもそこまで見劣ることはないだろうし、ポジショニングでも優位に立てるのである程度の信頼は置けると思う。ギアチェンジに関してはまあ正直微妙な面はあって、アルテミスSではラップの加速が緩やかだったこともあったのでそこそこ動けていたが、12秒前後からいきなり11秒前後にという感じの反応の良さは見せていないのでその辺りが仕掛けどころで下り坂を越えてしまうことがほとんどの府中ではどうかというところ。まあ多少反応が鈍くても前でポジションを取れる馬。TS持続力に関してはクイーンCのメンバー構成から考えればここは当然パフォーマンスで見れば一枚抜けている。相手を見ればマキシマムドパリも距離延長で強敵になる一頭だと思うし、ナガラフラワー、ディアマイダーリンあたりのトップスピードの質、持続力は厄介ではある。まあ自分の競馬に徹すれば安定した結果に導けるだろうが、ペースを引き上げれば菜の花賞で強烈な末脚を見せたマキシマムドパリが前走の淀みからの加速ではなくある程度からの加速になる分強敵、かといって緩めればナガラフラワーのトップスピード面が怖い。この辺をどうバランスとっていくか、内田博幸の手腕が問われる。
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07年にベッラレイア、10年にサンテミリオンがココを脚掛かりにオークス馬になっているように本番に直結するレース。
今年は出遅れながらもフラワーCで3着したディアマイダーリン・一戦毎に力を付けているシングウィズジョイが中心となってくるであろう事は容易に想像できる。桜花賞の結果を受け白旗ムードだった陣営達が「1600→2400mへの距離延長はプラス」「ウチのは右回りより左回りの方が走りがスムーズ」などなど、色気を覗かせてはじめているのも事実。
そんな中にあって当社が注目しているのが、前哨戦のココが目標(優先出走権獲得)の隠し玉。表向きには「今回は胸を借りる立場。見せ場ぐらいは何とかつくりたいね」と弱気に徹しているが、本音は「オーナーサイドから何が何でも優先出走権を獲れと言われている。ウチはココが目イチ」というモノ。さらに開催場替わりの開幕週を狙い済まして使ってきている馬もスタンバイ。
今回無料登録された会員様には天候・馬場状態を加味した上でレース当日14時00にメール配信するので、くれぐれもこのチャンスを見逃さないようにして頂きたい。
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