4/26(日) マイラーズC(GII) 京都芝外1600m
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長らくマイルGI戦線を第一線で引っ張ってきたダノンシャークだったが、昨年秋のマイル王決定戦を制してようやくGI馬となった。今年初戦、GI馬として初めてとなった阪急杯では残念ながら期待に応える走りとはいかなかったが、鞍上に再びGI制覇時のコンビ岩田を迎えて、同じ舞台の京都芝外1600m戦。今度こそGI馬にふさわしい強い競馬を期待したいところだ。
まあこの馬に関してはとにかくスローにならなければというところだし、スローになってもある程度安定して総合力を見せてきているので、マイルなら当然一定の信頼がおける馬である。
まず2走前にGI馬となったマイルCSを振り返るが、このレースでは京都芝外1600m戦でペース的に見ると45.3-46.2とややハイペースという流れ。11.6 - 11.4 - 11.5 - 11.3 - 12.0とラップで見るとL2若干加速して最速11.3とそれなりには速いが、それでも馬場を考えるとそこまでトップスピードを要求されずにギアチェンジも問われずL1も落ち込む。基礎スピードの高さ、そしてL1でしぶとく伸びてくるポテンシャル面も要求されたという感じだ。この流れでまずまずのスタートを切りながらも中団で無理に脚を使わない競馬を選択。徐々に内に切り込んで3~4角では内目に入り込みながら馬群の中でロスなく進めて直線。3列目から進路どりで上手く内目を意識しつつエキストラエンドとの進路の取り合いを制すと、そこからするすると伸びてきてL1で抜け出していたフィエロを捕えた。
8番人気での勝利ではあったが、正直かなり過小評価されていた印象で、まあ勝ち切れるかどうかまでは多少嵌った面もあったがこのメンバー構成なら最上位の1頭だったことは間違いない。特にこの馬のいいところはマイルでは基礎スピードが高く、ハイペースを追走しながらでも長く脚を使ってくるというのが武器。かつ、そのうえで総合力も比較的高く、一昨年の富士Sを制した時はスローから12.0 - 11.9 - 11.0 - 10.9 - 11.9とギアチェンジが問われる競馬になっても好位の外目からしっかりと抜け出したり、昨年の富士Sでも最後は甘くなったが11.8 - 10.9 - 11.2 - 11.7とL3最速戦の中で勝ちに行ったのもある。まあこれに関してはそれを考慮に入れても小商不満はあったが、関屋記念の総合力勝負、安田記念の極悪馬場での消耗戦で先行して粘るなど、高いレベルでの総合力を見せていて、その中でもハイペースでのポテンシャル勝負で強い。
前走阪急杯はその点もあって期待してみていたのだが、中団から34.9-36.8とかなりのハイペースも11.6 - 12.1 - 11.7 - 12.1 - 13.0と再加速戦でL3最速という競馬。内枠から中団馬群の中での競馬を選択したが、ジリジリと悪くはない程度に伸びてくるもののイマイチ破壊力がなくなだれ込んだだけという競馬で不満だった。昨年の阪急杯もそうだが、1400のハイペースとなると流石に基礎スピード的にちょっと足りないようで、その点でもマイルに替わるのは良いだろう。
今回は相手関係と枠がカギになるかなというところ。正直マイルCSは勝ち切ってくれたのは嬉しかったが、展開としてはフィエロの方が手ごわい競馬をしていたし、ダノンシャークとしてはほぼ最高の展開に最高に近いポジションで競馬ができたというのが非常に大きかった。今回は前哨戦でもあり、マイルCSほどペースが上がるかどうかという点では幾らかの疑問がある。総合力勝負でも対応できる馬だし、京都マイルコースなら大崩れは考えにくい馬なのだが、こと勝ち切れるかどうかという点においては今回はなかなか骨っぽいメンバーが揃ったというのも間違いない。特にフィエロ、そして高速馬場状態になった時のグランデッツァはペース次第ではかなり厄介になる。マイルCS上位組が揃って手ごわい中で正攻法で堂々と立ち回って勝ち切れるかどうかが焦点になる。出来れば内枠が欲しいし、今のこの馬なら多少緩んだところでギアチェンジがある程度高いレベルにきているので極端な高速馬場でL1最速戦、また極端な大外枠とかにならなければ安定的に上位にはくると思う。とはいえ、開幕週の京都はやってみないと分からないところもある。超高速馬場になってしまうと大外枠ではこの馬関係なく苦しい立場になるので、できるだけ内を狙える枠が望ましいだろう。マイルCSはある程度流れるだろうという競馬だったが、個人的にはここはもう少し前を意識しても良いかなと思う。最内に拘る必要はないが、外を回してという競馬だと勝ち切るのは楽なメンツではない。相手関係からも安定感は買えるが、その辺りはシビアに見ておく必要があるかなと思う。
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