2015年度も皐月賞が終わったことで、いよいよ日本ダービー(日程は5月31日!)へのトライアルレースが来週から行われます。出走予定馬がある程度絞られてきた中で有力馬をチョイス。武豊がグァンチャーレで回避した皐月賞の無念を日本ダービーにぶつけることができるかにも注目。競馬の祭典、日本ダービーへ向けて、まずは軽くサラッと順位づけて進めていきたい。皐月賞では事前ベスト10の第1位に輝いたドゥラメンテが見事に制覇(本番で本命ではなく対抗にしてしまったがw)したので、ここでもそうなれば良いなと。
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今回は1位馬を伏せてみました。この馬は前走の負け方が一番良かった。もともと基礎スピードに関してはそこまで早い馬ではないと思っていたので、前走のようなペースで先行してしっかりと一足を使ってきたというのは大きい。2走前に出し抜いていた相手にマークされる形で直線入りで出し抜ききれなかったのは相手の動きもあるしこの馬自身ペースそのものがこれまでよりも2秒近く絶対的に早かったわけなのでそう考えると対応してきたとみるべきだろう。2走前はドスローからのギアチェンジ戦でスッと出し抜けていたし、L1ではキレ負けを食らいかけたがドスローで位置取りの差がそれほど無かったのも大きい。もちろん強敵が多いわけだけども、東京2400mなら基礎スピードの幅という観点で見れば正直かなり楽だと思うし、3走前がある程度のペースを離れた好位から12.6 - 12.2 - 12.1 - 12.6 - 12.1のラップで最後まで突き放していたようにポテンシャル面、TS持続力面でも高いものを持っている馬。前走は頑張ったけど、それでも距離延長でもう少し有力馬に対してポジション差を持てるようになれば違うと思う。何よりもコントロールしやすいということが大きい。走るたびに強くなっている典型の馬で、地味さは拭えないけども、ダービーで一番怖いのはこの馬だなと思っている。
第2位リアルスティール
前走の皐月賞では強い競馬を試みたが2着に敗れた。ドゥラメンテの末脚が強烈過ぎたこともあるし、この馬自身初めてとなるそれなりのペースを追走したという点でも終いの差が出たのは致し方ない。それでも基礎スピードの高さを見せられたことは大きいだろう。12.2 - 12.1 - 11.7 - 11.4 - 11.6のラップ推移でL2でしっかりと伸びてきたし、スプリングSで置かれたのも仕掛けのイメージが悪すぎただけで本来共同通信杯で見せたようにギアチェンジでグンとは反応できないにせよ置かれるような馬ではないはず。また気性的にもドゥラメンテに比べればコントロールがしやすい。これは明確に距離延長でも優位に働くだろうと。皐月賞に関してはドゥラメンテがある程度無茶な競馬ができたのも59.2と馬場はともかくとしてそれなりのペースで他馬を篩にかけていたというのもある。3~4角での立ち回りもスペースがある程度生まれたからできたといえるので、その点で見てもドゥラメンテとしては競馬の流れに乗れなかった中でリカバーする余地があったレース。その流れを正攻法で戦ったリアルスティールが爆発力で見劣ったというのは仕方ない。問題はダービーでどちらをとるか。この馬もまだ秘めている後半勝負に徹してのTS持続力にかけてドゥラメンテに勝つ競馬をするのか、それともドゥラメンテが上手く乗れないようなレースを手動してレースで勝つのか。どちらを狙うのかは極めて重要。皐月賞では好騎乗の福永も、俯瞰してレースを見られる印象では当然ない。相手を決めて局地戦で勝つという選択肢をとってもいいだろうが、総合力の高さ、溜めてまだ未知数底を見せていないTS持続力をどう使うか。この辺りがカギになる。それと、その中でマークが薄くなる前にやられるというリスクも当然孕んでいる。それでも、距離延長のリスクはドゥラメンテよりはない。折り合いもスプリングSが緩すぎただけの話だし、皐月賞ではある程度の位置でしっかりと折り合えた。勝算を高めるならドゥラメンテを意識しすぎるよりは自然体で進めた方が良いだろうと思っているが、福永がどういう競馬をするか。
第3位ドゥラメンテ
皐月賞であれだけ凄い末脚を引き出したのだから、そりゃああれが出せればダービーに最も近いのは当たり前だが3位としたのにはそれなりの理由がある。まず皐月賞はこの馬のペースバランス的に見れば59.2-59.0でL1が11.6、実際恐らく逆算と目視ではL1最速ぐらいの脚になると思うので、あのペースからでも11秒前後のラップをL1に刻めるという点では化け物であるということに異論はない。問題はダービーという舞台になる。東京2400m戦となれば幾らか緩む。例えば共同通信杯なんかは東京芝1800mの舞台と言えども前半はそこそこ速く前3Fは35.2。ここでも掛かっていて12.2 - 12.6 - 12.6 - 11.8 - 11.0 - 11.7と中弛みでブレーキをかけながらの競馬になった。その分要所の反応はそこそこ良く一旦は最速地点でドゥラメンテより前に出たがL1でこの緩急に上手く対応したリアルスティールに差し切られている。このように、爆発力は秘めているが少しの順序が狂ったり要所で加速を無理強いするような感じになると甘くなっているので、この辺りはダービーでは大きな不安となるだろう。もともと能力差が出やすいある程度のペースで結果を出していた馬で、弥生賞前の時点のベスト10記事で皐月賞最上位の評価をしたのも、結局スムーズな競馬ができれば一番強いだろうという観点から見ているからである。共同通信杯の回顧記事でも書いたが、完成度ということに関して言えばリアルスティールの方が上だろう。その点からもそういった緩急への対応、ギアチェンジでも上げるだけでなく下げるべきところで下げてコントロールができるのかどうか。そういった面が問われる傾向が強いダービーで、ましてあの皐月賞を見れば騎手の意識は必然的にドゥラメンテに向かうことになる。ゲートが上手くないミルコ、皐月賞でもポジションを取れず後方からとなると、スローでもポジションが悪くなってしまって動けないまま直線でのギアチェンジ戦となると不安は大いにあるし、またそうなっても驚けない今年のメンバー構成、力関係である。まともに力を出し切れればこれがこの世代では2枚抜けているとは思っているが、それができるとは限らないのがダービーの舞台。
第4位ダノンリバティ
穴馬三銃士からの1頭目はこのダノンリバティ。正直毎日杯は勝ってほしかったし、武豊がこの馬でダービーをとなってくれたら個人的には一番チャンスがあったかなという感はあるのだが。グァンチャーレに比べるとこちらの方が明確にトップスピードの質という武器があると思う。毎日杯は結果的にミュゼエイリアンが勝った形になったが、トップスピード戦では甘いとはいえ自分の中での皐月賞候補No.2だったアンビシャスを捕えての2着。これは評価していい。ラップ的に見ても12.3 - 12.0 - 11.3 - 11.2 - 12.2のラップ推移でTS持続戦、前残り傾向が強かった阪神で後方外から直線最速地点の序盤でもしっかりと伸びて中団、L1でも脚色を衰えさせずにしっかりと伸びてきたというのは大きな評価が必要だろうと思う。TS持続力に関しては皐月賞上位陣相手にどこまではともかくとしても、戦えるだけのものは持っている。皐月賞は敗れはしたが、この馬の傾向的に見てもペースがこの馬にとっては早かったと思うし、基礎スピード的に苦しい中でL2で更に上げられると反応できなかったという感じ。毎日杯からもゆったり進めてトップスピードに乗せて出し切る競馬で結果を出しているし、TS持続力はまだ底を見せていない。ポテンシャル勝負では苦戦するが、このメンバーなら基本的にはトップスピード持続戦になる可能性が高い。距離延長でもう少しゆったりとポジションを取れるだろうし、スローから前を向いてしっかりと脚を出し切れれば面白い。皐月賞上位は相当強敵だとは思っているが、それでもトップスピード面から考えればこれがそれ以外では一番かなとみている。
第5位ブラックバゴ
穴馬三銃士から2頭目はこのブラックバゴ。この馬はホープフルS、京成杯と安定した走りを見せているのだが、個人的にはホープフルSの3着が印象的だった。ペースはスロー気味にコントロールされ、向こう正面で12.5 - 11.8 - 12.7 - 12.5 - 11.6 - 11.8と加速して3角入りでブレーキ、また再加速とトリッキーな競馬になった。そんな中で中団の内でスペースを取りながら直線では3列目に押し上げるが進路がなく追い出しを待たされる。そこからL1でコメートの内を突いて進路を確保すると目立つ脚を使って食い込んできた。ラップ的に見ても2F勝負の中で追い出しを待たされていたわけだが、まず12.5-11.6と中山では目立つ1秒近いギアチェンジを難なくこなしていて直線入りではもう詰めてスペースを潰してしまった感じ。それぐらい機動力、ギアチェンジがあるなあというのが印象的に強かった。京成杯は逆に12.7 - 12.0 - 11.7 - 11.7 - 12.3と4F戦に近いポテンシャル勝負になったがここでも中団馬群からしっかり捌いてL1で目立つ脚を使って伸びてきたし、ベルーフには差されたが結構思ったより僅差だった。まあ内容的にポテンシャル勝負ではベルーフの方がとは思うが、最低限の対応はしてきたと思う。スプリングSは12.8 - 12.0 - 11.8 - 11.2 - 11.5と言うまでもないドスロー出し抜き戦で最後方列でリアルよりも仕掛けが遅い、というかリアルマークの感じでは直線置かれるに決まっている。最後は伸びかけていたし、これは全然悲観していない。ギアチェンジ面はドゥラメンテの後ろからでは如何ともしがたいし、これを前で受ける立場なら全然違うはず。距離延長することで序盤のポジショニングをもう少し前で進められれば持ち味をより活かしやすいし、そうなれば総合力含めて結構侮れない存在だと思う。
第6位サトノクラウン
皐月賞では上位に力差を見せつけられた感もあり、ルメールの仕掛けが遅れてトップスピード勝負になってしまったのもあり、最速地点でかなりのロスもあり、ということを総合的に考えるとまだ挽回の余地はあると思う。それでも確実に上位には見劣った内容で、特にトップスピード面に関してはまだ不安がある。皐月賞も流れとしてはトップスピードには乗せやすい状況ではあった。4角でも一頭押し上げてはいたのでダノンプラチナ辺りよりは見せているといえるが、それでも内から外にきて一気に点火したドゥラメンテとは比べるまでもない。接触はあったが影響は小さいと思う。あそこからのもう一段階の加速ができなかった、トップスピード面ではドゥラメンテ、リアルスティール以下とみる方が良いだろう。弥生賞で評価をしたのはポテンシャル面。12.7 - 12.0 - 12.1 - 12.1 - 11.9 - 12.4というラップ推移を正攻法で中団外目からねじ伏せて突き抜けた。ブライトエンブレムがポテンシャル面では抜けているかなと思っていたが、この馬もポテンシャル面で高いレベルにあり、総合力ではブライトを凌ぐのは言うまでもない。東スポ杯ではギアチェンジ戦に内から外に誘導しながらの競馬でしっかりと伸び切ったがそれでもトップスピード戦としての相手関係では平凡だったわけで、正直この一戦では共同通信杯上位の2頭の方が上だろう。ダービーではできるだけロンスパ気味の競馬になってほしいし、そうなればポテンシャルタイプの中では最上位だとは思う。其れでもロンスパを仕掛ければドゥラメンテの仕掛けのタイミングを作ることにもなるし、ドゥラメンテの仕掛けに合わせては2着はあっても頭はないだろう。前で受けるという選択肢もルメールなら無くはないし、そういったこれまで見せてきた以外の要素を持ち込んで勝負することができれば面白いかもしれない。いずれにせよ正攻法では1着は難しいだろう。
第7位シュヴァルグラン
穴馬三銃士から3頭目はシュヴァルグラン。この馬はエリカ賞で目をつけていて、ベルーフとクルーガーが内から上手くすくう形となった中でこの馬は外から正攻法で競馬を挑んでいた。タフな馬場での12.4 - 11.9 - 11.9 - 11.7 - 12.2とスローロンスパの形、コーナーで徐々に加速しつつでギアチェンジも要求されなかったわけで、内で上手く立ち回ってコースロスがなかった方が阪神と言えども良かったという形。これを後方外々からロスを作ってL1で差を詰めてきていたというのは印象的だった。ベルーフやクルーガーが京成杯で好走できていたという点も含めて、この内容は評価ができる。毎日杯では12.3 - 12.0 - 11.3 - 11.2 - 12.2とL3から速いラップで実質的に見てもTS持続戦だったといえるが、最後方列で馬群の中という競馬で直線馬群の中を捌きながらも反応鈍くジリジリ、L1でもまだ後方にいたのだが、ようやくジリッと伸びてきた。捌くのも手間取ったし、エンジンの掛かりも下り坂ながら遅かったという感じ。切れないがTS持続力は高い、そんな印象だった。特に毎日杯は序盤からスローでもポジション的に苦しかったし、エリカ賞の内容的にも明らかにステイヤー色が強い。そういう点でもキズナが勝った時のようなL3最速でTS持続力を問われる競馬になれば出番はある。ドゥラメンテが早めに勝負に行って各馬を潰すような競馬になった時に連れて突っ込んでくるような印象。逆に1位の馬やリアルスティール辺りが器用さで勝ち切る展開だとギアチェンジに手間取るだろうと思う。とはいえ嵌れば十分上位を脅かすことができるだけのポテンシャルは秘めているだけに、警戒は必要だろう。
第8位ブライトエンブレム
ポテンシャルにかけては最上位は間違いない。弥生賞ではサトノクラウンが強敵だったがコーナーで速いラップを刻む流れでもかなり大外をぶん回す形でL1まできっちりと抜け出しての2着は立派。皐月賞でも内を完璧に立ち回った田辺の腕はあったが、L2で加速するだけの脚はなく、コーナーワークで上手く押し上げてL1までばてずに4着を確保したという内容ではあり、勝ちに行って目標となっ2,3着馬以上の評価はやはり難しい。基本的にトップスピード面で目途を立てられていない馬であり、ダービーでも3角の下りから仕掛けるぐらいのJCアンカツ&ウインバリアシオン的な決め打ちで11秒半ばを刻み続けるぐらいのイメージがあれば…という感じではある。少なくとも正攻法、11秒前半を要求されてのトップスピード戦ではキレ負け必至だろう。朝日杯でもそこそこタフな馬場でダノンプラチナにキレ負けしていてはトップスピード面では苦しい。各馬が後ろを意識しすぎてのドスローになった時に捲って4角先頭ぐらいの奇策が打てれば面白いかなと思う。それでも府中で良馬場では基本難しいだろう。トップスピードが問われないほどに馬場が悪くなればチャンスは出てくるが。
第9位ベルーフ
まあベルーフは京成杯が強かったしステイヤー色が強いので、2400mへの延長は確実にプラスだと思う。皐月賞では落鉄もあったようだが、そもそもこのペースに対応できる基礎スピードがなかったとみるのが妥当だろうと。正直かなり中距離色が強い中でそれも仕掛けが遅かったわけで、ポテンシャルタイプのこの馬では如何とも。京成杯では12.7 - 12.0 - 11.7 - 11.7 - 12.3とコーナーで速い脚をそれなりに要求される中後方大外から4角でもワンテンポ仕掛けが遅れたのにL1までしぶとく伸びて大外一気は流石で、ポテンシャル勝負なら面白いけど、エリカ賞の内容的に見ても同じポテンシャルタイプで馬券的妙味を考えるのであればシュヴァルグランかなという感じ。シュヴァルグランが前哨戦で賞金を詰めなかったときの代替馬にはなると思うが、正直ポテンシャル面でも抜きん出ているわけではないので、その点からも器用さを持ったブラックバゴの方が府中では怖い。
第10位レッドライジェル
ダービーと言えば藤沢馬、そこからはこのレッドライジェルを評価。山吹賞で素質馬と言われていたグレーターロンドンを差し切ったわけだが、ラップ推移的に見るとスローから12.8 - 13.0 - 12.1 - 11.7 - 11.5 - 11.6と徐々に加速しながら3F勝負。この流れを最後方から追走、先に中団から動いたグレーターロンドンに呼応する形で3~4角徐々に外に誘導して直線で大外を向くと、L2では3馬身ほどあったグレーターとの差を1Fで差し切っている形。L1の段階ではすでに先頭に並びかけていたグレーターがL1のレースラップを刻んでいるとみて良いので、この馬は確実に11秒前半は使ってきている。かなりキレる脚を使ったし、それを長く維持できているという点でも藤沢馬らしい感じはある。基礎スピード不足で安定しなかったが、距離延長でゆったり運ばせることで末脚を爆発させてきた。こういう馬がダービーではそれなりにチャンスがあるので、穴馬三銃士の次点にはつけておきたいかな。青葉賞はその点でも結構楽しみなメンバー構成。
ちなみ11位以降もそれなりには考えているけど、本当はもうちょっと上位に来るかなと思っていたフォワードカフェやアルバートドックあたりも気にはなるし、そこ比較で見てミュゼエイリアン辺りもポジション取れれば怖い。アンビシャスは基礎スピードが売りだからダービーではちょっと苦しいだろうかな。1位は多分すぐに分かると思いますwでも一応ランキング上位を目指すため、ぽちっと答え合わせをしていただけたら幸いです。
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