ヴィクトリアマイル2015のラップ予想と、ヴィクトリアマイル過去9年のラップのデータ
ヴィクトリアマイルが創設されてからの過去9年間のラップやペースバランスのデータを見ながら2015年度のヴィクトリアマイルのペース・展開予想に繋げていきます。
まず、ハッキリといえるのはこのレースは総合力型が圧倒的に優位であり、特に基礎スピード面を持っていてある程度の位置からしっかりとペースが上がった時に動ける馬が強い。過去の色々なGIと見比べればより分かりやすいかもしれないが、府中のマイルGIとしては先行・好位勢のシェアがかなり高い。追込みが利いたのもブエナビスタクラスがいたというのが大きい。基本的には後ろからは届かないという傾向がはっきりと出ているといえる。
じゃあ、何故か?というのをラップから分析していく。まずこのレースは先週のNHKマイルCと比べても明らかにL2最速戦になる率が高い。過去9年で7度がL2最速戦。実質L3最速戦と完全な一貫ペースだったアパパネの年を除けば全てL2最速の流れである。これは非常に印象に残る傾向だといえる。GIクラスになるとどうしても仕掛けが早くなりがちなのだが、このレースに限っては結局牝馬限定戦というのもあって仕掛けの意識がそんなに強くないといえる。
そして、もう一つ大きなラップの傾向は、コーナーでの減速がそんなに大きくないということ。ここで大きく緩まない分後続もなかなか外に出すタイミングがないので結果的に押し上げるタイミングが難しいという感じ。このレースで先行~好位勢が強いのはタフな展開になり切らない程度に基礎スピードが問われるというのも大きいだろうと。最序盤の速いところでポジションを取ってコーナーで少し息を入れつつも後続の仕掛けを待ってL2最速戦でスッと動ける、そういったタイプの馬が圧倒的に強い。ブエナクラスでも苦戦するレースで、過去はカワカミプリンセスやスイープトウショウといった本格派の名牝は結構沈んできた。力でねじ伏せられそうで、Bコース替わりで馬場が高速化しながら、ペースもそこそこでコントロールされる、仕掛けるタイミングも難しいということで意外と力を出しにくいレースという傾向が非常に強い。
少なくとも過去3年は同じような展開になっていて、後半4Fのラップ推移なんかかなりきれいに並んでいる。傾向はほぼ同じでその流れだと前につけて反応できる馬が圧倒的に強い。その点でも基礎スピードがあり、それをコントロールして要所で反応できる総合力を持った馬が良く、昨年ストレイトガールでもやれているように、中距離適性はほとんど問われない。重要なのは総合力である。NHKマイルの場合はまだ仕掛けが早くなることが多い傾向もあったので外差しも結構くることが多いのだが、このレースはとにかく好位集団まででペースアップの流れに置かれずついていける総合力が問われる傾向が顕著だとみて良い。後は雨が厄介でどの程度の影響があるかというところ。ペースが落ち着いた方が中距離での差し馬としては競馬がしやすいが、仕掛けの意識にも影響が出てくるのでその辺りだろう。良馬場ならここ3年の内容からも余程極端なスローにならなければ前目…2~3列目の馬を狙うのが鉄則かなと。
前走はまずまずのスタートながらレース途中で失速し惨敗を喫したベストルーラー。
元来テンのスピードは上のクラスでも通用するレベルにあり、能力はここでも上位。
距離短縮した今回は息遣いも変わり、大きく前進してくるだろう。
式別:三連複
方式:フォーメーション
1頭目:7
2頭目:3.14
3頭目:3.4.5.9.11.14.15
組み合わせ数11点
投資金額各100円
的中配当:4,500円 回収金額:4,500円
競馬情報サイトはいろいろ試してきましたが、、
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