2015年5月15日金曜日

【衝撃】ムーンレディ2013を2億円で落札した“黒幕”とは

[ブログで書ける範囲内のオーナー・サイダー馬]
5/16(土)東京★R
☆☆☆☆☆☆☆☆に出走予定
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熱心な読者からのリクエストに応えて東京ご当地馬主、村野康司オーナーの勝負馬を連闘で緊急公開。5/14(木)千葉サラブレッドセールに要注目!!では上場場の全妹を推奨したけど、土曜も地元開催の東京で勝ち負けが期待できる馬がスタンバイ。例の場所のO・S馬は話の流れで触れなかっただけだし、ケイアイ&クインズ軍団の勝負馬(※1)が強敵だが、この相手でも何とかなるだろう。

ただ、読者リクエストの場合、全体的に取捨の基準が甘くなる傾向が強い。ここだけの話、例の場所で公開中のO・S馬がブログ本文と関連性がなければ、単勝派の俺は推奨しなかったと思う。競馬には新聞の馬柱欄に書かれているオーナーだけでなく、表に出ない数多くの関係者が絡んでいる。毎日ガン見している読者なら俺が多方面に配慮しながら、限界ギリギリ(?)の線を攻めたことに気付くと信じてるぜ。あのお方の実名公開は聖域の例の場所でも、バレると後始末が面倒だからな…………
(※1・5/10(日)ケイアイエレガントに合わせてケイアイ&クインズ軍団が大挙出走を参照)












浅い









いきなり5/1ゴールドシップの新聞に載らない激裏話は例の場所で!!で使った江川卓の決めセリフを使わなければならないほど、お前ら子供用プール並みに浅い



もっとも競馬界の裏事情をよく知らないパンピー(死語)の読者のみんなは、ある意味仕方ないだろう。



し・か・し



曲がりなりにも競馬関係者が在籍、情報屋の看板を掲げている会社がだ。千葉サラブレッドセールで1億9000万円(税抜)の高値がついたムーンレディ2013(父ディープインパクト)の落札者を、公式発表の通り高橋文枝オーナーと本気で言っちゃ程度が知れている。



いいか。高橋文枝オーナーは2007年の有馬記念を制したマツリダゴッホの馬主として知られているが、現在JRAでの所有馬はマツリダアンバター1頭のみ。過去にセリで3000万以上の馬を落札した経験もなく、どちらかと言えば非社台の馬主だぜ?



それが突然、セレクトセールに参加している大物馬主達を押さえて、消費税込みで2億以上の大金をポンと出せるんだよ!!!!!!!!!!



少しでも馬主情報に精通、もしくは現場に居合わせた人間であれば、間違っても大本営発表のまま「マツリダの馬主が落札~」とは口が裂けても言わない。高橋文枝オーナーの背後にいる“黒幕”の存在すら把握していないし、こんな表現は馬主関係者の皆さんに大変恐縮だが、絶好のリトマス試験紙の役目を担ってくれたぜ。



事情が許せば来月号の競馬最強の法則O・S連載で大々的に取り上げたいところだが、今回の件には複雑な大人の事情が絡んでいる。



恐らく編集部の皆さんも黒幕に配慮せざるを得ないし、ダメ元で担当の野中さんに打診してみるけど、俺が岩神編集長なら「いや、ちょと待ってちょと待ってお兄さん」とばかり止めるけどな(笑)



ブログ参考動画(PC、スマホ限定)
ラッスンゴレライ(8.6秒バズーカー) 歌詞付き

ラッスンゴレライ説明してね。黒幕の正体誰ですの?



それにしても今年の千葉サラは色んな意味で半端なかった。セリ1発目のコールミースーン2013(牡・父メイショウボーラー)から2500万円(税抜)だぜ?



公開調教でも動いていたけど、仮に俺が馬主のアドバイザーならどんなに馬が良くても、この値段では買わない(コスパ悪すぎ)。昨札した山田和正オーナーも社台Fご贔屓馬主(注1)とはいえ、これまでは庭先取引中心だったからな。セリ場独特の空気に飲まれちまったのかもしれないが…………
(注1・11年11/7社台Fが庭先で走る馬を回している馬主さんの1人、12年10/28来週も“シャダイの逆襲”再び!?を参照)



毎日ガン見している読者のなかには、クラブ馬に出資している1口馬主も少なくない。1口とはいえ身銭を切って愛馬を購入する以上、POGや馬券オンリーのファンと比べて、血統背景を加味した






馬の適正価格






が分かるようになる。



これはリアル個人馬主も同様で、前日展示でひと目惚れとか、個人的な付加価値を除くと「この血統なら牡馬でも1000万円がボーダーだな……」と脳内で算盤を弾くワケだ?



話をコールミースーン2013に戻すと、母は現役時代に吉田照哉氏(社台オーナーズ)名義で走り3勝。晩年は900万条件(現1000万)で頭打ちになり障害に転向している。父リファーズウィッシュも持ち込み馬ウィッシュドリーム以外は活躍馬を出せなかった失敗種牡馬だし、お世辞にも母系は良血とは言い難い。



また兄弟も半姉レモンチャン(父デュランダル)の4勝、半兄アサクサマリンバ(父ゼンノロブロイ)の4勝(障害1勝を含む)が目立つ程度。母が18歳時に生まれた高齢繁殖の産駒だし、この時点で二の足を踏む馬主関係者は多いだろう。



ましてコールミースーン13の父はメイショウボーラー。ニシケンモノノフ(兵庫ジュニアGP、ポラリスS)、エキマエ(兵庫チャンピオンシップ、ヒヤシンスS)、モグモグパクパク(クリスマスローズS)などが走り馬産地では人気だけど、種付け料は当時50万円(注2)だからな?
(注22015年度より受胎確認後60万、産駒誕生後80万円に)



某テレビ番組の家を買う企画なら坂●忍も演出の一環として「買いま~」とタメるかもしれないが(苦笑)、血統背景のみで評価すると2500万円は常軌を逸している。俺なら即答で買いません!



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画像はイメージです。実在の人物、団体とは関係ありません?



これこそが競走馬セリ市の魅力、馬主の落とし穴であり、系列の1口クラブで募集したらお手頃価格の値段設定でも満口にならないような馬を、生産者の立場からすると信じられない高値で買ってもらえるワケだ。



これは余談だけど、1口クラブでも馬のデキを募集価格に反映させることは多々ある。



ただ、熱心な出資者ほど上記で説明したように、血統的な適正価格を理解しているからな~



従って強気な値段設定にすると「吹っかけるのもいい加減にしろ(怒)」と受け取られ、これが非社台系1口クラブだと馬は良いのに全然売れない……なんてことも珍しくない。



ヒダカブリーダーズユニオン(以下ヒダカBU)で募集されたヴィンテージイヤー(牡6・父メイショウボーラー)はまさにソレ。奇しくも金成厩舎に転厩して土曜東京12Rに出走を予定しているけど、同馬はデビュー前から2月末まで管理していた白井調教師が素質を惚れ込んでいた。



1歳夏の募集当時ヴィンテージイヤーはメイショウボーラーの初年度産駒。現役時代は芝、ダート問わず短距離で活躍した快速馬とはいえ、競走生活晩年の気性難イメージも強く、種付け料50万円の値段設定は妥当だろう。



さらにヴィンテージイヤーの母ボンヌマールは未出走、募集時期に半兄ドレッドノート(父メイショウオウドウ)が新馬戦を快勝して小倉2歳Sに駒を進めたけど、出資者目線だと血統背景や兄弟成績は気にも留めないレベルだ。



ところがどっこい



卓越した相馬眼を誇る白井先生はヴィンテージイヤーに自信があった。クラブ関係者に「これは間違いなく走る。もっと(募集価格を)上げた方がいい」と進言。当時は海のものとも山のものともつかぬ新種牡馬メイショウボーラー産駒にも関わらず、ヒダカBUでは驚愕の1575万円で募集された背景がある。



ち・な・み・に



いかんせん馬のデキは1口クラブではなかなか伝わりにくい。普段から箸にも棒にもかからないクソ馬でも募集カタログで賛辞を並べているだけに、ご多分に漏れずヴィンテージイヤーも「どうせリップサービスだろう~」と出資者に判断されて、豪快に売れ残ったらしい(苦笑)



後日談として出資者がほとんどいないヴィンテージイヤーは動物虐待よろしく使い倒され、1000万条件馬の身分で募集価格の4倍強となる6958万円(回収率445%)を稼ぎ出している。



俺も白井先生の話に丸乗りにして某POGの新種牡馬枠で10位指名。期間内に11戦、3060Pを獲得するなど貢献してくれたが、どんなに現役調教師(当時)から「コレは走るで~」と薦められても、ヒダカBUのメイショウボーラー産駒で1575万は……と考えちゃうよな~



ダートの短距離で1、2つ勝てると見込んでも1200万円が限界。サマー&オータムセールに上場されれば牡馬でも500万前後で落札できそうな血統背景だし、夢ではなくコストパフォーマンス重視方針の馬主&クラブ出資者は、少しでも安く買いたいのが偽らざる本音だけに。。。。。。


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