2015年5月27日水曜日

第19回さきたま杯②

では出走馬の評価をしていこう。

1枠1番オオミカミ
昨年は高知の重賞の二十四万石賞を勝っているが、その後は地元の重賞でも掲示板に載るのがやっとの成績ばかり、ましてダートGでは佐賀・サマーチャンピオン8着、オーバルSP10着、東京盃11着と全く通用しておらず軽視が妥当だろう。

2枠2番リアライズリンクス
前走の4回浦和・プリムローズ賞でハナへ行くと1分26秒フラットの好時計を叩き出して2着スマートジョーカーに9馬身の圧勝、このプリムローズ賞の翌日に行われた重賞のしらさぎ賞はオンナ馬限定と云えども同じ距離1400で1分28秒1と時計2つ以上も遅いのだからリアライズリンクスのスピードが突出しているのが判るはず、また1分26秒フラットの時計ならば過去のさきたま杯の決着時計とひけをとらず中央勢相手でも充分に通用するスピードの持ち主なのは間違いない。
ただ、問題なのはスピードに乗るとハイラップを踏んで逃げる事が可能だが、いつもゲートを出てから手綱を扱き続けて漸くハナへ立つ事から判るようにスタートダッシュが抜群に早い訳ではなくトップスピードになるまで時間を要するタイプと云う部分、それだけにハナへ行くまで包まれる可能性が少ない外枠がベターと思えるだけに、今回引き当てた2番ゲートの内枠は決してプラス材料とは言えないだろう。
それでも今回中央から出走する4頭の中で前に行くのはタイセイレジェンドだけで東京SPに出走したダノンレジェンド・シゲルカガの様なテンに行く馬が不在なのはこの馬には有り難く、スンナリとハナへ行き自分の競馬を全うすれば勝ち負けする可能性は高い。

3枠3番ドリームバレンチノ
元々は短距離王のロードカナロアのライバルとして芝の短距離重賞で活躍していたが、13年のスプリンターズS6着を最後にダート短距離路線へ方向転換、初ダートとなったJBCスプリントではエスポワールシチーの2着と好走して、その後はダートのキャリアを積みながら結果を残し、昨年のJBCスプリントを制してGⅠタイトルを獲る事に成功した。
前々走の黒船賞はダノンレジェンドを捕まえられず2着と敗れたが、JBCスプリント以来の実戦に加えて59Kの斤量を背負わされた事もあり、前走の東京SPでは勝ち負けを期待したのだが大外枠にドロドロの不良馬場が影響したのか6着と掲示板にも載れない惨敗を喫した。
ただ、この東京SPは大外枠に不良馬場が影響したと云うより、黒船賞からレース間隔が詰まっていると云えども馬なりで1本しか時計を出していない攻め馬から考えると中間に一頓挫あった可能性もある。
今回は順調に攻め馬をこなしており状態面は明らかに前走以上、浦和は初コースだが兵庫や高知の小回りで好走している事に加え、左回りも問題ないとなれば巻き返しは可能だろう。


4枠4番ナイキマドリード
以前にも書いたがナイキマドリードの重賞の勝ち鞍は船橋の1000Mか浦和の1400~1500に集中しており、そう云う意味では今回の浦和1400Mは歓迎材料のはずだが、得意コースだった浦和14~1500で13年のさきたま杯3着以来2年近くも馬券になっていない事がナイキマドリードの衰えを示しており、今は船橋1000M専用馬になってしまったナイキマドリードにかつての力は期待するのは酷だろう。


5枠5番トロワボヌール
母のチューニーや半兄のフジマサエンペラーが芝で結果を残していただけに、トロワボヌールもデビュー当初は芝路線を歩んでいたが、芝ではデビュー戦を勝利しただけでアタマ打ち、4歳になりダート路線へと方向転換したのが正解でダートでは6戦して連対パーフェクトの成績でOPクラスに入り、重賞初挑戦のJBCレディスクラシックでワイルドフラッパーをゴール前で交わして2着に食い込み、続くクイーン賞では重賞初制覇に成功するなど女帝候補へと名乗りを上げたが、TCK女王盃では直線で伸びず4着と期待ハズレの結果に終わるも、このレースでは直線で内にモタレたエスメラルディーナと接触する不利や右回りでは芝も含めて未勝利と云う部分が影響した印象で、現実に前走のマリーンCでは女帝サンビスタには完敗したが2着を確保、勝ったサンビスタはオトコ馬相手でも互角に勝負出来る馬だけに仕方ないだろう。
今回はオトコ馬が相手で自身初となる1400の距離に対応が可能かと云う部分が課題だが、オトコ馬のとの斤量差があり、【5・4・0・0】と連対率10割の得意の左回りダートでの競馬だけにオンナ馬と云えども一概に軽視は出来ないはず。


6枠6番タイセイレジェンド
12年のJBCスプリントを制してGⅠホースになったが、それ故に他馬よりも斤量を背負わされる事が影響してかその後は13年の東京盃を勝っただけ、しかも昨年は順調さを欠いて8月までレースを使えず、JBCスプリントで3着したがやや不完全燃焼の結果が続いており、今年で8歳と云う年齢と近走のレース振りを考えれば能力のピークを過ぎて下り坂の印象が強いが、今回は斤量58と普段59~60を背負わされている事を考えれば幾分マシな斤量だし、浦和コースは13年のオーバルSPで経験済みと云う部分を活かしてどこまで頑張る事が出来るかと云ったトコ、相手が微妙なこのレースはある意味最後のチャンス、ここで見せ場を作れないと今後更に厳しい戦いを強いられるのは必至だろう。


6枠7番バーチャルトラック
昨年夏に中央1000万条件から高知へ転厩し重賞のだるま夕日賞勝ちを含め【5・5・1・4】とそれなりの結果を残しているが、南部杯11着・名古屋大賞典9着から全国級の能力があるかは疑問で見送りが正解。

7枠8番ラブバレット
岩手競馬生え抜きで16戦して8勝を挙げている快速タイプで、前2走を何れも逃げ切って圧勝の勢いを活かして初のダートGへの挑戦だが、前々走で降したのが南関B級天井で10歳のスズヨシーズン、前走で降したのが南関転入後3戦して掲示板にも載れずに終わり岩手に移籍したデュアルスウォードでは相手に恵まれただけと考えるのが自然、相手が強化したここでハナへ行く自分の競馬が出来るかは疑問だし、仮にハナへ行く事が出来たとして最後まで粘る事は厳しいだろう。


7枠9番トーセンベニザクラ
中央所属時は3歳1月のフェアリーSを勝利したが中央時代にダートを使ったのはわずか1回だけで、しかもその時はシンガリ負けを喫しており、転入初戦の4回大井・隅田川OPでもシンガリ負けとダート適性に疑問と思っていただけに前走のしらさぎ賞3着には正直驚いた。
しらさぎ賞時に着用したブリンカーが奏功してガラリ一変したのかも知れないが、ダート適性が無いと判断したのは早計だった模様で、このままダートを使い続けてダートに慣れれば南関の牝馬相手の重賞ならばソコソコ頑張っても不思議ではないが、中央・南関の一線級のオトコ馬相手の重賞で勝ち負けは望めずここは静観が妥当。

8枠10番ノーザンリバー
前走の東京SP3着は昨年のカペラS以来となる休み明けだった事に加えて泥田の様な馬場で決め手が殺されただけに仕方ない。
問題は昨年のさきたま杯を勝っているがトキノエクセレントにクビ差の辛勝と距離1400でも今回の舞台となる左回りのツーターンは決してノーザンリバーのベストの条件ではないだけに絶対的な信頼は置けないが本音で、ここで案外の成績に終わっても決して不思議ではないだけに半信半疑の印象。


8枠11番タッチデュール
以前は苦手だった遠征競馬でも昨年の夏以降は結果を残している事から力をつけているのは明白で、前々走のしらさぎ賞5着からも今の南関所属の牝馬が相手ならばソコソコ頑張れるだけの能力があるとは思うが、中央や南関のオトコ馬では話は別で、今回の面子が相手の競馬では勝ち負けは絶望的。


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