2015年6月17日水曜日

プリンスオブウェールズS

今月の重賞 2015年6月

Ascot PRINCE OF WALES´S STAKES G1 芝2000m
出馬表

t1

ゲート番号 馬名 騎手名 調教師名 血統名
1 THE GREY GATSBY Jamie Spencer Kevin Ryan grey colt Mastercraftsman (IRE) — Marie Vison (IRE) (Entrepreneur)
2 CANNOCK CHASE Ryan Moore Sir Michael Stoute bay colt Lemon Drop Kid (USA) — Lynnwood Chase (USA) (Horse Chestnut (SAF))
3 WESTERN HYMN Frankie Dettori John Gosden bay gelding High Chaparral (IRE) — Blue Rhapsody (Cape Cross (IRE))
4 FREE EAGLE Pat Smullen D K Weld bay colt High Chaparral (IRE) — Polished Gem (IRE) (Danehill (USA))
5 SPIELBERG Christophe Soumillon Kazuo Fujisawa bay horse Deep Impact (JPN) — Princess Olivia (USA) (Lycius (USA))
6 CALIFORNIA CHROME - Art Sherman chestnut colt Lucky Pulpit (USA) — Love The Chase (USA) (Not For Love (USA))
7 CRITERION Chad Schofield David A Hayes chestnut colt Sebring (AUS) — Mica´s Pride (AUS) (Bite The Bullet (USA))
8 ECTOT Gregory Benoist E Lellouche bay colt Hurricane Run (IRE) — Tonnara (IRE) (Linamix (FR))
9 THE CORSICAN Jim Crowley David Simcock bay colt Galileo (IRE) — Walklikeanegyptian (IRE) (Danehill (USA))
10 GAILO CHOP Julien Auge A De Watrigant chestnut gelding Deportivo — Grenoble (FR) (Marignan (USA))

昨年のケンタッキーダービー馬CALIFORNIA CHROME(カルフォルニアクローム)は前脚の外傷のために取消。

スピルバーグには海外日本馬でお馴染みのC・スミヨン騎手ですね。
時計は掛かるし、非常にタフなコースでディープインパクトが通用するのかどうか?
結構混戦なレースです。
勢い的にはダービー・ディアヌ賞を制しているF・デットーリ騎手+J・ゴスデン厩舎のコンビWestern Hymn。
The Grey Gatsbyでは無くCannock Chaseに騎乗したR・ムーア騎手も3着以内なら。

Free Eagleが何故にこんな人気になっているのか?は、2戦目にはAustraliaの2着があり、その後休養を挟んで1年振りのレースがコレ。

KPMG ENTERPRISE STAKES(G3) レパーズタウン競馬場 芝2000m


1年ぶりのレースでぶっちぎりの圧勝。
昨年のこの時期には、シーザムーン等の期待される新顔がボコボコ出て来ており凱旋門のメンバーが凄い事になりそう!という期待感も大きかったタイミング。
そんな中で既にビッグネームとなっていたAustraliaの2着がある馬が、まさか1年ぶりのレースでこんなパフォーマンスを見せるとは・・・。
と騒がれたレースですね。

ちなみに、この日は同競馬場でJohn F KennedyがG3を勝っていました。
そしてコレ。


フリーイーグルのレースからしばらくして行われたアイリッシュチャンピオンS。
勝ち馬は今回出走しているザグレイギャッツビー、2着にはオーストラリア、そして5着にはアルカジームもいます。
タイムは2:03.18でした。
そして同じコースで走ったフリーイーグルのタイムは、2:03.12。
G1とほぼ同じタイムで走っていた訳です。
そりゃあ注目されますよね。

で、実際に強いの???と思われつつの次走。
→ 英チャンピオンS アスコット競馬場 芝2000m

t2

1着はFrankelの全弟Noble mission(ノーブルミッション)、2着はAl Kazeem(アルカジーム)。
やや離れた3着にフリーイーグルですが、4着以下には差をつけております。
その4着にはここに出走しているWestern Hymn(ウエスタンヒーム)が最後追い込んできました。
相当に重い馬場だった事を考えれば良く走っていたという評価。

エクトの奇跡的な復活、ザグレイギャッツビーが勝てない病からの立ち直り、なんて事が起きない限りはヨーロッパでの実績は確かにフリーイーグルが上というのが世間の見方なのでしょうね。



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