2015 8/2(日) アイビスサマーダッシュ(GIII) 新潟芝直1000m
出走予定・登録馬一覧
武豊とのコンビで期待された昨年のスプリンターズS5着馬ベルカントだがその後がなかなか結果が出せずに燻ってしまっている。前走は果敢にダートを試したものの途中で失速、苦しい展開にもなった。CBC賞に登録も挫創で取り消し、再度改めての一戦で新潟の直線に矛先を向け、鞍上にはミルコ・デムーロを擁した。昨年秋に見せ場を作った新潟の舞台で浮上のきっかけを掴みたい。
端的に言うと新潟1000はちょっと短いと思う。ペースバランス的には単調な基礎スピードタイプではないと思うが、ポジション取りも含めて絶対的な基礎スピードの質があってコントロールしてというわけではないので、単純に53~54秒の競馬に対応できるかは未知数だろうと。
そもそもだが新潟内1200m戦のスプリンターズSはわりとトリッキーな競馬で基礎スピード戦とはならなかった。33.7-35.1とハイペースバランスではあるものの、ロングラン開催だった新潟で結構時計が掛かっていて、ラップ推移も11.3 - 11.9 - 11.3 - 11.9と新潟らしく3~4角ともに急という中でどうしてもコーナーで減速からの再加速という競馬になる。ここで2列目の内で前にスペースを置きながら上手く競馬、4角の出口でしっかりと底を詰めて上手く直線で進路を確保して最速地点のL2でスッと伸びて見せ場を作ったという形。スピード勝負ではなく、ある程度のペースを追走してそこからの一足を見せたという感じ。まあこれ自体は新潟1000でも問われる要素ではあるので、その点は問題ないと思う。
ただ一方でやはり11秒前後を連続させる競馬というのは残念ながら適性的に見せてこれていない。直近ならシルクロードSだが、京都芝内1200m戦、34.7-33.6とスローからの11.1 - 11.2 - 11.1 - 11.7とTS持続戦、2列目の外で展開的に厳しかったのは確かで苦しくなっても仕方ないのは仕方ないが甘くなるのが早かった。北九州記念では33.1-34.4と逆にハイペースで10.9 - 11.1 - 11.2 - 12.1とコーナーでも速いラップ、徐々に減速しながらL1でバテ差すチャンスはあった。ただ外枠で好位追走、コーナーで脚を使わされて踏ん張ったがジリジリという内容までだった。ここでバーバラと僅差だったというのは地味に評価しているポイントだが、それでも11秒のラップをあまり長く維持できる感じの馬ではない。
決定的なのがやはりスワンSで、元々フィリーズレビューの覇者で1400は問題ない馬だがここではスローから11.3 - 11.2 - 11.0 - 11.7とトップスピードを要求されてコーナーでも速いラップから直線入りが最速。 2列目のポケットと絶好の位置で直線を向いたのだが、切り替えたのはあるにせよ最速地点で脚を使ったのは一瞬だけ、L1で甘くなって下がってしまっているように、速いラップを連続できるタイプの馬ではないように感じる。
今回は新潟1000になるが、ひとまず軽い高速馬場だと10秒台半ばを連続してL1まで踏ん張るという競馬が適性的に合うかどうかという感じである。この馬の場合はやはり好走歴を見てもフィリーズレビューやスプリンターズSなどから時計が少し掛かった方が良いし、あまり極端に速いラップを要求されると辛いという感じ。一方でこの2走ともにラップの淀み自体はある方で、1400m戦で基礎スピードを活かしややハイ~平均ペースでレースを作って一足を使うタイプなんじゃないかなというように感じている。1000だと主導するだけの質の高い基礎スピードがあるかは疑問だし、新潟1000適性という観点では個人的には合わない可能性が高いんじゃないかなとみている。雨が降れば別で、この馬自身小倉2歳S2着時も重馬場だったし、スプリンターズSでも良馬場発表だったが雨が残っていた中で昼から雨が降っていて良とは思えないような馬場でもあった。その点を含めても、当日の馬場や天候次第ではというところはある。それでも現時点ではミルコとこの条件で人気しそうな感じで、個人的には超高速新潟1000で怖い馬が多数いる中では優先順位は低くなる一頭かなと。
最終週で阪神競馬関係者たちの動きが活発化。
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