先日の宝塚記念のゴールドシップの大出遅れ。
先入れされたゲート内で大人しくしていたが隣のトーホウジャッカルがゲート内でチャカついた事に釣られるようにゲートでチャカチャカし始め、全ての馬のゲートインが終わった頃には立ち上がる始末、それをヤネが何とか宥めてようやくスタートするかと思った瞬間に再度ゴールドシップが立ち上がってしまい、出遅れたと云うより膠着する形でレースに参加するのが遅れ、結果的に15着と惨敗した。
まぁ、この宝塚で私がケンを決め込んだのはゴールドシップが常に何かをやらかす可能性がある希代のクセ馬だけに人気薄ならともかく、1番人気を背負っているゴールドシップを買う気がしないからで、立ち上がった際に「やっぱりやらかしやがったか」と呟いたようにこの手のクセ馬にはありがちなケースだけに納得、やはりこの手のクセ馬の馬券を買うと云うのは常に危険が伴うだけに、宝塚記念でゴールドシップを軸にした人は貧乏くじを今回は引いたと諦めるしかない。
人気馬がゲートを出なかったのは古くは園田のタイムライン・スマノダイドウの人気2頭のゲートが開かなかった事で起こった園田騒擾事件が有名だが、これはスターティングゲートの調子が悪かった事が要因で人為的なモノではなく、本来はスターターがゲート内の状況を確認してからゲートを開く事で出遅れは防げる事が多いだろう。
ただ、今回の宝塚では1度目にゴールドシップが立ち上がった際にスターターはゲートを開かずゴールドシップが落ち着くのを待っており、それを確認してからゲートを開いたのだが、スターターが開閉レバーを押してゲートが開くまでの間に再びゴールドシップがゲート内で立ち上がってしまった事で万事休す、結果的に出遅れが発生したが、それでもスターターは公正な状態で発走する為に最大限の努力をしており、これに関してスターターを責める事は出来ないだろう。
今回の宝塚記念でのアクシデントは回避しようと努力しながら発生した不可抗力に近い事象で、上記したようにゴールドシップのようなクセ馬を軸馬にした人は仕方ないと自分を責めるしかないだろうが、ゴールドシップに騎乗した横山典弘騎手のレース後のコメントを読んで何となく釈然としない印象が残ったのも事実で、それはゴールドシップ絡みの馬券を購入したファンに対して「買ってくれたお客さんには申し訳ない」と一応は謝罪しながら「こう云う面(ゲート難など気性の難しい部分)も込みでアイツの個性。それを応援してもらえたら」と発言した事。
確かに横山典弘騎手が言っている事は間違っていないが、今年の宝塚記念の売上の195億7533万7300円の中、ゴールドシップ絡みの馬券の売上は117億7190万6200円と売上全体の60.1%を占める、それを紙クズにしたゴールドシップの気性の難しい部分を個性と割り切って今後も応援云々に関しては今回ゴールドシップの馬券を購入したファンが言うなら判るが、仮にも乗り役が発言すべき事なのだろうか?
以前ここに書いた様に競馬はスポーツでも有ると同時にギャンブルと云う部分も併せ持っているモノで、乗り役はファンの期待だけでなくゼニも背負ってレースをしている事を理解するべきだ。
今回のゴールドシップの出遅れに関して横山典弘騎手も最大限の努力をしながら発生した不可抗力に近いアクシデントなのは間違いないが、それでも自分達に投じられた117億以上のゼニをアッサリと紙クズにした事も揺るぎ無い事実なのは間違いない。
これも以前に書いた事の繰り返しになるが、競馬とは馬と乗り役を信頼して大なり小なりのゼニを張るファンがいるからこそ成立しており、 多くのファンがゼニを張ってくれるからこそ高額な賞金を乗り役が手にする事が出来るのだ、それだけに乗り役は自分達を信頼してゼニを張っているファンの思いを真摯に受け止める必要があるだろう。
今回の宝塚の件で言えば横山典弘騎手はファンが支持した1番人気を裏切って敗れた事を素直に謝罪するだけで良いはず、ゴールドシップの気性の難しい部分を個性と割り切って今後も応援云々はここで発言すべき事ではないと私は思う。
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