2015年8月1日土曜日

“いかにも短距離馬”っていう走りのサフィロス

続いて、アイビスサマーダッシュ出走馬の追い切り診断だね。

アンゲネームは体を使っているし力強さもあるんだけど、走りが上に上に行っている感じ。前に伸びなくて下に叩いている感じなんだよね。

アースソニックは体を使っているけど動き自体が重い。このひと追いでどこまで変わるかだろうね。

サカジロロイヤルは、体は使っていたけど追ってからの反応がイマイチだったし、追われると上に上に行っていたのも気になるね。

サフィロスは“いかにも短距離馬”っていう感じのピッチ走法。それでも体はちゃんと使えているし、気持ち重いけど順調に仕上がっているんじゃないかな。ブランクが長いから、あとはレース勘の問題だけだろう。

シンボリディスコは頭が高いし、走りも硬い。体の使いもイマイチだったしね…。

セイコーライコウは精彩を欠く走り。いい時は首を使って走る馬なんだけど、今回は全く使えていないからね。少なくとも去年勝った時のデキにはないと思うよ。

フレイムヘイローは体を使っているし、追ってからの反応も良かった。この馬なりには順調だと思う。あとはこのメンバーに入っての力関係と、斤量が増えるぶんだけだろうね。

ヘニーハウンドは掛かり気味だったけど体は使っていたし、この馬なりに順調だと思う。あとはこのメンバーに入っての力関係だけだね。

ベルカントは体の使いも良かったし、追ってからの反応や伸びもいい。取消明けを全く感じさせない動きで、至って順調でしょう。

マコトナワラタナはムキになって走っているね。体の使いがイマイチだし、背中を硬くして走っているのも気になる。前回(CBC賞17着)でかなり内にモタれていたくらいだから、どこか苦しいところがあるんだろう。

リトルゲルダは体の使いが良かったし、追ってからの反応や伸びもいい。この馬なりに順調そうだね。

レンイングランドは気分良く走っていたし、追ってからの伸びもいい。あとは直千競馬が合うかどうかだけだろう。

エーシントップ、オースミイージーは追い切りの動きを見ることができなかった。

良く見えたのはサフィロス、ヘニーハウンド、ベルカント、リトルゲルダ、レンイングランドに、順調に来ているフレイムヘイロー。挙げるとすればこの6頭だね。


see more info at 元騎手・坂井千明の乗り役流儀~騎手にしかわからないことが、ある。~