それでは、昨日のアイビスサマーダッシュを振り返ろう。
ベルカントは直千競馬で断然有利な外枠を引いた上に、スタートも決まったぶん、いい位置でジッとできている。去年のCBC賞(5着)は外へ張る面を出して走りづらそうにしていただけに、外ラチ沿いを通れたのも良かったんじゃないかな。いずれにしても追ってからの伸びは他の馬とは違っていたし、とにかく強い勝ちっぷりだったよ。もともと力のある馬だから、これだけスムーズな競馬ができたとなれば、当然と言えば当然の結果。追い切り診断でも触れた通りで、取消明けでもデキは良かったと思うから、あとは状態面だね。いくら夏に強い牝馬とはいえ、この暑さだから…。今のデキをキープできれば、次もいい競馬をしてくれると思うよ。
シンボリディスコは、内と外のコース取りの違いはあったとはいえ、ベルカントの後ろあたりで楽に追走ができている。調教では硬い走りをしていたけど、元々そういう走りをする馬なのかも。硬さがほぐれる点で、暑い夏場は合っているのかもしれないね。それに、バランスという点でもイマイチなところがあるだけに、カーブがなくて真っ直ぐ走るだけの直千競馬も合っているんじゃないかな。得意な夏場、コース適性の高さで頑張れた気がしなくもないけど、準オープンの身でこれだけ走れれば上等でしょう。
終い一手で極端な脚質の割に、アースソニックは中団あたりで置かれずに運べていたね。うまい具合に前も開いて、追ってからも最後までしぶとく伸びている。スムーズな競馬をしてこの馬の力は出し切れたんじゃないかな。調教の動きも重かったし、栗東からの輸送があっても当日の馬体重がプラス4キロだったあたり、いくらか重めが残ったフシがある。馬体が絞れるようなら、次はもっと頑張れるかもしれないよ。
セイコーライコウは(柴田)善臣がジックリ乗っていたんだけど、去年のこのレースを勝った時ほどの行きっぷりではなかったなぁ。楽に追走できれば、追い出しを我慢したぶん、もっと伸びていたはずだからね。調教でも首を使って走る本来の走りができていなかったあたり、恐らく体調面の問題でしょう。本調子じゃなくても崩れないんだから立派だし、まともならもっとやれるはず。次も調教の動きに注意したいね。
直千競馬での出遅れは致命的な不利。リトルゲルダはスタートで後手を踏んだ時点でキツかったね。最後はジリジリ伸びていたんだから、スタートさえ五分だったら結果も違ったはず。調教の動きからして体調面は良かっただけに、ちょっともったいない競馬になってしまったよ。去年は休み明けでこのレース(4着)を使った後、重賞(北九州記念、セントウルS)を連勝した馬。今回の走りを見る限り、年齢的な衰えはなさそうだから、次もスタートさえ決まれば…といったところだろうね。
サフィロスはテンからジックリ構えて終い勝負。キャリアの浅い3歳馬だけに、溜めるだけ溜めても使える脚は限られているし、何より前々で流れに乗せた方が断然有利な直千競馬。せっかくスタートが決まったんだから、僕としてはもっと積極的に流れに乗せて欲しかったね。まぁ、最後は良く詰めて来ているし、乗り方次第ではもっとやれると思うよ。
レンイングランドは先行集団で流れに乗れていた反面、最後までグッと来るところがなかったね。調教の動きは良かったんだけど、当日はプラス14キロの馬体重。数字が示す通り重め残りだったんじゃないかな。
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