2015年8月15日土曜日

百害あって……

先日の新潟で行われたレパードSはディアドムスが軸だったのはこのブログで書いた通りで、その理由は2歳時の実績に加えて年明け初戦のヒヤシンスSで斤量58を背負いながらレパードSで人気の斤量56のクロスクリーガーとアタマ差ならば能力差は無いと考えたからだ。
しかし、御存知の様に3~4角で大きく遅れ出して直線で競走中止、JRAの発表では故障発生ではなく異常歩様になった為との事。

まぁ、異常歩様が出た理由の詳細は判らないが、以前にここに書いたゴールデンバローズの様にドバイ遠征の反動が出ている可能性はゼロではないはず、事実このレパードSに出走していたUAEダービー3着のゴールデンバローズも折り合いの難しい部分を返し馬から見せて、レースではハナを主張したがゴール前で失速し4着と敗れ、ここでもヒヤシンスSで見せたパフォーマンスの欠片も出せずに終わった。

過去にUAEダービーにこれまで出走した日本馬11頭中、その後日本で重賞ウイナーになったのは13年のUAEダービー10着馬ケイアイレオーネ1頭のみ、ゲンテンやイイデケンシンのような早稲タイプの馬が多く出走している印象があるだけに一概にドバイ遠征が要因とは言い難いが、フラムドパシオンのようにUAEダービーで3着後に長期休養を余儀なくされて大成出来なかった馬もおり、以前に書いたように成長途上の3歳馬がこの時期の海外遠征をする事に関して疑問を感じるが本音。


確かに以前にここで指摘した様に中央競馬の上半期に3歳限定のダート重賞はユニコーンSだけで3歳のダート得意の馬としては3歳馬がUAEダービーに挑戦するのは仕方ない印象があるが、日本のサンドコースと海外のダートコースは似て非なるもの、現実に3歳馬ではないが当時ダート路線の頂点にいたエスポワールシチーも米遠征で調子を崩し、その後帰国してから引退までダートGⅠ4勝を挙げる事が出来たが、遠征前の全盛時の輝きを最後まで取り戻せたかは微妙な印象が残り、百戦錬磨の古馬のダート王ですら海外遠征後は本来の調子を取り戻すのに苦労したのだから、成長途上で経験の浅い3歳馬が海外遠征後の反動に苦しむのは当然と思える。

上半期に3歳限定のダートを増やすのは芝適性の無い馬がダートで賞金で稼ぎ皐月賞や日本ダービーに出走する事で、肝心の芝適性がある素質馬がクラシックで賞金不足ハジかれる事に繋がると云う事で3歳ダート路線の整備が進んでいない事で近年は日本競馬の海外志向が強い事が手伝って今後もUAEダービーへ参戦する馬が増えて行くのかも知れないが、だからと云ってサンドコースとは似て非なるダートコースの海外へ行くのは百害あって一利なしと思える。


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