中山10R 初風特別(10下) 芝外1200m 良、標準馬場想定
【展開予想】
土曜未勝利が好時計であれ?って思ったんだけど結局全体を通すとそれなりに時計は掛かっていたのであれをそのまま鵜呑みにするのは危険。 土曜は雨の影響もあったしそこが乾いてどうかなとも思うがそんな感じだった先週でもそんなに回復しなかったことを考えると標準馬場ぐらいが妥当なところだろう。
展開だがこれが読みにくい。まず逃げ馬候補のクラウンカイザーにあまりペースを作っていくイメージのない大野が乗ってこの読みにくい馬場。探りながら入っていく可能性もある。かといってほかに逃げそうな馬となるとせいぜいロマネクイーンかアスペンサミットぐらい。この辺も2列目が理想なのと馬場が読みにくいこともあってなかなか飛ばすイメージは出てこないだろう。34秒前後の入りになる可能性もあり、それでも馬場がやはり時計が出ない状況で8秒後半ぐらいを想定、34-35前後のイメージで進めていこうかなと。極端なハイにはならず、ややハイ~遅ければ34.5-34.5の平均ぐらいあり得る。
【予想】
◎14カービングパス
〇12ヒルノケアンズ
△04エクスクライム
△08フリーアズアバード
3連複◎軸〇▲△BOX
3連単F◎〇▲→◎〇▲△→◎〇▲△×
◎カービングパスは前走の内容を素直に受け取るならここは狙う必要はある。まあ一番人気だし面白い穴馬もいるのでちょっと悩んだんだけど、それでも適性を素直に受け取れば明らかに距離短縮がプラスに働いていることと、別にスローバランスのTS持続戦でもやれているのでペースが上がり切りさえしなければ外枠でもあり対応しやすく信頼していい。ペースが上がり切ってもやれる可能性もある。まあそれとハービンジャーの仔におあつらえ向きの馬場状態になっている感じもあるしね。前走は33.9-34.8とややハイ、11.3 - 11.5 - 11.6 - 11.7のラップ推移で減速が早い流れにはなっているが段階的。中団馬群から福永が上手く外まで誘導して直線までかなり理想的に入っているがそれでもL1まで強烈に伸びた。ポテンシャル面を評価とこのペースに対応できる1200の基礎スピードをしっかりと示せたとみて良い。また翌日がキーンランドCだったりWASJの3戦だったりで、この辺と比べて走破時計的にも優秀(もちろんラップやペースに差はあるが)。ここは素直に狙いたい。
〇ヒルノケアンズはここ数走力をつけてきているのもあるが、明らかに距離短縮がプラスに働いている感じ。唯一崩れた2走前は中団の最内で進めていたが完全に詰まってしまって手ごたえはあったが動けなかった。前走が新潟1200らしい11.4-11.8-10.8-11.9というギアチェンジ戦で内から上手く立ち回ってスルッと反応してきたように序盤無理せずに終い鋭く脚を使ってきたことは評価できる内容。また3走前の中京1200フィリピンTで34.5-35.4のややハイからの11.6 - 11.3 - 11.9 - 12.2とL3最速戦を中団馬群の中で3~4角外目、そこでちょっと置かれはしたがL1までジリジリと伸びてきて4着。時計的には物足りない面もあるがしっかりとポテンシャル面を見せてきている。2走前からある程度流れてもやれるはずだし、ペースが上がり切らずに平均ペースとなると後半そこそこ速いラップを要求されてL2最速戦になる可能性も十分にある。そこで外からスッと伸びてきそうなのはこの馬かなと。展開の幅も広いし武器も持っている、時計勝負になりにくそうな今回の条件なら積極的に狙いたい。
△フリーアズアバードはこれも前半ゆったり進める条件で脚を溜めた方がいいタイプ。3走前のインスペード戦は結構いい内容で、平均ペースで落ち着いて11.2-11.4-11.3-11.7とL2で若干の加速。これを中団馬群の中でスペースのない状況で動けずに直線入りで苦労、L1で伸び始めて際どい4着争いに食い込んできたという感じ。ここ2走はちょっと物足りないのも事実だが3戦ぐらい叩かれて結果が出てきている傾向でもあるし、馬場が読みにくく序盤無理せず溜めて勢いをつけてきた差し馬が有利になりやすい今の中山という状況からもチャンスはある。
△エクスクライムも穴どころから。まず前走は11.4-11.8-10.8-11.9とギアチェンジ戦に対応できずに置かれた形で度外視。エンジンの掛かりは遅いがスピードそのものは持っている馬で新潟内周りでもペースが上がり切りやすい1400m戦で4走前の五泉特別はハイペースになり切って11.2 - 11.7 - 11.8 - 12.1 - 12.4のラップ推移が示す通り消耗戦で大外ぶち抜いているようにバテ差し馬である。今回は読みにくいところがあるが、前掛かりになるのがベースではある中山1200。序盤ついていけなくても徐々に減速していく流れで上手く捌ければチャンスはある。まあ騎手が若い木幡息子君だけど、流れ次第でワンチャンスある馬なので頑張ってもらいたい。
消からサザナミは前走の勝ちっぷりは印象的だがこれも新潟内の中弛みで取り付く感じで11.3-11.9-11.2-11.4と2F勝負でスパッと切れた形になる。今の中山1200だとペースが上がり切らない可能性が高いのでそこはいいんだが、それでも前掛かりにはなると思うしその中でハイペースバランスで未知数のディープ産駒ってのはちょっと狙いにくいところはあるかな。
最終週で阪神競馬関係者たちの動きが活発化。
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