2015年9月13日日曜日

来年から最終開催を12月28日固定に

 中央競馬の締めくくりは「12・28」に―。JRAが2016年度から、12月28日の開催を固定化する方針であることが12日、分かった。中央競馬の開催は地方競馬との取り決めにより、12月28日までと決められている。さらに土日開催を基本とするため、年によって最終開催日にばらつきがあった。これを統一することで競馬ファンはもとより、ファン以外にも「競馬の日」として認知を図る。


 他の公営競技では地方競馬の東京大賞典が12月29日に、競輪のKEIRINグランプリが同30日に、オートレースのスーパースター王座決定戦が同31日に固定され、それぞれ年末の風物詩となっている。一年の締めくくりを明確にすれば“オーラス感”を盛り上げる効果がある。

 具体的な番組編成は現在検討中だが、有馬記念の施行日が固定化されれば、これまで以上に盛り上がることは間違いない。またG2のホープフルSは将来的なG1昇格を目指して創設された経緯があり、レースレーティングが基準を満たせば、G1として28日に置く可能性がある。

 12月28日に行われた昨年の有馬記念では、売り上げが前年比110・7%と、大幅に増加。年の瀬開催の効果が浮き彫りになった。28日開催の固定化はJRAにとってもメリットが大きい。過去に、春の天皇賞が昭和天皇の誕生日(4月29日)に固定して開催されたことがあった。「12・28」が年末のビッグイベントとなる日は近い。





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