2015 10/3(土) シリウスS(GIII) 阪神ダ2000m
出走予定・登録馬一覧
阪神2000は3戦2勝2着1回とパーフェクト、抜群のコース適性を誇るナムラビクターがミルコ・デムーロとのコンビ3戦目、得意条件で今度こそ勝利を狙う。ここ2走は強敵相手ではあったにせよ、3,4着と伸び切れずに善戦どまり。今回は相手関係は楽になるが新星候補の力は読みにくく、同じく阪神2000巧者のマルカプレジオも厄介だ。それでもチャンピオンズC2着、タルマエと差のない競馬を挑んだ実力馬、恥ずかしい競馬はできないぞ。
条件は言うまでもなく良いので後は相手関係だろう。ここはハンデも背負わされて58kgだが、それでも好勝負してほしい一頭である。
この馬はチャンピオンズCでもそうだが、1800では緩い流れが理想なのは間違いない。中京ダ1800m戦でペースバランスが50.4-48.7と明確にスロー、12.9 - 11.9 - 12.2 - 12.4 - 11.7 - 12.4と途中で少し早くなりつつもペースが上がり切らずにL2最速と後半の総合力が問われた競馬。内枠から出負けからじわっとポジションをとって行きつつ行為を確保しに行く。そのまま好位列で我慢しながら進めていくと先頭列が雁行状態になっていく。3~4角では結果的に2列目の中目で進めながら直線で外と理想的な展開。ここから加速していく流れにもしっかり対応して2列目から徐々に先頭列を窺い、L1でタルマエとの差をジリッと詰めながらの2着だった。まあこの馬は後半の要素は高いレベルにあってトップスピードの質も高いしそこまで加速していくギアチェンジも優秀。上手くそこをしっかりと引き出せたのはペースが緩かったからというのが大きい。
実際ここ2走がイマイチだったのは全体のペースが上がっていることが大きいだろう。2走前のアンタレスSでは阪神ダ1800m戦でペースバランスは48.1-49.5と明確にハイペース、12.0 - 12.1 - 12.1 - 12.3 - 13.0と淀みない流れを基礎スピードで押し切ったクリノスターオーらを相手に中団内でロスなく進めたが直線での伸びはやはりジリジリでなかなか詰めきれず。脚を使わされてしまうと後半の良さが幾らか削がれてくる。このレースの場合は序盤無理をしなかったのと3~4角でロスなく進めたことも最後意外と伸びてきた要素に繋がっているという感じ。東海Sでは崩れているように基本的にスピード勝負は合わない。
前走の平安Sも1900m戦だったのでもうちょっとやれるかなとも思ったが、珍しく12.6 - 11.9 - 11.7 - 12.0 - 12.2 - 12.5と中盤からタガノゴールドの押上げでペースが上がって割と平均的、息を入れにくい競馬になった。その中で後方から手を動かして徐々にポジションを上げつつ3角では中団外。4角でも大外に持ち出して好位列に取り付いての直線。それでも最後までジリジリと弾ける手応えではなくなだれ込むまでだった。まあ内容的にコーナーで速いラップを刻む中で外から押し上げていくという競馬をしての4着は評価したいところだが、やっぱり息を入れられずに早い段階で追走に脚を使わざるを得なかった。その分だけどうしても切れ味は削がれているしコーナーのロスも響いたという感じの敗戦だった。
個人的にはこの馬は息さえ入れられれば要所のギアチェンジやトップスピード、ポテンシャル面といった後半の3要素はトップクラスにも伍するレベルにあるとみている。まあ実際チャンピオンズCで2着しているわけだしね。そこを引き出すためにもどこかでゆったりとした流れに乗りたいわけで、阪神2000で相性が良いのも芝スタートで序盤こそ速いが1~2角で明確に緩む。そこからの加速戦になるのが崩れずに後半の競馬がしやすい要因となっているだろう。トップスピード勝負でもポテンシャル戦でも戦える馬なので、前半の基礎スピード要素さえ問われなければ安定して勝負になる馬だ。今回は新興勢力も警戒したいが、それでもこの馬のパフォーマンスが一枚抜けているし、何よりトップスピードの質が要求されてもポテンシャル戦になっても強いというのは大きい。阪神2000で外枠を引けば崩れる要素はほぼなくなるだろう。ただコース形態的にも内枠に入ると1~2角の淀みに巻き込まれるリスクは逃げ先行できないとどんな馬にも出てくるのでそこはミルコの出負け癖も含めて考えておきたい。相手は厄介とはいえこのメンバーなら地力は一枚上。ここ2走のスピード色がある程度問われた競馬から距離延長でゆったりした流れになるこの舞台。2角で包まれて下げたりしなければ勝負の中心にいるべき一頭だろう。
最終週で阪神競馬関係者たちの動きが活発化。
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