2015年9月1日火曜日

新潟記念 2015 ラップデータ予想:4角から前が動く感じで、後ろ過ぎると届ききらない傾向

新潟記念2015予想用、過去10年のラップデータ
新潟記念2015予想用のラップデータ


 過去の新潟記念のラップデータを分析します。


 まずはペースなんだが、平均ペースで流れるときと、完全なドスローになるときとはっきり分かれる傾向にはあるかなというところ。まあハイペースまで振れてしまったこともあるし、2年前なんかはややスローの範囲。この2つのパターンは意識しておきたいところ。


 そのうえで今回は先に脚質別から見ていくのだが、このレース意外と追込みは決まりにくい。最低限のポジションにはつけていないとなかなか突き抜けるまでには至らない、ということが多い。まあアルコセニョーラが強烈に差し切ったこともあるにはあるが、過去3着までで追込み馬(18頭立てで14番手以降)が絡んできたケースの方が稀である。また近年は中団~先行勢が非常に強いというのがよくわかるだろう。


 レースラップで判断すればL2最速は10/10でこれはほぼ傾向的にも確定的だとみて良い。ここはそんなに重要な要素ではないのだが、ポイントになるのはL4から結構速いラップを刻んでいるというところ。L4から11秒台に入ることが多く、4角で前がレースの流れを引き上げていることがこのラップからは分析できると。ここでリードをある程度保ちつつ動いていってTS持続力で粘り切るというのがこのレースでの穴パターンになるだろうと。



 一昨年のエクスペディション、ファタモルガーナといったような感じで、ある程度のペースを追走しながら後続に対してリードを作り、そこからでも速いラップを踏み込める馬、そしてそれを維持できる馬というのが穴どころで怖い。後方の馬は脚を出し切っているが結局前も仕掛けが早い流れでラストまで結構踏ん張ってくるのでなかなか串刺しにはしにくいという傾向が出ている。こういうラップ推移なので、ギアチェンジよりもトップスピードを長く持続できる能力の方が重要だろう。そしてそれをできるだけ前目で引き出していきたいところ。絶対的な基礎スピードというよりも、トップスピードを引き出せる許容範囲が広いという意味で基礎スピードの幅が欲しいという認識。




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