2015年9月16日水曜日

第52回東京記念結論

ユーロビートは自分のペースで先行すればバテずに渋太く息の長い脚を使えるタイプでガマン比べの競馬では強さを発揮する反面、決め手比べになると分が悪いだけに大井記念ではプレティオラスの抜群の決め手に屈して2着と敗れたが能力差は無いと考えるべき。

今開催の大井の馬場も前残りの傾向が強いが、これは前が止まらないと云うより差しが利かない事で前が残っている印象が強く、また外よりも真ん中から内の馬場を通った馬が伸びている印象もあり、それ故に切れ味身上で大外を通るプレティオラスよりはパワー型で前々のポジションにつける事が可能なユーロビートの方が有利と思える。
だとすれば人気でもユーロビートを軸にするのが筋なのだろうが、先ほども指摘したようにユーロビートは今回59Kと他馬より余分に斤量を背負わされているのが気になるトコで、自分の本来の先行策をとり、早目先頭の競馬で流れ込みを図った際に斤量差のある馬に足を掬われる可能性も考えておく必要を感じる、そうなると末一手のプレティオラスよりは斤量が軽く前々のポジションでユーロビートをマークする競馬が可能で、なおかつ差す脚がある馬を軸馬に抜擢するのが正解と思える。

それに該当すると思えるのは重賞未勝利だが前走のマーキュリーCで4着と健闘したタイムズアローで、確かにマーキュリーCではユーロビートに完敗しているが、当時54Kと同斤だったのに対して今回はユーロビートから斤量3K貰いでの競馬になるのは明らかにプラス材料だし、前走は長距離輸送の影響もあり大幅な馬体減もあって詰めを欠いたと思えば今回は逆転の可能性を感じる。

馬券はタイムズアローとユーロビートの馬単の表裏が大本線、あとはタイムズアローを買う以上は6回船橋・短夜賞でタイムズアローとクビ差の競馬をしたガンマーバーストを無視する訳にはいかず穴馬に指名、ガンマーバーストからタイムズアロー・ユーロビートへの馬単表裏を押さえ、金額の太い・細いの違いはあれどタイムズアロー・ユーロビート・ガンマーバーストの馬単の三つ巴が今年の東京記念の結論。


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