2015年10月28日水曜日

天皇賞秋2015 出走馬:サトノクラウン、毎日王冠回避からのぶっつけはカギ…3歳世代のレベルの高さを証明せよ!

七騎の会:天皇賞・秋468-60


2015 11/1(日) 天皇賞(秋) 東京芝2000m
出走予定・登録馬一覧
天皇賞秋2015の出走予定馬


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 天皇賞秋の出走馬全頭展望予想の前半最後は3歳世代から、毎日王冠を回避してぶっつけで古馬に挑むサトノクラウン。弥生賞では強烈なポテンシャルを披露し強敵ブライトエンブレムを撃破。皐月賞では伸び切れずもダービーでは流石の決め手でリアルスティールを撃破しての3着。前哨戦は使わずに休み明けぶっつけ本番だが、素材は一級品。歴戦の古馬を相手に3歳馬がシンボリクリスエス以来の制覇となるか。


 3歳世代は世代レベル全体は確実に高いはず。個々で見るとなかなか読みにくいところはあるんだがダノンプラチナの強さやヤマカツエースの好走、アクティブミノルのセントウルS制覇など、多岐にわたって存在感を見せている。1000万下、準OPで強い競馬を見せた馬でも菊花賞では結局春の実力馬が一枚上を行った中で、ドゥラメンテを2番手勢で追いかける立場のこのサトノクラウンも相当のレベルにあるとみていいだろう。後はルメールである。


 個人的にはこの馬に関してはやはり弥生賞が一番印象的に強い。世代においてもポテンシャル競馬では最強かなと思っていたブライトエンブレムを全く問題とせず台頭してきたという認識で、ダービー、菊花賞路線で狙いたいなと思わせる一頭だった。この弥生賞では少し雨が降っていて稍重馬場、ペースバランスは61.3-60.5とややスローという程度、12.7 - 12.0 - 12.1 - 12.1 - 11.9 - 12.4というラップ推移で少し緩んでからの5Fロンスパポテンシャル戦である。まずまずのスタートから無理をせずに折り合いながら下げて好位列、そこから更に1~2角でも下げながら中団に取り込まれる競馬になった。動かないまま3角を迎え、3角では外目に誘導しながら進路を確保、4角では上手くトーセンバジルの内から進路を確保して直線。序盤でそのまま並ぶことなく一気に抜け出したが強敵ブライトエンブレムが猛然と伸びてくる。L1でどうかなと思ったがこれがなかなか驚きで、ブライトにジリジリと詰められはしたが決定的ではなくそのまま突き抜けた。正直ポテンシャル戦でここまでやれるとは思っていなかったのでこの一戦で評価を一気に上げることになった。ただ傾向で見てもスローロンスパに近い競馬になっていたし、コントロールしながら後半のポテンシャルで良さが出たという形はどちらかというと長距離向きの競馬になったとみていた。従って皐月賞よりはダービー、菊花賞で狙いたかった。


 皐月賞ではあまり高い評価をしていなかったが結果的に馬は思ったよりは頑張ったかなという感じ。ルメールの仕掛けが甘く総合力タイプに見劣った。中山芝2000m戦は同じでも高速馬場で59.2-59.0と平均ペース、しかも12.2 - 12.2 - 12.1 - 11.7 - 11.4 - 11.6と道中若干は落ち着いて最上位の馬たちからすればそこから0.8、最速11.4とまずまず速いラップを刻むまで加速する余力を残すペースだったといえる。その流れでやや出負けある程度リカバーしつつ中団ぐらいには取り付く。道中中団馬群の中で進めながら若干緩みがあったところでベルラップが上がって行ったのだがレースの流れを変えるまでには至らず、その中でサトノは動かずに我慢後方まで下がってしまった。4角手前でようやく大外をぶん回して押し上げだすがここから前は一気に加速していく流れ。案の定動いていってコーナーワークで置かれるという形になる。3~4角でロスなくスムーズに加速してきたドゥラメンテに直線で一気に突き抜けられこの馬はジリジリとしかなだれ込めずの完敗だった。


 正直東スポ杯はここの段階でも低レベルだとみていたし、ああいう2Fのギアチェンジ戦で勝てたのは適性の幅としては評価しても弥生賞が本質のはず。皐月賞の高速馬場でペースが上がるまで動かずに下げてしまうような競馬では届くわけがない。個人的にはこれは騎乗ミス、馬の適性を読めずに流れに合わせて加速されて終わったという競馬だったかなとみている。コーナーで加速する流れであれだけ大外を回してしまっては。ドゥラメンテの場合は確かに直線では同じところにいたが、4角でまあ強引さ甚だしいも遠心力を使って膨れてきているだけで3~4角の途中までは最内でしっかりとスペースを取りながら押しあげている。ここの差と馬の適性、能力差が明暗を分けてしまったかなと。





 ダービーでは幾らかマシな競馬ではあったが、リアルスティールの福永ともども最序盤のポジショニングの段階でリスクを取ったドゥラメンテとの勝負はついてしまっていたかなという感じの競馬になった。東京芝2400m戦でペースバランスでは58.8-59.4とさらにハイ寄りになっていて、12.5 - 12.4 - 12.4 - 11.9 - 11.0 - 11.7のラップ推移からもわかるように結構ペースが上がった分だけ各馬の仕掛けの意識が遅れる競馬になった。半端に11番枠と中目だったのも災いしたか、ゲートも微妙で外からの食い込みにポジションを取れる競馬にならずに後方からの競馬。道中も淡々とした流れで進むのでポジションをそのままに後方で3角。徐々に前のペースが落ちてくるとともに馬群が凝縮していく流れの中でそれでもまだ3~4角で後方馬群の外から仕掛けを待つ、4角では流石に動いて大外で直線。最序盤はまだ緩い地点でもあったしコーナーで勢いもつけてきたのでリアルスティールをまず差すが、ドゥラメンテには出し抜かれる。L1まで唯一伸びて来てサトノラーゼンとの差は詰めてくるもののわずかに及ばず悔しい3着となった。ペースが速くて仕掛けが遅い流れだったので4角からの仕掛けになっても要所で置かれなかった。ペースが上がる前にしっかりと仕掛けることができ、直線序盤の11.9のところで伸びてきたものの、それより前でしっかりと仕掛けていたドゥラメンテとの差は歴然だった。結局のところはポジション差で敗れたし、あの位置で勝負を仕掛けるなら4角では遅かったというほかない。ただし、リアルスティールよりは先に仕掛けていたのが直線序盤の反応の差としてしっかりと出ていたし、それでいてL1まで伸びてきたのは評価すべき材料で、序盤ゆったりと脚を溜めたことで後半のTS持続力を引き出してきた、トップスピードの質という観点で見てもドゥラメンテと比較して十分戦えるレベルのモノは見せたと言っていいだろう。距離が延びたことでパフォーマンスを上げてきたというのは個人的にはイメージとフィットしているかなという感じ。


 この馬は血統はラストタイクーンの仔マルジュが父になるわけだし、父としてはそんなにメジャーではない(この世代の人間としては割と有名なJC2着インディジェナスの父でもあるが)し、母父としてはマルセリーナやグランデッツァの印象が強いのでどちらかと言えばスピード色…マイル辺りで良さが出ている感じはある。キタサンブラックもそうだが血統とはちょっと違って少なくともこの馬の傾向で見れば前半はゆったり入った方がいいのは確かだし、そのうえでポテンシャル戦、TS持続戦でも結果を残すことができたというのは評価したいと思う。今回は距離が2000m戦になるが、府中の2000mという舞台であるならば個人的には面白い条件だなと。問題はルメールの差し馬、というところにある。個人的にはルメールは動き出しが非常に甘い。ここでは何度も言ってきているがイメージとしては全体的に強化した福永という感じ。特に先行させれば菊花賞のリアファルでもそうだがしっかりとレースを作ろうとしてくれるし概ね判断は正しい。ただ、こと追込みになるとやはり動き出すタイミングが後手になることが多い。この馬でも皐月賞でやらかしているし、仕掛けるポイントは割と流れや乗っている馬で判断するというより機械的に判断している感がある。動いていく必要性が出てきたときにしっかりと動けるかどうかは重要なポイントになる。幸い今回は府中だし、ある程度流れれば仕掛けどころはさほど気にする必要のない舞台。また流れないにしても今回はエイシンヒカリがいる以上仕掛けどころはある程度早くなる。毎日王冠、エプソムC同様にコーナーから引き上げてくれればひとまずルメール得意の流れに沿ってスペースを突きながらエンジンを欠けていくという競馬がマッチする可能性は高いかなと。個人的にはアンビシャスも互角とみていて3歳世代はどちらも鞍上含めて相当怖いと思っている。この馬の場合はペースが上がった時に基礎スピード的に戦えるかどうかがポイントになるが、スローになって最低限噛み合えば勝ち負けしてきても驚けない馬だなと。相手関係は強敵だし、本格化したラブリーデイやエイシンヒカリなど楽ではないと思っているがそれでも期待したくなるレベルの馬だ。面白い馬が多すぎるし枠や天気である程度変わってきそう…予想的にはまだかなり悩んでいるので何とも言えないのだが、重い印を打つ可能性も十分にある一頭だと言っておく。




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昨年2850円の的中馬券をお届けしているドル箱GI。今年はショウナンパンドラ・エイシンヒカリ・ラブリーデイ・スピルバーグ・イスラボニータらが人気となりそうだが、いずれも一長一短の印象で10回走ったら10回とも勝ち馬が違っても正直驚けないメンバー構成。

中距離路線のトップだったエピファネイア・キズナが引退。さらにゴールドシップ・トーホウジャッカル・デニムアンドルビーらが不在とあってどの陣営も色めき立っているのは言わずもがな。

現に当社が注目しているアノ陣営からは『ウチは東京2000mのココが大目標。エイシンヒカリがハナを切る展開も理想だし、これだけ好走条件が揃えば勝ち負け』と強気の発言。

更に、表向きには胸を借りる立場である事を強調している某陣営からも『勝ち負けになる算段がなければ使わないし、着実に力をつけている今な今回のメンバーに交じっても印ほど力差はない』と色気タップリ。

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