2015年10月26日月曜日

ひと夏越してグンと成長したダノンプラチナ

月曜恒例の重賞回顧。まずは土曜の富士Sから。

マイルの重賞にしては遅いぐらいのペース。ダノンプラチナはスタートで大きく出遅れた時点でキツいと思っただけに、直線だけでまとめて差し切るんだから大したもの。(蛯名)正義が腹を括って終い勝負に徹したのが良かったにせよ、とにかく強い勝ちっぷりだったね。前走から馬体は6キロ増えただけだけど、無駄肉が取れて付くべき所に肉が付いた感じだし、調教の動きも良かったように、ひと夏越してグンと成長したんじゃないかな。ただ、毎回毎回これほど極端な乗り方がハマるほど、競馬は甘くはないからなぁ。京都のパンパンの良馬場、GIともなると上がり31秒台の決着になることは十分考えられるから、そこで同じ競馬をして通用するかとなると…。まずはゲートを五分に出ないことには厳しいと思うし、マイルCSに向かうとなるとさすがに楽観はできないね。

サトノアラジンは、休み明けでも調教の走りからして、体調が良かったのがまずは一番かな。向正面で前がゴチャついた時にも、適度に間隔を取っていたぶん、不利を受けずスムーズに運べている。この辺のコース取りのうまさは“さすがルメール”といった感じだし、位置取りが後ろからになったなりに、最善の競馬ができたと思うよ。今回は強烈な脚を使ったダノンプラチナを素直に褒めるべきだけど、ある程度の位置に付けてもチョイ足りないところがあるのも事実。重賞を勝つとなると、他の馬がミスをするとか、何かしら恵まれないことにはキツいかもしれないなぁ。

ロゴタイプは、積極的に2番手に付けて、直線で早め先頭から押し切りを図る強気な乗り方。小細工なしの正攻法で挑んだぶん、終い甘くなった感はあるけど、自分の競馬ができても勝ち切れなかったあたりはちょっと不満だね。追い切り診断でも触れたように、朝日杯FSや皐月賞を勝った時ほどの状態にはないんだと思うよ。まぁ、前走よりは上向いてはいたし、まだ良くなる余地は十分ある。今回は58キロの斤量も少なからず響いたはずで、デキが良くなった上で他馬と同斤で戦えれば…といったところだろう。マイルCSに向かったとしても、まだまだ捨てたものじゃないと思うけどな。

シェルビーは、直線でゴチャついた所に入ったぶん、戸崎が追いづらそうにしていたけど、外へ出してからモタついていたあたりは物足りないね。あの感じだと、たとえスムーズでも結果は大して変わらなかったかも…。成績からしても、重賞に入るとワンパンチ足りないんじゃないかな。

フルーキーは、好位3~4番手でジッとできていたし、変にムキになるようなところもなかったんだけどなぁ。最後までバタっと止まってはいないんだけど、もっと粘れないことにはどうしようもないだろう。物足りない内容だったように、この馬も重賞に入るとワンパンチ足りないのかもしれないね。

グランシルクは、中団から楽な手応えで上がって行けていたのに、最後は前と同じような脚色になってしまったね。使える脚が短い感じだから、東京の直線は長いのかもしれない。中山で一箇所だけ脚を使う競馬なら、こんなことはないのかもしれないけど…。

シャイニープリンスは、直線で前が詰まったのが痛かった。まともに追えたのは残り50mぐらいだったから、さすがに届くわけがないよ。そう差のないところまで詰めて来ていただけに、まともだったら勝負になっていたかも。ちょっともったいない競馬になってしまったね。

クラリティスカイは、好位3~4番手のインでジッとできていたとはいえ、あれだけムキになってハミを噛んだらキツい。今回は直線が長くて坂がある東京だったけど、たとえ平坦の小回りコースでも、あの走りだと最後まで我慢できないだろうね。まぁ、今回は休み明けだったし、このひと叩きでガス抜き出れば次は違うでしょう。



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