2015年11月3日火曜日

アルゼンチン共和国杯 2015 出走予定馬:マイネルフロスト、まずゲート五分で…器用貧乏でポジションを取って前半の良さも活かしたい

2015 11/8(日) アルゼンチン共和国杯(GII) 東京芝2500m
出走予定・登録馬一覧
アルゼンチン共和国杯2015の出走予定馬


 層の厚さが目立つ4歳世代の中でも重賞での善戦どまり度合いが目立つマイネルフロスト。オープン特別の福島民報杯では勝利も、シンガポール航空国際Sも含めて4着と馬券にならない程度の重賞での善戦が今年は既に3度もある。ダービーでも3着に入った舞台である東京競馬場でハンデGIIらしい混戦模様のメンバー構成。そろそろ善戦以上の結果が欲しいところだが。


 基本的にはトップスピードタイプだと思っているし、そこからの持続力や要所で動けるギアチェンジも含めて後半の要素はある程度のレベルで戦えている。福島民報杯でもポテンシャル戦でやれていてなかなかつかみどころのない馬だがダービーの内容からも基本的にはトップスピードを問われた方がいいだろう。どんな競馬でもやれてしまうだけに厄介だが相手関係次第かな。


 ダービーが印象的なのでどうしてもここから振り返ることになる。一応条件も近いので。東京芝2400m戦でペースバランスは59.6-60.2とハイ気味平均ペースではあるものの単騎逃げのエキマエがいてのもの、実質的にはややスローぐらいかなという感じのレースで、12.7 - 13.6 - 12.2 - 11.6 - 11.1 - 11.7と故障した地点で少しラップがおかしくなっているが仕掛けは遅く3F戦という形だ。内枠利して五分のスタートからじわっとポジションを取りに行きつつ好位の内ポケットに入り込む。道中もポジション変わらず3列目の最内から直線で上手く最内の進路に入り込む。そこからジリッと伸びつつ加速ラップに対応しながらL2でもジリジリで2列目、そこからL1でしぶとく伸びて3着を確保しきったという形。一応相手関係を見てもトゥザワールドやアドマイヤデウスといったところがいたわけだし、その中で器用さを要求されながらしっかりと対応してトップスピードを長く維持できたのは評価できる。ただイスラやワンアンド比較では後半要素で全てにおいて見劣っていたのは確かだし、高いバランスでは持っているものの抜きん出たものはないかなという感じはあった。


 福島民報杯では福島芝2000m戦でペースバランスは59.9-59.2とスロー気味で平均ペースの範囲。12.1 - 11.7 - 11.4 - 11.6 - 11.9 - 12.6というラップ推移でL4最速戦、L1はかなり落ち込むロンスパ戦となっている。内枠からまずまずのスタート、そこから無理なく2列目のポケットに入り込む。そのまま向こう正面で我慢する競馬、そうこうしているうちに前がかなりペースを引き上げていくので動かずに追走するという形で前にスペースを置いて3角。3角ではまだそのスペースを維持しつつ4角で外に持ち出す。そのままその勢いで2列目に並びかけて直線。序盤で堂々と先頭に立つと、L1まで後続を寄せ付けずの完勝だった。相手関係的にはダコールぐらいだし、ポテンシャル戦だと一枚落ちる相手なのでまあ楽は楽だったし、最速地点に掛かっている3角ではロスなく進めていたというのもラップ推移的には良かった感じ。減速していく11.9の4角地点からは外に出していたがそこからはしぶとく粘り切っている。このレースはちょっと判断が難しいが、上手くポジションを取ってロンスパ戦で最後まで寄せ付けていないという点は相手関係を考えてもやはり一定の評価は必要なのかなと。


 オールカマーではそのポテンシャル戦で完敗を喫した。 中山芝外2200m戦でペースバランスは60.8-58.5とかなりのスロー、12.6 - 11.9 - 11.7 - 11.4 - 11.7 - 11.8とL3最速のロンスパ戦というのは同じだが、違うのはレースラップでL1がそんなに落ちていないこととこの馬のポジションである。外枠から飛び上がるような感じで出負けして後方からの競馬になる。そこから道中も後方馬群の内目で進めながら3角。3~4角で中目から仕掛けを待つような感じでロスなく立ち回って中団で直線。序盤でそこから進路を探るがなかなかなく、内に切り替えて伸びそうで気配は地味、最後までだらだらとなだれ込むだけに終わってしまった。う~んという感じでまあ結局位置取りが良くなかったという感じはあるし、結果的に敗因の大きなところという点ではゲートだろうなあと。


 今回は2500m戦、距離に関しては菊花賞で最低限やれてはいるのでそんなには心配していない。ただ、ポテンシャル戦としてはハイレベル戦だったオールカマーではやっぱり後ろから押し上げるほどのモノは見せられなかったし、ダービーやAJCCも含めてトップスピード戦の方が良さは出ている感がある。現時点では仕掛けが少し遅れる競馬の方がいいだろう。もちろん質や持続力、ギアチェンジを一定レベルで兼ね揃えているし、ポテンシャル戦でも若干パフォーマンスは落とすが一定はやれる。それでもポテンシャル戦では菊花賞の段階でゴールドアクターに完敗だしオールカマーのマリアライトと比較しても同じ位置からでは厳しい。内枠で上手くポジションを取って仕掛けを我慢できる立場になってくるとというところかな。トップスピード戦だとゴールドアクターのインパクトも大きいし、この馬自身の比較で見れば良くても相手も強敵になる。どちらに転んだとしてもなかなか楽な競馬にはならないと思うし、究極の器用貧乏というタイプの馬なので上手く噛み合って他馬が力を出し切れない展開の方がいいだろう。その点ではダービーでもある程度のペースでポジションを取って脚を使えているだけに、ペースはそこそこは上がった方がいいような感じはある。その点ではメイショウカドマツがある程度のペースを作ってくれそうなのは良い材料。前走は出負けしたのが後ろからになった原因だしそれで良さが出なかったので、今回は五分に出てしっかりといいポジションを確保してくれれば。総合的に不安のない一頭なので、やはり上位が嫌がる可能性がある平均ペース気味の競馬になるのが一番かな。


1番人気撃沈!アルゼンチン共和国杯はあの伏兵馬がアツい!】

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   ハンデが生み出す
          大波乱レース

    東京競馬場メインレース
第53回 アルゼンチン共和国杯(G2)
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「 名前だけの人気馬は切るべし! 」

1番人気はもとより、人気馬が不振にあえぐ波乱レース


《 第53回 アルゼンチン共和国杯(G2) 》


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