2015 12/29(火) 東京大賞典(GI) 大井2000m
出走予定馬一覧
【東京大賞典2015出走予定馬の中から注目馬は?】
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これまでダートの中長距離路線を引っ張て来た実力馬ナムラビクターだが、意外にも地方交流重賞への参戦はこの東京大賞典が初めてとなる。2000mでも阪神2000の適性は非常に高い馬だが、今回は大井の2000m戦になるのでその辺りがどうかはポイントとなりそうだ。タルマエが絶対王者として君臨してきた大井の2000、そこに阪神2000のスペシャリストがどこまで戦えるかに注目だ。
正直、この1枠1番というのは歓迎しにくいなあと。ただ、昨年のチャンピオンズCでもそうだが内内で以外と立ち回って行ける馬なので、そこを上手く立ち回って3~4角で動く競馬に持ち込めれば面白い。
まずは昨年のチャンピオンズカップから振り返っておこう。中京ダ1800m戦でペースバランスは50.4-48.7とかなりのスロー、12.9 - 11.9 - 12.2 - 12.4 - 11.7 - 12.4のラップ推移でコーナーで緩んで直線で加速。右左や小^なーのきつさの違いはあるにせよこれだけ見れば大井に近い感じはある。4番枠からやや出負けしたが内枠で上手くリカバーしながら、ペースも遅かった中で好位列を確保する。上手く道中も立ち回って2列目の中目、ちょうどタルマエの直後を確保。3~4角でもペースが上がらない中でタルマエの直後を上手く取って出口で外に持ち出して2列目で直線。序盤で抜け出したタルマエ、ローマンを目標に流石に動けずにいたが、それでもL1で食い込んで最後はタルマエに喰らいついての2着確保。ここでも緩い流れで溜めながら上手く直線L1のバテ差しを決め込んだと。直線序盤では流石に加速ラップで動けなかったが、それでも緩んでの加速戦に対応したという点では大井への対応力は感じさせる競馬だったかなと。一方で本来1800はちょっと短く、2着まで食い込めた理由としては50.4と1800mのGIとしては非常に遅い流れの競馬になったのも大きい。
実際今年のチャンピオンズカップは崩れている。中京ダ1800m戦はもちろん同じだが、ペースバランスが48.0-50.2となっているように昨年とは真逆のかなりのハイ。12.2 - 12.3 - 12.5 - 12.5 - 12.9と後半は明確に減速ラップとなっている。この流れの中で6番枠から出負けして後方、昨年と違って最序盤もペースが速く外の馬も内に切り込んできたのでリカバーできないまま後方での競馬となる。向う正面で外から勝負に行ってポジションを押し上げながら3角。外から捲って行ったタルマエに合わせながら大外をぶん回して直線となるがそこからの伸びはやはり苦しく最後まで伸びを見せられずなだれ込むだけに終わっての9着完敗だった。サウンドやタルマエには差の大きい内容になった。やはり前半からスピード勝負でペースを引き上げられて追走に苦労、3~4角でもあまり落ちていない中で外々を追走する羽目になったしこれだけスピード色の強い競馬になると厳しかった。今年の東海Sも同様に前掛かりの競馬でコパノリッキーに完敗を喫しているし、アンタレスSもそうだが1800m戦だと基本的にスピード不足に陥りやすい。
逆に阪神2000m戦は高い適性を見せている。勝ち切れないことも多いが安定しているという点では後半勝負に特化しやすい競馬になるというのもある。ただ直近のシリウスSでは3着に敗れている。これが62.3-62.3と平均ペースではあるものの13.3 - 12.6 - 12.1 - 12.1 - 12.4 - 13.1と阪神2000らしい超中弛みからのロンスパ戦。これをミルコが大きくで遅れさせてかなり後方からの競馬、3~4角でアウォーディーが動いて直線で突き放す競馬の中で粘り込を計ったダノンリバティを捕えきれないものの後方からしぶとく伸びて際どく追い詰めたという内容だ。ここでもそうだが後半加速する展開の方がいいのは確かだろう。ベストバウトと言って良いベテルギウスSでドコフクカゼ以下をぶっちぎった時も中弛みからのロンスパ戦になっている。
個人的には2000の方がいいのは確かだと思う。後はこの最内枠をどう処理するかだろう。基本的にスタートが上手い方ではないし、阪神2000と違ってダートスタートで1~2角でそこまで緩まない。まあ流石にある程度コントロールされる傾向ではあるが、最序盤のポジションが悪いとリカバーはそこそこ難しいので最内枠だと地方馬が前に入ってきたときに外に持ち出すまでにちょっと難しいところはあるなと。そこが厄介。秋山だし外に出してというより我慢して捌きに来る可能性も高いなあと。まあチャンピオンズC2着時にはタルマエを目標にしながら置かれず喰らいつけているしある程度対応はできると思うが、勝ち負けを考えるとタルマエの直後を最低限は喰らいついて進めたい。L1でのバテ差しで何とか捕えられればというところだが、タルマエとの間に他の馬を挟んで中団列からだと恐らく届く可能性はかなり低くなる。最序盤の立ち回りがカギだが、その点でこの枠は少々難儀だなと。あまり器用さのない馬だけに最序盤の内にタルマエを目標にできる位置が欲しかったと思うし、サウンドトゥルーほど突き抜けきれるポテンシャルがあるわけでもないので悩ましいところだなあと。信頼は置きにくい枠に入ってしまったが、上手くギャンブルを打って2,3列目を確保しきれるかどうか。幸い内には追込み馬が偏ったし、ワンダーアキュートは厄介だが上手く制してじわっと前目を狙いつつコパノやタルマエを行かせて進められればワンチャンスというところだろう。秋山を信じられるかどうかかな。
前走は実績のない左回りということが響いたのか8着と全くいいところがなかったパワースラッガー。今回は一転して右回り、しかも4戦3勝と相性のいい中山芝1600m。昇級して2戦目でペースの慣れも見込める今回は前走以上のパフォーマンスを引き出せるはずだ。
式別:三連複
方式:フォーメーション
1頭目:7
2頭目:4.5
3頭目:3.4.5.6.8.9.11
組み合わせ数11点
投資金額各100円
的中配当:2,860円 回収金額:2,860円
競馬情報サイトはいろいろ試してきましたが、、
see more info at 東京大賞典予想編:敗因分析のバイブル~競馬をやって何が悪い。