2015 12/26(土) 阪神カップ(GII) 阪神芝内1400m
出走予定馬一覧
【阪神カップ2015出走予定馬の中から注目馬は?】
注人気ブログランキングへ(20位前後、プロフィール欄にあります。)
今年はCBC賞を制し、阪神1400でも実績のあるスプリント路線の実力馬ウリウリが年末の阪神カップに出走予定。スプリント路線、マイル路線の強敵が揃った一戦だが、この馬も切れ味は一級品と言って良い。厳しい流れにも対応できる、重い馬場も問題なし、持ち味の決め手をしっかりと引き出して新しい年を迎えることができるか。
ディープ産駒なんだが、この馬は割とオーソドックスなディープ産駒とは違う印象で、機動力があるのと基礎スピードの幅が広く、ある程度の流れからも質の高いトップスピードを引き出せるという感覚。1200でやれたのもこの辺が大きいのかなと思う。
2走前のセントウルSでは阪神芝内1200m戦でペースバランスは34.0-33.8という平均ペースをアクティブミノルが刻み切った形。この馬自身の走破が35-32.8からもわかるように、後ろの馬にとっては厳しい展開だったといえる。ラップ推移が11.3 - 11.1 - 10.9 - 11.8とアクティブミノルが徐々に加速しながら直線に入っていくという中で、この馬は大外16番枠から出負けして最内に潜り込むというスーパー岩田的騎乗を見せる。3~4角でも前が徐々に加速していく流れの中で後方最内で動きながらという競馬を要求されつつ中目に持ち出して直線。序盤でも置かれることなく追い出されてから一気に添加してトップスピードに乗り、外のストレイトガールの前に出て最後は際どく追い込んだ。ストレイトとの脚色比較で見るとL2の最速地点で不利がちょっとあったが前を向けていたストレイトよりキレていたわけで、逆にL1ではストレイトとの差は手応えほど広げきれなかった。ストレイトはTS持続力が売り、この馬はどちらかというと瞬間最大の切れが素晴らしいという馬で良いと思う。もちろんこのレースでは35.0-32.8と自身では超スローレベルで溜められたのも大きいが。
CBC賞が面白い内容だった。重馬場で時計も一定レベル掛かっていたし、前もかなり飛ばしていてしんどい流れ、完璧に立ち回ってきたのもある。中京芝1200m戦でペースバランスが33.4-35.7と2秒以上の超ハイ。6番枠からやや出負けという程度、しかし無理せずに後方からの競馬になる。 3~4角でも最内で我慢して後方で直線を向く。 直線序盤で一気に反応してするすると伸びて先頭列に並びかける強烈なキレを見せる。L1では抜け出したところに外差しの強襲を受けるが封じ切った。11.1 - 11.2 - 12.3 - 12.2のラップ推移なので直線の上り坂地点で既に前はかなり減速してたというのもあって非常に目立つ脚だったが、このペースで脚を溜めながら明らかに目立つ脚を使えているというように厳しい流れからしっかりと一脚を使ってくるというのがこの馬の魅力なのは間違いない。この馬自身の上がりが34.4、L1はほぼ自身のラップなので12.2、L3も11.2として計算すれば概ね自身走破ラップは11.2-11.2-12.2というぐらいの計算になる。いずれにせよ直線序盤でスッと伸びて来ているように余力があってそこから鋭く動けるのが武器で、この馬がイン差しを決めやすいのはギアチェンジや反応といったところが素晴らしいので騎手が扱いやすいというのもあるのかなと感じる。
阪神1400m戦も基礎スピードの幅がある馬なので相性も悪くない。今年の阪神牝馬Sでも上手く立ち回ったとはいえ3着、昨年もスマートレイアーに捕えきられたが内からスルッと2着。ある程度のペースを追走しながらも脚を引き出せるという点で平均~ややハイにはなりやすい阪神1400でも安定はする。ただ、強烈な切れ味、11秒前後を後半に要求されるような競馬にはなりにくいので、その点でどうしても持ち味がちょっと削がれるという面はあるだろう。その点でこの馬最大の武器であるトップスピードの質を引き出せるほど余力を持って直線には入りにくい、という点でベスト条件とは思わない。昨年の阪神カップでも最内枠から中団馬群の中で立ち回って直線で外を向いたがやはりL2でスルッと伸びそうでL1で甘くなって前3頭に届く感じはなかった。11.2 - 11.2 - 11.6 - 12.4と消耗戦でとなるとやはり基礎スピードを高いレベルで持ったポテンシャルタイプに分があるのがこのコース。少なくとも内枠で上手く立ち回ってという競馬は欲しいし、そのうえで適度にコントロールされて後半に11秒台前半を問われるような競馬になればなあというところ。トップスピードの質は高い、ギアチェンジも持っている、基礎スピードの幅も高い。前走のスプリンターズSみたいに仕掛けの早い展開で外から正攻法で長く脚を使ってくるほどにはTS持続力はないので、どういう展開でも脚の使いどころがカギになる馬。個人的にはマイルぐらいだともうちょっと前で競馬した方がいいんじゃないかと思う馬なんだが、とにかく機動力を活かしてしっかりと立ち回って鋭い一脚を引き出せるかどうか。平均ペースぐらいで昨年より一列前で立ち回れると怖さは増すと思う。
see more info at 有馬記念予想編:敗因分析のバイブル~競馬をやって何が悪い。