2016年1月3日日曜日

中山金杯 2016 出走予定馬:ベルーフ、この時期の中山大好きフランシス・ベリーとのコンビで覚醒なるか

ホースメン会議:金杯490_160


2016 1/5(火) 中山金杯(GIII) 中山芝内2000m
出走予定馬一覧
中山金杯2016の出走予定馬一覧


中山金杯2016出走予定馬の中から注目馬は?】
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 明け4歳、クラシック戦線ではあと一歩が届かなかった実力馬ベルーフが2016年こそは大成を期して中山金杯から始動する。夏の小倉記念では古馬相手に健闘の2着を見せたものの皐月賞や菊花賞では結果を残せず終わってしまった。相手は同期のライバルブライトエンブレムをはじめなかなかの強敵が揃ったが、ここを突破して飛躍となるか。


 金鯱賞の内容的に見てもそこそこやれて欲しい一頭だし、今回は鞍上にフランシス・ベリーを擁してきた。単純な腕という観点としてよりも、馬のタイプ的にも中山という舞台を考えても岩田からベリーに替わるのは大幅にプラスになるなと個人的には感じている。


 まずは金鯱賞から振り返る。中京芝2000m戦でペースバランスは59.6-59.2と平均ペースで流れているが、12.3 - 12.0 - 11.8 - 11.1 - 12.0とL2最速が明確でTS持続力も問われているし全体的な総合力を要求された感じになった。この流れを8番枠から五分に出つつも二の足微妙で窮屈になって後方からの競馬という形になる。道中も後方の最内で進めながら3角に入る。3~4角で最内を立ち回ってコーナーワークで中団に取り付きつつ直線。ただ序盤で進路確保ができずに外に持ち出すまでにかなり後手を踏む。L1でようやく進路確保してくると最後は伸びてきたがという感じの完敗だった。まあレースラップ的にも3~4角の下りではペースが上がらずに直線入りの上り坂で一気にギアチェンジが要求されているのでこの辺りが器用さに欠けるこの馬としては厳しい材料だったかなと。ただL1でしっかりと伸びて来ていたので進路確保がスムーズだったならもうちょっとやれていたかなという感じ。まあ総合力では見劣ったが基本的にはタフな競馬でポテンシャルを活かす立場だしこの敗戦はそんなに気にしていない。


 菊花賞もセントライト記念もこれに近いと言えば近い。まあサッと振り返るにとどめるが。セントライト記念は61.1-60.1とややスロー程度も12.5 - 12.6 - 11.9 - 11.5 - 11.6と中盤緩んでからの2F戦という仕掛けが遅い競馬になった。好位で立ち回りながら3~4角でも前を向いて仕掛けを待ちつつ2列目で直線。序盤で追い出されるが明らかに反応で見劣って苦労。それでもL1ではジリッと伸びて来て3着争いには喰らいつく5着だった。休み明けで叩き台、レースの仕掛けの自信の仕掛けも遅かったのが敗因だとみて良い。菊花賞は中弛みからの13.7 - 11.8 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 11.6 - 12.2 - 11.6と一見超ロンスパっぽくて最上位は脚を出し切っていないというような感じでL1で再加速が問われた。ここで中団から立ち回りつつも3~4角は馬群の中に入り込んで前を向けずにポジションを上げられないまま直線。序盤で減速ラップの中でもなかなか進路が作れずに内に切り込みながら追い出しを我慢。しかしそこから前は加速していくという流れの中で伸び切れずの完敗だった。これも脚を出し切れない競馬になってしまっていてブライトエンブレムも含めてポテンシャルを出し切れそうで意外と前がそこからもう一段階加速する余力を持っていたというところが響いた形だとみている。


 京成杯の勝ちっぷりでもいいがやはり直近の小倉記念だろう。小倉芝2000m戦でペースバランスで見ても57.9-60.1と2秒以上とかなりのハイ、11.7 - 11.8 - 12.0 - 12.1 - 12.2 - 12.0と淀みなくポテンシャル戦の流れでもちろん高いレベルの基礎スピードを要求されている。5番枠から五分に出てそこから積極的にポジションを取っていくぐらいの形で中団にポジションを取った。そこからも前が流れている中をついていく形で3角。3~4角で外目から押し上げながら好位列に取り付いて4角出口では2列目で直線。序盤でそこから追い出されるがそこからのもう一伸びは微妙。それでもL1までしぶとく脚を維持してばててきたウインプリメーラは交わして2着に上がったという形。このレースまでは高いレベルの基礎スピード戦に対応できるかは未知数だったし、皐月賞なんかを見ても消極的な競馬だったとはいえ伸び脚は微妙だった。高いレベルでの総合力勝負では基礎スピード面が要求されると厳しいと思うが、完全に上がり切ってしまうと対応できるという点では絶対的な基礎スピードそのものは持っていたのかなという感じ。そこからのポテンシャル戦でしっかりと結果を出せたというのもこの馬の新たな一面だったかなと。


 小倉記念までは折り合い面を意識しすぎてポジションを捨てたことで完全に相手関係や展開次第というところではあったと思う。ただ、厳しい流れで中団を確保できた、そこで折り合って進められたことで色々と選択肢が広がったというのは大きい。ただここ2走はそれでも勝負所までにいい位置を確保できずに内目、前に馬を置いたことでそこから進路を探っていく過程で置かれてしまっているのが敗因としては大きいと思う。ポテンシャルでどこまで通用するかはともかくとして、現時点では脚を出し切ることを優先していく必要があると思うし、内で上手く嵌り込んでも完全に流れる、ロンスパならチャンスはあると思うが金鯱賞の様にそこからの加速が問われてしまうと楽じゃなくなる。近年の中山金杯の傾向的には内にはまり込んで進めても3~4角で上がり切らずに出口から直線入りでトップスピードにという傾向は強いので、そうなるとやはりワンテンポ置かれてL1で食い込んできても勝負に加われるか?は微妙。ペースが上がった方がいいかは微妙だが金鯱賞の内容からもある程度のペースからの総合力勝負でも上手く進路が確保できればという感覚はあったので、後は3~4角でしっかりと仕掛けを主導して行ける立場になれればなあと思う。個人的にはその点でフランシス・ベリー(Tじゃない方)が鞍上というのは一気に不気味さが出てきたなあと。まあベリーも割とロスは小さくという意識はある方だがそれでも中山で3~4角での動くタイミング、目標を作ってその後ろからという意識が強い騎手で中山との相性はいいと思う(ダノンバラード事件も忘れないが)。その点も含めて今回は怖さはあるかなと。


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