2016年1月3日日曜日

第52回報知オールスターカップ②

では出走馬の評価をしていこう。

1枠1番アスカリーブル
昨年はついに未勝利に終わり能力的に限界を感じる近況、今回と同じ舞台となる関東オークス勝ちの勲章があるが、それが完全に過去の話になってしまっただけに期待する事は出来ない。

2枠2番バトードール
昨年の報知オールスターCでゴール前で失速し3着に沈んだ事から距離2100は不向きと判断されても不思議ではないが、これはこの時に勝利したドラゴンエアルが向う正面で仕掛けた際に合わせて動いた事で結果的に早仕掛けとなり脚色に余裕が無くなっただけの話で、自分のタイミングで動けば距離2100はギリギリこなせる印象がある。
問題は昨年の報知グランプリCを勝利したあとは見せ場に乏しい大敗ばかりを繰り返し、完全なスランプ状態に陥ってしまった事で、どこまでレースで前向きに走る事が出来るかが今回の課題。


3枠3番ジャングルスマイル
この報知オールスターCには6歳時の12年に初挑戦したが13着と惨敗、その後14~15年と2年続けて出走するも6着・9着と結果を残せないまま終了しており、この馬と関東への遠征競馬の相性は悪く10歳となった今年はこれまで以上に期待は出来ない。

4枠4番インフォーマー
半姉にユングフラウ賞馬カネショウバナナや川崎1400のレコードホルダーだったチョウサンペガサスがいる川崎馴染みの血統で、昨年の8~9月に3連勝を果たすなど充実期を迎え、重賞初挑戦で試金石の一戦だったマイルGPでは12番人気の低評価を覆して実績上位馬に先着する3着と好走、この事から完全に本格化したと判断して良いだろう。
ただ、父は違えど姉や兄のレース振りから1400~1600がベストと思えるだけに、格好の条件だった浦和・ゴールドCの抽選漏れは痛く、今回の距離2100は未知数だけにやってみないと判らないが本音。


5枠5番ムサシキングオー
レースでは折り合って好位のポジションから競馬が出来る事で1600Mで4勝を挙げ、1800Mで7勝を挙げるなど幅広い距離でソツなく対応し結果を残している反面、この馬のベストの距離はと問われると答に窮する少々つかみどころのないタイプで、昨年は準重賞・OP特別では【2・2・0・0】と連を外していないのに、重賞や自己条件では不思議と勝てずにいたが11月の勝島王冠で待望の重賞初制覇に成功した。
距離2000以上の実績は【0・2・1・5】と未勝利だが昨年の大井・ブリリアントCでプレティオラス・グランディオーソらを抑えてドラゴンエアルの2着があり、道中折り合えるタイプで距離自体はこなせるはずだが、問題はこれまで大井以外の競馬場で走った事が無い馬だけに左回りや輸送競馬が初めてと云う部分があり、前走で重賞初制覇としたと云えども一皮剥けたと云う印象は乏しく上記したようにつかみどころのないタイプだけに全幅の信頼は置けない印象があるのは確か。


5枠6番ドラゴンヴォイス
中央の準OPから大井へと転厩、南関ではこれまで二度重賞に出走するも金盃12着・大井記念15着といずれも惨敗に終わった事から重賞で通用するだけの器かに関して少々疑問が残るが、望みがあるとすれば南関転入後に川崎の2000~2100を3回使い【2・1・0・0】と連対を外しておらずコースと距離適性がある部分で、これまで川崎で降したメンツが微妙なのは確かだが、ゆったりと流れる川崎2100ならば中団から楽に追走出来るだけにソコソコ頑張っても不思議ではない。


6枠7番アウトジェネラル
羽田盃を勝ちクラシックで大きな期待をされた馬だがモマレ弱さがネックで不完全燃焼のまま3歳を終え、その後は14年報知オールスターC2着や昨年の金盃勝ちなど重賞で時折好走するが、これはモマれずに競馬が出来たからの好走で、課題をクリア出来ず無為に年を重ねる。
しかし、前走の勝島王冠ではインの3~4番手から追走とモマレ弱さが課題のこの馬には終始内に閉じ込められる厳しい競馬を強いられたが、直線で馬込みをこじ開けるようにして割って出て、ゴール前で失速したが3着を確保はこれまで課題だったモマれる競馬で結果を残しただけに評価が出来るし、今回前走同様の競馬をして結果を残せば今年の重賞戦線の台風の目的存在になり得るので頑張って欲しいが、勝島王冠の走破時計の1分55秒4は如何にも平凡で、勝島王冠4着のスマートジョーカーが次走の浦和・ゴールドCで為す術無く敗れている事から勝島王冠は上位人気馬が勝手にコケただけで着順を鵜呑みに出来ない印象があるだけに今回は期待半分、不安半分が本音。


6枠8番トーセンジャガー
中央時代はダートを2戦しか経験していなかったが、地方での初重賞挑戦だったオーバルSPでは直線でジワジワと伸びて掲示板を確保するなど地方転入後に経験を重ねてダートに慣れて来た印象があるが、現実にその後も勝ち切れない現状からやはりこの馬のベストは芝のレースでダート適性が抜群とは思えないだけにここも見送りが正解。


7枠9番グルームアイランド
二代母がエリザベス女王杯馬サクラキャンドル、二代母の半兄に秋の天皇賞馬サクラチトセオーが居る良血で、門別のデビューで9着と敗れたあとは道営・南関で12連勝を達成するも昨年の10月についに連勝が途切れ、その直後にトレードされた事もあって金沢へと転厩し、転入初戦を8馬身差の圧勝で飾り、続く中日杯では古豪ジャングルスマイルに7馬身差の圧勝と12連勝は伊達ではない事を証明し重賞制覇に成功し今回は古巣の南関へ里帰りしこのレースに挑戦する事となった。
ただ、金沢で2戦してすべて圧勝と云えども2着がプラチナバディに9歳のジャングルスマイルでは急成長したとは言い難いし、確かに南関在籍時は【9・0・0・1】で川崎コースも2戦2勝と底を見せていない印象も、その全てがB~CクラスのレースでAクラスとの対戦は無く、今回は南関の一線級が大賞典に出走した事で空き巣の重賞のイメージが強いが、それでも金沢の重賞を勝っただけで即通用とは考えづらいだけにここは様子見が妥当だろう。

7枠10番ラッキープリンス
昨年の東京ダービーを勝ち南関3歳の頂点に立ったラッキープリンスだが、もともと気難しい部分がある馬だけに強敵相手の新潟のレパードSに果敢に挑戦するなど小久保厩舎流の強気なローテーションが完全に裏目になり、気難しい部分が前面に出て凡走を繰り返すなど精神面から来る近走のレース内容から手を出せない。

8枠11番カキツバタロイヤル
昨年は埼玉新聞栄冠賞で実に3年4ヶ月ぶりとなる勝利を挙げるなど重賞戦線で活躍し9歳馬ながら再ブレイクしたが、前走の勝島王冠で8着と大敗した理由が判らないだけに今回一抹の不安が残るのは事実だが、今年で10歳になるが埼玉新聞栄冠賞のレース振りを見る限り衰えは感じず元気いっぱい、昨年のこのレースで2着したようにコース適性・距離適性にも問題はないので前走の不可解な大敗を度外視すれば当然勝ち負けしても不思議ではない1頭。


8枠12番パーティメーカー
東京ダービーではこのレース制覇に執念を燃やす的場文男の追い出しに応え2着を確保したが、その後は黒潮盃で3着したのが目立つ程度で自己条件でも勝てない事からアタマ打ちの現状、元よりエンジンのかかりが遅く大崩れこそしないが突き抜けるには展開の助けが必要な他力本願タイプで、スロー必至な川崎2100では厳しい印象がある。





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