2016年1月2日土曜日

第52回報知オールスターカップ①

07年より正月開催が固定されて今年でちょうど10年目となる川崎開催、この報知オールスターCは現在は正月開催の目玉として1月3日に固定されているが元々は夏に行われており、東京大賞典が南関の有馬記念ならば報知オールスターは南関の宝塚記念的存在のレースだったが、夏季に行われる南関の重賞の数が増えた煽りを食らって報知オールスターCは少頭数でのレースが続き、03年に施行時期を夏から冬へと変更し、川崎記念TRとなり全国地方交流競走となり、夏季に行われていた頃に比べて出走馬の数が揃いレベルも向上した。

ただ、年末の東京大賞典と出走馬が被る事で出走馬のレベルのバラつきが多いのはネックで、昨年末の東京大賞典にサミットストーン・ハッピースプリントの南関の両横綱が出走、他にもケイアイレオーネ・プレティオラス・ユーロビートなどの実力馬が出走しただけに報知オールスターCのメンツが揃うか微妙だったが、幸い大井最終日のトリを飾るおおとりOPでドコがOPなのと思う羊頭狗肉のメンツしか出走しなかった分だけ今回の報知オールスターCは何とかメンツが揃った印象。
では過去10年の報知オールスターCの傾向から今年の有力馬を探していこう。


05年度
1着ケイアイミリオン 5番人気
前走10/19 埼玉新聞杯1着
左回り成績【2・0・1・5】
川崎全成績【0・0・0・0】
距離1700以上全成績【6・0・2・5】
重賞連対実績
05年埼玉新聞杯1着


2着ベルモントストーム 1番人気
前走11/23 京成盃GM1着
左回り成績【5・7・0・1】
川崎全成績【1・0・0・0】
距離1700以上全成績【1・0・0・5】
重賞連対実績
04年ニューイヤーC1着 04年京浜盃1着
05年テレビ埼玉杯2着 05年京成盃GM1着




06年度
1着ビービートルネード 1番人気
前走11/22 浦和記念6着
左回り成績【4・1・2・4】
川崎全成績【3・1・1・3】
距離1700以上全成績【2・0・0・2】
重賞連対実績
06年東京ダービー1着 06年戸塚記念1着


2着ジルハー 5番人気
前走11/29 大井・準重賞2着
左回り成績【6・3・2・13】
川崎全成績【6・2・1・9】
距離1700以上全成績【1・1・1・8】
重賞連対実績(南関のみ)
05年ニューイヤーC2着



07年度
1着エスプリベン 7番人気
前走12/19 川崎・B1二組特別1着
左回り成績【5・1・1・0】
川崎全成績【5・1・1・0】
距離1700以上全成績【0・0・0・1】
重賞連対実績
07年クラウンC1着


2着ガッサンプリンス 4番人気
前走12/20 川崎・A2下特別1着
左回り成績【9・0・2・2】
川崎全成績【8・0・2・0】
距離1700以上全成績【0・1・0・5】
重賞連対実績
無し

1番人気マルヨフェニックス 4着
前走12/8 鳴尾記念13着
左回り成績【0・0・0・0】
川崎全成績【0・0・0・0】
距離1700以上全成績【3・1・1・3】
重賞連対実績(南関のみ)
07年黒潮盃1着

08年度
1着アンパサンド 1番人気
前走11/26 浦和・浦和記念2着
左回り成績【0・1・2・2】
川崎全成績【0・1・1・0】
距離1700以上全成績【2・5・1・2】
重賞連対実績(南関のみ)
07年京浜盃2着 07年羽田盃2着
07年東京ダービー1着 07年JDD2着
08年浦和記念2着

2着ギャンブルオンミー 6番人気
前走12/3 大井・勝島賞4着
左回り成績【2・3・0・3】
川崎全成績【0・0・0・1】
距離1700以上全成績【3・0・0・4】
重賞連対実績
08年東京湾C1着 08年黒潮盃1着

09年度
1着マズルブラスト 3番人気
前走12/2 大井・勝島王冠2着
左回り成績【4・4・0・7】
川崎全成績【0・1・0・3】
距離1700以上全成績【5・3・2・15】
重賞連対実績
05年ブルーバードC2着 05年しらさぎ賞2着
06年東京記念1着 07年大井記念1着
08年東京記念2着 09年勝島王冠2着

2着グランシュヴァリエ 8番人気
前走10/4 中山・1000万特別15着
左回り成績【2・0・0・3】
川崎全成績【0・0・0・0】
距離1700以上全成績【1・1・1・6】
重賞連対実績
無し

1番人気 マルヨフェニックス8着
前走11/3 名古屋・JBCクラシック5着
左回り成績【1・0・0・1】
川崎全成績【1・0・0・1】
距離1700以上全成績【5・2・1・9】
重賞連対実績(南関のみ)
07年黒潮盃1着 09年スパーキングサマーC1着

10年度
1着ボランタス 3番人気
前走11/24 浦和・浦和記念2着
左回り成績【3・1・1・5】
川崎全成績【0・0・0・1】
距離1700以上全成績【5・2・4・10】
重賞連対実績
10年ゴールドC1着 10年浦和記念2着

2着ブルーラッド 1番人気
前走11/24 浦和・浦和記念4着
左回り成績【5・2・0・4】
川崎全成績【2・0・0・0】
距離1700以上全成績【4・2・0・5】
重賞連対実績 
09年東京湾C1着 09年戸塚記念1着
09年埼玉栄冠賞1着 09年浦和記念1着
10年マーキュリーC2着 10年埼玉栄冠賞2着

11年度
1着スターシップ 1番人気
前走10/23 府中・OP特別6着
左回り成績【1・0・0・13】
川崎全成績【0・0・0・0】
距離1700以上全成績【6・0・3・13】
重賞連対実績
無し

2着ロードキャニオン 11番人気
前走12/27 大井・A3・B1二組特別10着
左回り成績【1・1・1・18】
川崎全成績【0・0・0・0】
距離1700以上全成績【4・1・3・35】
重賞連対実績
無し


12年度
1着シーズザゴールド 4番人気
前走11/28 大井・勝島王冠4着
左回り成績【0・0・0・3】
川崎全成績【0・0・0・2】
距離1700以上全成績【2・2・1・9】
重賞連対実績
10年京浜盃2着 10年羽田盃1着 11年金盃2着


2着アドマイヤシャトル 7番人気
前走12/12 浦和・ゴールドC4着
左回り成績【1・1・0・3】
川崎全成績【0・0・0・0】
距離1700以上全成績【5・3・3・12】
重賞連対実績
無し

1番人気カキツバタロイヤル 3着
前走11/28 大井・勝島王冠2着
左回り成績【7・4・4・2】
川崎全成績【2・0・0・1】
距離1700以上全成績【5・4・8・6】
重賞連対実績
10年サンタアニタT1着 11年ダイオライト記念2着
11年京成盃GM2着 11年サンタアニタT1着
11年埼玉栄冠賞2着 12年川崎マイラーズ1着
12年埼玉新聞栄冠賞2着 12年勝島王冠2着

14年度
1着オオエライジン 1番人気
前走12/5 園田・園田金盃1着
左回り成績【0・0・0・1】
川崎全成績【0・0・0・1】
距離1700以上全成績【8・1・0・2】
重賞連対実績
10年園田・兵庫若駒賞1着 10年園田ジュニアC1着 
11年園田ユースC1着 11年園田・兵庫ダービー1着
11年大井・黒潮盃1着 11年笠松・岐阜金賞1着
12年園田・兵庫大賞典1着 12年園田金盃2着
13年園田金盃1着

2着アウトジェネラル 3番人気
前走12/3 船橋・総の国OP7着
左回り成績【0・0・0・2】
川崎全成績【0・0・0・1】
距離1700以上全成績【1・2・0・3】(ダートのみ)
重賞連対実績
12年門別・栄冠賞2着 12年門別・サンライズC2着
13年京浜盃2着 13年羽田盃1着

15年度
1着ドラゴンエアル 1番人気
前走11/24 水沢・ダービーGP1着
左回り成績【0・2・1・1】
川崎全成績【0・2・0・1】
距離1700以上全成績【1・1・2・1】
重賞連対実績
13年ハイセイコー記念2着 14年京浜盃2着
14年ダービーGP1着

2着カキツバタロイヤル 10番人気
前走11/19 浦和・浦和記念7着
左回り成績【7・5・6・7】
川崎全成績【2・0・1・4】
距離1700以上全成績【5・5・10・11】
重賞連対実績
10年サンタアニタT1着 11年ダイオライト記念2着
11年京成盃GM2着 11年サンタアニタT1着
11年埼玉栄冠賞2着 12年川崎マイラーズ1着
12年埼玉新聞栄冠賞2着 12年勝島王冠2着
14年埼玉新聞栄冠賞2着

①過去10年の1番人気の成績は【5・2・1・2】と決して悪くはないが、人気馬同士の決着は少なく、11番人気だった11年2着ロードキャニオンや10番人気だった昨年2着のカキツバタロイヤルのケースが示すように1番人気が勝利しながらヒモが狂って波乱の決着が多いのがこのレースの特徴。

②他地区勢の成績は
道営【0・0・0・1】
高知【0・1・0・8】
東海【0・0・0・19】
金沢【0・0・0・3】
兵庫【1・0・0・0】
と云うモノで、過去10年で1番人気に2回支持された事が有りながら複勝圏内ゼロと云う東海地区所属馬の不振が突出しているが、他地区所属馬は兵庫三冠馬で南関で黒潮盃を勝利した実績があるオオエライジンが勝利しただけで、2着したのも10年に高知のグランシュヴァリエがしただけ、このグランシュヴァリエは中央デビューの馬で報知オールスターCで他地区所属馬で連対する可能性があるのは過去に南関の重賞を勝った事があるか、中央でデビューして3勝以上挙げた実績がある馬だけ。

③ダート未勝利どころか連対すらゼロで6日前の大井の自己条件で10着と惨敗していた11年2着ロードキャニオンを筆頭に近年は過去の実績が余りアテにはならないケースが目立つ難解な重賞だが、過去10年の連対馬の共通項を考えると過去に南関重賞で連対実績があり、報知オールスターの前5走以内に南関重賞、もしくはダートGで複勝圏内に入った実績がある馬が連対馬20頭中、実に15頭と7割以上もおり、それに該当しない5頭の中、スターシップ・ロードキャニオン・アドマイヤシャトルの3頭は中央時代に1700M以上の距離で4勝以上挙げた実績と報知オールスターの前5走以内で地方重賞若しくは中央OP特別で4着以内の実績がある馬で、残るガッサンプリンスのように川崎コースで10戦して8勝を挙げ、3着2回と複勝圏内を外していない抜群のコース適性が好走の下地となっており、そのいずれにも該当しないのは10年2着のグランシュヴァリエだが、左回りのダートで2勝を挙げ、距離2000M以上のダート戦で2戦未勝利も勝ち馬からコンマ3秒差、コンマ8秒差と云う1秒以内の成績があった。

④スローな流れが確実な川崎2100だが逃げ馬で連対したのは07年度の1着エスプリベンだけと案外不振、この07年は1着・2着馬共に距離1700以上で勝ち鞍が無かった事から特異なケースと考えるべきで、通常は1700以上の距離で実績があるスタミナタイプで好位から競馬を出来る器用さを併せ持つ馬を狙うのがベターな印象。

⑤過去10年の連対馬の年齢別の成績は4歳が6頭でトップ、続くのが5歳の5頭で以下は7歳と8歳が其々3頭ずつ、6歳が2頭、9歳が1頭と4~5歳世代の健闘が目を引くが、昨年9歳馬ながら2着したカキツバタロイヤルの例を見れば判るように近年は高齢馬の活躍が目立つだけに年齢だけで簡単に評価を割り引くべきではない。

上記の条件の南関重賞で連対実績があり前5走以内に南関重賞、もしくはダートGで複勝圏内に入ったと云う項目をクリアするのはムサシキングオー・アウトジェネラル・ラッキープリンス・カキツバタロイヤル・パーティメーカーの5頭でスターシップやアドマイヤシャトルらのタイプに該当する馬は不在、南関から金沢に移籍したグルームアイランドが川崎コース2戦2勝とデータ上からガッサンプリンスタイプと判断、ムサシキングオー・アウトジェネラル・グルームアイランド・ラッキープリンス・カキツバタロイヤル・パーティメーカーの6頭が今回の報知オールスターCのデータ上の連対資格馬でこの中では前走の勝島王冠の8着大敗は不可解だが、昨年の報知オールスターC2着馬で今年で10歳になるカキツバタロイヤルに注目したいと思っている。


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