2016年1月5日火曜日

東京シンデレラマイルを振り返る

レースは大方の予想通り最内枠から好発を決めたブルーチッパーが敢然とハナを主張、1馬身半ほど離れた2番手にはブルーリッパーのステイブルメイトで1番人気のララベルがつけるとララベルを真ん中にして内外を挟むようにして半馬身差のインにケンブリッジナイス、外にティーズアライズが追走、後続とのリードを広げて快調に飛ばして逃げているように見えるブルーチッパーだが3ハ目からは13秒台へと巧みにペースを落としており、流れが緩んだと感じたジュウニントイロが4ハ手前でインから進出、ブルーチッパーを突きに行くが再びペースアップしたブルーチッパーに3角で簡単に振り切られると、ジュウニントイロに代わりララベルが2番手に上がり、直線に入るとララベルがブルーチッパーに馬体を寄せ人気2頭でマッチレースの様相を呈する。
この2頭の激しい叩き合いは必死に食らい付くララベルを二枚腰を使って抜かす事を許さなかったブルーチッパーがクビ凌いで優勝した。

勝ったブルーチッパーは今回は馬場入り直後に落鉄するアクシデントがあったが、レースではハナを取り切るとリードを保ちながらペースを落とすヤネの好騎乗があり、そこで息を入れた分の「貯金」もあってこの馬から斤量1K貰いだったララベルの猛追を凌いで逃げ切った
中央時代は1700M以上の距離のレースしか使っていなかったが、南関転入初戦のスパーキングサマーCやその後のレース振りを見ても判るようにマイル向きのスピードがあり、単騎で逃げると最後に並ばれても二枚腰を使い渋太く粘る事が出来るだけにソルテ以外のオトコ馬が相手ならばマイル重賞でも充分勝ち負け出来るはず。

2着のララベルは逃げるブルーチッパーから1馬身半ほど離れた2番手から追走、3~4角で仕掛けると直線ではブルーチッパーと一騎打ちに持ち込んだが、相手の渋太さに根負けする形の2着惜敗、ブルーチッパーから斤量1K貰いと云う条件で最後競り負けた現状から力負けと判断するべきかも知れないが、同厩の馬だけに厳しいプレッシャーを掛ける訳に行かないにしても、元々ブルーチッパーがお手馬でこの馬の渋太さを知る真島騎手がペースが落ち着いた3ハ過ぎにブルーチッパーを突きに行けば結果が違っていたかも知れないだけに残念。

3着のケンブリッジナイスはララベルから半馬身ほど遅れた3~4番手のインから追走も、直線で手前をスムーズに替える事が出来ない馬だけに勝負ドコの3~4角で前を行く2頭に徐々に置かれた段階で万事休す、案の定直線では手前をスムーズに替える事が出来ずジリジリと伸びただけで2着のララベルから3馬身半も離された完敗に等しい結果。

4着のティーズアライズはケンブリッジナイスの外の3~4番手からレースを進めるがケンブリッジナイスと同様に勝負ドコの3~4角で前を行く2頭に置かれてしまい、直線に入ってもバテたジュウニントイロを何とか交わしただけで1着・2着馬から離れた3番手入線のケンブリッジナイスから3馬身半も引き離されていては4着と云えども評価は微妙で、斤量55での競馬だった事を考えれば完全な力負けと判断するのが妥当。

5着のマイネジェシカはゲートを出て直ぐにヨレたケンブリッジナイスに接触される不利が響き大きく離れたシンガリのポジションからの競馬を強いられた事でヤネがハラを括ったのか道中はジッとガマンを決め込み直線勝負に賭けた印象で、その作戦がズバリとハマって大外を通って一気に伸びると前を捕らえて掲示板を確保した。
B1クラスの格下馬で8歳と云う年齢から11番人気と低評価だったが、15年に3勝を挙げるなど大井コースを得意としており、斤量53と云う部分から上位入線は可能と戦前に指摘したように掲示板に載った事は決して不思議ではないが、現在自己条件でも毎回勝てないこの馬が今回好走したのは今の南関牝馬のレベルが低い事を如実に表している。


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