●2016弥生賞予想用のラップデータ！
弥生賞過去10年のラップデータを分析、予想していきます。
まずは全体のペースから。ここ５年ではスロー傾向なのは確かで、10年全体で見れば平均、ややハイが一度ずつある。まあ普通にスロー想定で考えておくのが基本だろう。絶対的に見ても60秒を切ったのは一度だけだし、前哨戦で有力馬が皐月賞やダービーを意識した競馬になることも大きい。
そのうえで仕掛けどころだが、これもやはりダービーを意識して乗ってくる馬が多いということもあるのか、中山でＬ２最速がここまで顕著にそろうのは珍しい。一度だけ２年前のトゥザワールド戦はＬ５実質最速。とはいえこのレースもコーナーで緩んでＬ２で最速タイを刻んでいるし、昨年もポテンシャル戦だがＬ２最速。まあ向こう正面から動いて誤差程度でのポテンシャル戦という競馬がここ２年は続いているが、基本的には最速地点はＬ２になる可能性が極めて高いと。メンバーや頭数次第ではＬ１最速も視野に入れておきたい。
そういうレースなので、基本的には前で動ける馬が基本なんだが、このレースに限っては実力が１，２枚違う差し馬が出てくるので、展開如何に関わらず地力の差で後ろからでも差し切るということは多い。それでも極端な追い込みは難しく、勝ち負けという視点で見れば好位…真ん中より前目で進めた馬が６勝しているわけでそこは意識しておいた方が良いだろう。後ろ過ぎない位置でしっかりとトップスピードを引き出せる馬が基本かな。ただ基本的にはペースが上がりにくいし、ポテンシャル戦になるかどうかという視点ぐらいで、基本的には前半の基礎スピードに関してそこまで心配する必要はないかなと。今年は特に馬場が高速状態と言って良いぐらいなので、前半のペースが上がらなければ極端なスローもあり得るし、そうなれば極端なギアチェンジやトップスピードの質といったところを重視すべきかな。
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