2016 東京新聞杯(GIII) 東京芝1600m
出走予定馬一覧
【東京新聞杯2016出走予定馬の中から注目馬は?】
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3歳時にはプリンシパルSに参戦も惨敗でクラシックを断念、しかしもともとはシンザン記念での4着などマイル路線を走っていたダッシングブレイズが昨年秋以降快進撃を続けている。マイル路線に戻して1000万下、準OP、そしてオープン特別のリゲルSを制して駆け上がってきた。相手は同世代の2歳王者だが、成長力の差でどこまで戦えるかに注目だ。
この馬は正直な感想を言うとマイルはちょっと短いと思う。ただ今回はペースがそんなに上がらなさそうなメンバー構成なので対応できるかな、という感じ。例年のようなペースがある程度上がる競馬ってのはちょっと不安はある。
まずは2走前の紅葉Sから振り返る。東京芝1600m戦で良馬場、ペースバランスも46.9-46.0とややスローの流れの中で11.5 - 11.8 - 10.8 - 11.4 - 12.0とL3最速戦、ペース自体もある程度は流れたが脚を出し切るTS持続戦の流れ。そこで出負けして後方から、じわっとリカバーしつつ中団ぐらいで3角に入る。3~4角では中団馬群の最内を通して直線。序盤で最内からジリッと喰らいつきL2で徐々に差を詰めてきてL1の大減速でばてずに捕えてという競馬で勝ち切った。この時はBコースに替わったとはいえまだまだ外差し傾向が顕著だった時なので、内から最後までジリジリと伸びてきたTS持続力は非凡だなという印象だった。ゲートが安定しない馬なのでこの辺りは厄介だし、L3最速が顕著でL1は12秒台に入ってくるほど減速もしているので、その辺りを考えるとある程度嵌ったところもあるが。
前走のリゲルSは強敵グァンチャーレが完璧に立ち回ったところを外からねじ伏せる強い競馬だった。阪神芝外1600m戦で良馬場、ペースバランスは48.5-45.6とマイル戦としては3秒近い超スロー。ラップ推移も12.2 - 11.7 - 11.2 - 11.1 - 11.6とL4から徐々に11秒台に入りつつL3ではトップスピードに近い競馬になっている。後半特化で質の高いトップスピードとそれを持続させる力がバランスよく問われたという感じ。11番枠からここでは五分のスタート、無理せずに中団で進める形。 3~4角でも中団馬群の中目で仕掛けを待ちながら直線。序盤で外から追い出されてジリッと差を詰めて2列目に並びかけてくる。L1で内から完璧に抜け出したグァンチャーレをきっちりと捕えての勝利だった。まあ3~4角ではそこまで外というわけではなかったがそれでも外目を回してロスがあったのは確かだし、それでもL1まできっちりと伸び切っての完勝。45.6の4Fの中でロスを造りながら勝ち切っているわけだし、後半4Fは44秒半ばに入ってきているとみていいと思う。かなり長く質の高いトップスピードを維持してきたのかなと。
過去のレースから一つ取り上げたいのがこうやまき賞。中京芝1600mの世代限定マイル戦。49.7-47.5とかなりのスローから13.3 - 12.3 - 11.5 - 11.4と2F戦、L2の上り坂加速が問われた。2番枠から中団馬群の最内で包まれて3~4角でも我慢しながら直線に入ってきたのだが、序盤で中目に出して追い出すところでの反応は非常にイマイチで坂を上り切ってから徐々に伸びてきたという形。エンジンの掛かりが少し遅かったのが切れ味を引き出せなかった感じにもなったし、まあトップスピード自体はそこまで極端に高いレベルではないので仕方ないが正直レベル的にはここで勝ち切れなかったのには何かしら大きな敗因があったと思っていて、やはり上り坂での自力加速が噛み合わない可能性が高いのかなと。
個人的にはエンジンがかかってからのトップスピードの持続力が最大の武器で、これに関してはダノンプラチナを上回る可能性はあるのかなと個人的には思っている。ただ、基礎スピードの幅の広さはダノン同様さほど見せてきていないし、紅葉SはL3最速と仕掛けが早い中で出し切っての内容なので、富士Sと同じような走破時計でもL1の落差を考えると11.4で締めてきたダノンと比べて出し切った感が強い。その点を含めるとやはり個人的にはダノンの方が一枚上だと思っている。勝つつもりならダノンより前で早めに動いて勝負をかけるという必要があると思うし、仮にダノンと同じような位置になってしまうと最速地点での切れ味ではサトノアラジンとの比較でトップスピードで完全に上回ってきたダノンプラチナとの比較では見劣る。勝つつもりならダノンも底が分からないとはいえダッシング最大の武器と言って良いTS持続力で勝負したいところだ。ダノンを目標にしながらの競馬だと恐らく直線半ばで差を広げられる可能性が高いとみている。それと、富士Sの場合はL3最速が明確だったことでL2の上り坂までには余裕をもってスピードに乗せた状態で入ってこれた。こうやまき賞の様にL2の上り坂での加速が要求されたときにスッと動けるのかどうかも富士Sで楽に高いレベルでクリアしてきたダノンプラチナと比較すれば不安材料となる。戦法次第だし、逆転を狙うのであればダノンプラチナに対して早い段階でリードを作ってしかも怖がらずにTS持続を信じての早めの仕掛けが欲しいかなと思う。
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