2016年2月29日月曜日

弥生賞 2016 出走予定馬:エアスピネルと武豊、リベンジなるか…?デイリー杯の内容はインパクト大

七騎の会:弥生賞490_160

2016 3/6(日) 弥生賞(GII) 中山芝内2000m
出走予定馬一覧
弥生賞2016の出走予定馬一覧

弥生賞2016出走予定馬の中から注目馬は?】
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 武豊の全GI制覇という偉業が掛かった朝日杯フューチュリティSでは最後に交わされ涙を呑んだエアスピネルが弥生賞に雪辱を期しての出走予定だ。リオンディーズという強烈なライバルに抜け出した最後の最後で交わされてしまったが、勝ちに行ってのもの。今度はどういう競馬でライバルに相対するのか。本番を前に同じ舞台の中山2000m戦で一発回答を見せたいところだ。


 前走は抜け出してしまったのも痛かったかなとは思うが、相手を褒めるべきともいえる。あの一戦で勝負づけが済んだかどうか…中山2000の適性次第というところ。個人的にはここでこの馬の全てがわかる気がする。まだ決めつけない方が良いというのは朝日杯の評価を冷静にしたいというところ。


 デイリー杯から振り返る。京都芝外1600m戦で稍重馬場が示す通りぐらいには時計も掛かっていた。ペースバランスは49.4-46.6と3秒近い超スロー、12.8 - 12.3 - 11.3 - 11.3 - 11.6というラップ推移で3F勝負になっているが、L1はあまり落としていない。13番枠から五分に出て無理せず、しかし下げ過ぎずに好位からの競馬。道中もしっかりと折り合って、3~4角では先頭列の3頭分外から押し上げながら直線に入ってコーナーワークで2列目で直線。序盤で出し抜いたシュウジを楽に捕えると、L1でも楽な手ごたえで突き抜けきっての圧勝だった。この一戦ははっきり言ってかなりのスローバランスになっているが、その中でTS持続力が非凡だったというところにある。後半のレースラップを見てもわかるがL3の段階で実質最速、ここは4角になるわけでそこで3頭分外というのはかなりのロスである。それでもそこから直線入りで1馬身ほど出し抜いていたシュウジを捕えていてここで11.1辺り、L1で11.6と考えれば11.3-11.1-11.6ぐらいというところだろう。この時は進行形で雨が降っていた。その前のレースで中距離との差はあるんだが比叡Sのアルバートが勝ったレースで比べると62.9-59.2と3秒以上のドスロー、12.3 - 11.8 - 11.5 - 11.8 - 11.8と4F戦と違いがあるので一概には言い切れないが、ハイレベル戦だったここでもアルバートの34.5が最速だった。更に言えばもう少し前、7Rの1000万下2200m戦の方が比較がしやすいが超ドスローから13.0 - 12.4 - 11.7 - 11.3 - 11.5と3Fのトップスピード戦でこれでも最速がカラフルブラッサムの34.0で小頭数で内内我慢しながら直線上手く前が開いて、という競馬でL1でバテ差し脚を出し切ってのモノである。馬場が悪化していく過程の中で、マイル戦でとはいえペースが上がった4角で大外を回してロスを造りながら34.0でまとめたのは破格の内容であることは確か。ちなみにだが、自分はシュウジやノーブルマーズも今はある程度評価しているが、その中でもTS持続力という観点では2枚上だった。新馬戦でもL1の上り坂でグンと伸びて来ての内容だったわけで、その辺を考えてもTS持続力がこの馬最大の武器だとここでは感じていた。


 ところが、朝日杯ではL1でリオンディーズには差し切られた。もっとも、3着以下はぶっちぎっているが。この朝日杯は47.3-47.1と平均ペースではあるのだが12.6 - 12.7 - 11.9 - 10.8 - 11.7と強烈な中弛みが生じていてL2最速10.8と究極的なトップスピードが問われている。その中で11番枠からまずまずのスタート、無理をしないが下げ過ぎずに中団での競馬になる。道中もしっかりと折り合って進めながら楽についていく。3~4角でも中団の外から楽な手ごたえで外々からまだ仕掛けを待つ、4角で馬なりで楽に押し上げていきながら好位列で直線。序盤でそこから馬なりで先頭に立つのだがここでもう相手がいなくなってしまう。L1で踏ん張り切りたいところだったがリオンディーズに目標にされて最後は甘くなってしまった。個人的にはここの評価が肝になるかなと思っている。もちろん完全に予想するのは難しいが、これが力負けなのか、それともこの馬がパフォーマンスを落としたのかと考えた時に後者である可能性は排除できない。確かにこのレースは平均ペースとはいえ中弛み、この馬の位置なら無理なく目視では48-46.5ぐらいで競馬が出来たとみている。ただ、個人的にはだがこの馬は同日の元町Sと比較すると若干見劣る。もちろん元町Sのレベルも高かったと思うし、単純比較だけでは意味がないがそれでもデイリー杯のパフォーマンスは強烈だったし時計的、ラップ的にも価値が高かった。リオンディーズが強敵だったのは確かだし、シュウジとの着差で比較すればというのはあるが、極端なトップスピード戦でシュウジそのものもパフォーマンスを落としている可能性も高いわけで、個人的にはこの馬も同じようなことが言えるかもという感覚ではある。新馬でもそうだったが12.6 - 12.3 - 11.3 - 11.1 - 11.5と3F勝負で番手から抜け出したかった直線入りの最速地点ではイマイチでハリケーンバローズに詰められながらL1で突き放す競馬になっている。本質的には極端に質を問われない方が良いTS持続力タイプだと思う。


 この馬は究極的なトップスピード戦では一枚落ちるのかなという感覚。間違いないのは朝日杯で見せたのは質的にリオンディーズに見劣ったというところ。L1でも甘くなっているし、全体でも負けたがここまで極端なトップスピード戦になってしまうと切れ味では足りなかった。それとやはり前走は48秒前後のペースを自身が踏んだというのもある。極端なスローで新馬、デイリー杯の2戦を費やしたが、朝日杯の場合は自身ベースで見ても1.5秒程度のスローバランスだったと思うし、その辺りも若干末脚を鈍らせる要因になった感覚はある。今回武豊がどういう戦法を取るのかは読めないのだが、個人的には二段階加速戦で極端なトップスピード勝負に持ち込まない形でどこまで長く脚を使ってくるのかを見てみたい。デイリー杯の内容はやはり出色で、あのレースだけで見ればクラシック戦線でも最上位の一頭として入ってこれるレベル。個人的にはそのデイリー杯でも少し渋っていたが、そういう馬場でリオンより先に仕掛けて勝ちに行く競馬で見てみたいところ。朝日杯は中弛みの展開で馬なりで押し上げていくが仕掛けを待ちながらの競馬になってしまったし、追いだしてグンと伸びたのは良いが一気に抜け出して周りに誰もいなくなったのはやはり辛い展開だったはず。リオンは追走力不足を中弛みでもろにリカバーできたのもあるし少なくともマイルなら何度かやれば逆転可能なはず。今回は2000mになるのでリオンディーズの基礎スピードの不安はほとんど問題なくなるが、こちらも朝日杯の伸び切れなさがペースに依るところなのかどうかを判断するいい機会ともいえる。エンジンがかかってからのTS持続力は非凡、究極的な質の勝負では辛いが分散させる形で早めの競馬で勝負に行ったときにどこまで長く脚を使えるかに注目したい。恐らく最終的には中間戦のような競馬が噛み合うかなと。ここまでの分析的にはマイルよりは中距離の方が噛み合いそうな感覚、まあ走ってみないと分からないのが競馬だがここでどういう競馬ができるかに期待したい。



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弥生賞は若き3歳牡馬の皐月賞トライアルであり、今年京都記念を勝ったサトノクラウンや、ダービー馬ワンアンドオンリー。他にもトゥザワールド、サダムパテック、ヴィクトワールピサ、エイシンアポロン、ロジユニヴァースなど多数のGI級ホースが誕生した出世レースだ。

今年も将来性豊かな若駒がスタンバイ。すでに賞金を獲得し、余裕のあるローテーションでクラシックへ進めるリオンディーズ、エアスピネルの、朝日杯1、2着馬がここから始動する。ただ共に目標は皐月賞になるため、完璧な仕上げで挑む事は考えにくく隙は十分ある。近年もタガノエスプレッソ(10番人気)、カミノタサハラ(6番人気)、ミヤジタイガ (10番人気)、コスモオオゾラ(9番人気)、プレイ (7番人気)が馬券圏内に来ているように、伏兵馬の台頭に注意を払う必要がありそうだ。

伏兵馬の中には「まずここで結果を出さないとクラシックへ迎えないから、当然勝負仕上げで挑みますよ」や「上位人気馬とも差のない競馬をしている。デキの差や展開の紛れがあれば十分一発がありますよ」といった情報も入っており、一筋縄では納まらなさそうだ。

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