昨年の12月に発覚したばんえい競馬の関係者が馬券を購入した事件で、道警帯広署は2月1日に同競馬の元騎手の男や元厩務員ら男女13人を競馬法違反容疑で釧路地検帯広支部に書類送検した。
元騎手ら13人は昨年の4~12月にネットを使いばんえい競馬や他の地方競馬の馬券を購入した疑いで、事情聴取の際に「馬の調子がわかるので、調子の良い馬の馬券を購入すれば儲かると思った」と供述したとの事で、今回書類送検されたのは馬券購入の件のみで、一部で噂されていたような八百長などの不正行為はやはり無かった模様。
また、今回書類送検された13人の1人当たりの購入金額の平均は約61万円で、中には約400万円も購入していた関係者が居たらしいが、約50万円を儲けていた者が1人居ただけで、残る12人はマイナス収支だったと云うから如何に馬の調子がわかる関係者が馬券を購入しようが、競馬でそう簡単に儲ける事が出来ないと云う事を証明した形。
今回のケースで一番驚いたのは関係者が購入履歴が残り簡単に足がつくのは明白なインターネットサイトに登録して馬券を購入していた事で、インターネットサイトでの馬券購入者が多くチェック機能が甘くなっている事を鑑みて、関係者が敢えて登録した可能性があるだけに今回のばんえい競馬の関係者の馬券購入事件が現在のインターネットを使った在宅投票システムの問題点を浮き彫りにしたと思えるトコ。
20年以上も前などは中央・地方の電話投票システムを利用したくとも応募者が多数で中々加入出来ず、仮に抽選をクリアしたとしても担保となる定期預金を作るなど手続きの煩雑があったのだが、そんな昔と比べて現在は銀行口座さえあるばわずかな時間で簡単に登録出来て、直ぐに馬券購入が可能と云う手軽さがうけて在宅投票の売上増加に繋がっているのだが、手続きが簡略化された事によりチェック機能が二の次になっている印象は否めず、それ故に今回の事件のように関係者が簡単に登録可能と云う呆れた事態に繋がった印象で、確かに現在の在宅投票システムの穴を掻い潜って馬券購入サイトに登録した関係者が悪いのは当然の話だが、それでも現役の乗り役がいとも容易く登録出来たサイト側のチェック機能の甘さも責めて然るべき。
確かに全国の現役の乗り役だけでなく、厩務員・調教師などの競馬関係者の情報を集めてサイト側がチェックするのは大変な作業かも知れないが、関係者の氏名・生年月日を登録し、それに該当する者が登録した際にヒットするようにすれば、少なくとも今回のような案件は事前に防げたはず、売上確保を重視する余り手続きの簡略化を推し進めた弊害がモロに出たと思えるだけに早急に改善する必要を感じる。
今回、それ以外にも在宅投票システムに関して疑問に感じた事があるのだが、これは体調が良くなった時に中央競馬側と地全協側に問い合わせるとして、今回はここまでとしたい。
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