2016年4月5日火曜日

桜花賞2016 出走馬:ウインファビラス、チューリップ賞は超高速馬場でキレ負け…雨が欲しい…

ワールド:桜花賞490-160

2016 4/10(日) 桜花賞(GI) 阪神芝外1600m
出走予定馬一覧
桜花賞2016の出走予定馬一覧


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 昨年の2歳女王決定戦である阪神JFでメジャーエンブレムに最も近づいた馬がこのウインファビラスだ。新潟2歳Sでは強敵ロードクエストのぶっちぎりに成す術はなくも、牡馬を相手に2着を確保しきる実力馬。しかし前走のチューリップ賞では驚くほどにあっさりと敗れてしまって本番に向け暗雲が漂う結果となった。そこからの巻き返しを誓う桜の舞台、再度穴をあけることができるか。


 新潟2歳Sでもそうだったが恐らく少し時計が掛かる方が良いタイプだろう。究極的なトップスピード戦ではアルテミスSでも苦労していた印象。前走のチューリップ賞も高速馬場が過ぎて軽いスピードが要求されたのも大きかっただろうと。具体的に言えばやはり雨の後押しは欲しいところかなと感じる。


 阪神JFでは年末でやはり少し時計が掛かる馬場、かつ雨が残っていた影響もあり全体的に時計が出にくい状態だった。その中でペースバランスが46.9-47.6とギリギリで平均ペースもハイ気味。ラップ推移も12.1 - 11.8 - 11.7 - 11.5 - 12.6とポテンシャル戦に近い競馬になった。13番枠から出負けして後方からのスタートとなってしまう。そこから掛かり気味に押し上げながら好位の外まで取り付いていく。3~4角でも好位の外でロスの多い競馬になって3列目で直線。序盤でそこから追いだされるがジリジリとした伸び、それでも2列目に並びかけてくる。L1で誤差程度ではあるがメジャーエンブレム相手にジリッと差を詰めての2着だった。まあL1ではこれもほとんど誤差程度だがアットザシーサイドの方が脚色は良かったかなというところではあるが、それでも3~4角とペースが上がって11秒台のラップを刻んでいく中で好位外からというのはロスもあったし、何より出負けしながら47秒を切る流れでリカバーして、という内容を考えると個人的にはなかなか悪くない競馬だった。ただトップスピードの質を要求されない競馬ではあったし、良とはいえ少し渋った馬場でというのもあったのでその辺り本当の意味で軽いマイル戦が合うかは微妙かなという内容でもあったといえる。


 実際前走のチューリップ賞は驚くほどあっさりと負けた。内容的に見ると超高速馬場だったのは確かで、ペースバランスも46.8-46.0と絶対的にはJFより速い通過ながらこれでもややスローバランスになってしまって3着以下も軒並み好時計を叩きだしての走破というレースである。馬場が全然違う中で、ラップ推移も当然だが12.2 - 12.1 - 11.2 - 11.1 - 11.6と超高速馬場の中ではそこまでではないとしてもそれでも絶対的に11秒前半を問われる競馬にはなってしまった。その中で12番枠から五分には出つつも中団外々。息が入った3角手前ぐらいで大外に持ち出し、ペースが一気に上がった4角で大外から追いだすもここでコーナーワークで置かれる。そのまま直線最速地点でキレ負けして少し窮屈になる形、L1までジリジリとばててはいないものの伸びる気配はなくの完敗だった。前を向いて早めに仕掛ける形だったにも拘らず最速地点で動けていなかったことが敗因としては決定的な部分だし、恐らくこの馬にとっては11秒前半をここまで連続するのは難しかったという印象。前半もだし、トップスピードの質もだが、持続力面はさほどでもないなという感じだった。確かに新潟2歳Sでは2着に入ってきているが、12.3 - 11.9 - 10.6 - 11.4というラップ推移でロードクエストが直線で異次元の脚を使ったことが大きく、この馬自身はL1では確実に減速していて12秒台に入ってきているだろう。この馬の走破イメージ的には11.4-10.9-12.0ぐらいのイメージかなと。無酸素運動…TS持続力を高いレベルで続けるのが苦手な印象で、かつ高速馬場より新潟2歳SやJFの様に適度に渋って力の要る馬場の方が噛み合っているのもその辺だろうと感じる。


 個人的には雨でも降ってという競馬にならないとちょっと今の阪神の馬場では苦しいかなという印象は否めないかなと。確かに超高速馬場でもメジャーエンブレムが完全にペースを引き上げきった時にどうかというのはあるが、それでも絶対的な基礎スピードを見せているわけではなくあくまでJFで見せたようにタフな馬場でのハイペースバランスでのバテ差し、ポテンシャル面を引き出す範囲が広かったという形。なので前が飛ばす形になれば今の超高速馬場なら32秒台の決着はほぼ間違いのないところ。その中で食い込んでこれるかというのも前半がどうしても遅くてネックになるかなという感じ。この馬の場合は高速馬場でのTS持続力はさほど高くないし、11秒前後を2F続けられるイメージがないのでその点でも阪神外回りは微妙な印象を受ける。例年のレベルならともかく、今年はチューリップ賞で超高速馬場の中で11秒前後のラップを普通に2F続けてきているし、上位2頭は47秒を切るペースの中を最低限追走して推定でも10秒台のラップを叩きだしているわけで、その中でこの馬が前半か後半、どちらかで優位性を作れるか?となると高速馬場では厳しいだろうとみている。とはいえ、JFもチューリップ賞もロスの多い競馬にはなっていて、その中でのパフォーマンスを考えると渋って時計的にも影響が出る程度、トップスピード戦になりにくいところまでになってくると浮上のチャンスは出てくるだろう。それでもメジャーエンブレムを上位に取るべきだし、現状では雨が降ってのヒモ穴までというのが妥当な評価かなと。



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