2016年4月28日木曜日

天皇賞春 2016 枠順確定:キタサンブラックと武豊は1枠1番と最内枠…最序盤の出方がカギになる

●2016天皇賞春の出走馬・枠順確定
天皇賞春2016の出走馬・枠順確定


 天皇賞春の出走馬、枠順が確定。昨年の菊花賞馬キタサンブラックと名手武豊のコンビは1枠1番に入った。器用な馬だしゲートも上手い。最内よりはちょっと外ぐらいの方が楽ではあったと思うがひとまず出していく立場なのでこの枠ならというところ。また逃げに拘る馬ではないのでその点でも仮に2,3列目から行くという菊花賞のようなスタイルで進めるにせよ、最内を確定できるのは良い材料だと思う。展開の幅が広がる枠ではあるし、これならどういう競馬に持ち込むにせよ良い枠といえるが、逃げる、最低限2列目で進めるつもりなら最序盤は思い切って出していく必要はあるかなと。特にカレンミロティックがすぐ外にいるのが厄介で、昨年の有馬のラブリーデイとゴールドアクターの立場になることもあり得る。カレンをすんなり前にいれさせた時にそのカレンが控えて外からヤマニンボワラクテやファタモルガーナ、ゴールドアクター辺りが切り込みながら下げざるを得ないという形は避けたいかなと。全体で見ればやりやすい枠だが、カレンミロティックの出方をしっかりとみて、強引に行くようなら行かせて下げる、半端にプレッシャーをかけに来た時には逃げの手も。いずれにせよ最序盤さえしっかりと主張出来ればこの馬の競馬には持ち込みやすい枠だ。


 対照的に有馬記念馬ゴールドアクターは8枠17番と大外枠を引き当てた。日経賞の時は9頭立てで外枠でも積極的に上手く番手を確保できたが流石に今回の枠の並びだとキタサン、カレンが隊列を作りながらの競馬、それを目標にファタモルガーナやヤマニンボワラクテといったところもいる。更に言えばやはり出していっての3角の下り。ここでペースが上がりやすいところで掛かるリスクをどこまでとれるかだろう。流石に有馬や日経賞のような理想的な縦のポジションを確保するのは恐らく難しい。まあ当日の馬場状態にも依るし、例年に比べれば内外の差はそこまで顕著ではないなとは感じているんだが、それでも淀の長丁場は3~4角での横のポジションが重要になりがち。そういう意味でもこの苦境を打破できるだけのパフォーマンスが欲しい。前走で更なる成長を見せたしここでもと思わなくはないが、やはりいい枠とは言えない。人気を背負う中で吉田隼人が日経賞同様強気にこの馬をコントロールしながらレースを支配できるかにかかっているかなと。


 有馬記念2着馬サウンズオブアースも7枠15番と外枠を引いてしまった。まあゴールドアクターをマークしながら進められそうという点ではいいんだが、この馬の場合菊花賞でも完璧に内内を立ち回ってのモノだし、これまでの内容的にもポテンシャル戦だと甘くなりやすく昨年の天皇賞春も完敗だった。その辺りを考えるとやはりコーナーで内内を立ち回れる内目の方が良かったのは確かかな。使える脚がそこまで長くはないし、トップスピード戦の方が良い。究極的な質では京都大賞典でラブリーデイをも苦しめたキレを見せていたんだが、さて、この距離で今年の馬場で外からとなるとどうだろうかと。


 前哨戦の阪神大賞典の覇者シュヴァルグランは4枠8番と中目の枠に入った。ん~結構判断が難しいところで、最序盤外から内に切り込んでくる先行馬が多い(マイネル、ヤマニン、サウンズやゴールドアクター、ファントムライト辺りまで怪しい)ので、真ん中でややゲートに不安がある馬というこの馬は最序盤は下げながらになる可能性があるかなと。ここの立ち回りはまず気になるところ。ただ結局3角までの位置取りが大事なので、最序盤で下げても道中どこかで上手くリカバーできれば問題ないかなというところ。そういう意味でも福永にはトータルで3角までのポジションをイメージしてほしいかな。最序盤上手く立ち回って中団でも馬群の中で動けない位置だと展開に任せてしまう形になるし、動くスペース確保を最優先にしつつその中で悪くない位置が取れればというところかな。序盤は正直ちょっと流れがきつくなりそうな枠の並びになっていると思うので、ここでどう立ち回るか次第という感じ。


 昨年の天皇賞春2着馬フェイムゲームは3枠5番と内目の枠を確保。内のキタサン、カレンは恐らく前々、トゥインクルやトーセンレーヴ辺りとのポジション争いになりそうだが、そこまで出脚が早いわけではないのでトゥインクルを前に行かせてという形が可能性的には高いかなと。この馬の場合はポテンシャル戦でもTS持続戦でも強いが、昨年でもちょっと後ろで仕掛けたいところで動けずにワンテンポ待たされての強襲だったし、3~4角内目を立ち回れるのは理想だが、脚を出し切れる展開になるかどうかという展開待ちの感覚ではあるかな。2年前のトップスピード戦の時でもエンジンの掛かりが遅かった感じでL1に良い脚を使ってきていた。キタサンが前々から出し抜くような競馬では恐らくこの馬は厳しいので3角からしっかりと流れるような競馬になるかどうかだろう。そういう展開になれば面白いし、早いラップを要求されても強い。自分で主導できる枠ではないのでそこは難しいところだが、嵌り切る可能性も高い枠ともいえる。


 一昨年の菊花賞馬トーホウジャッカルは5枠9番と中目の枠。ここ数走は積極的な先行策を取ってきているので、この馬が今回もそういう競馬をするかどうかだが、前目に行くとすれば面白い枠である。恐らくだがキタサン、カレンはある程度出していく、ファタモルガーナがこの2頭の後ろにつける形になるだろうが、このファタモルの後ろの3列目を狙っていければというところ。アドマイヤデウスの出方も読めないので内の先行争いをどう読むか。外からも切り込んでくる先行勢が多いので内の各馬もある程度抵抗すれば早い段階で縦長になる可能性が高い。その中に潜り込めれば面白いかな。ただ逆に言えばここの隊列争いに下手に巻き込まれれば下げながら中団という可能性もある枠なので、そこの判断力が問われるといえば問われるかなと。


 ステイヤーズSの覇者アルバートは5枠10番と中目に入った。対照的にこの馬は大体最序盤が遅い馬なので下手に内内でというよりは少し外の方が良いとは思っていたしこの枠なら外過ぎず、巻き込まれにくいのもいいかな。外から内に切り込んでくる各馬、という流れの中でこの馬は最序盤の段階で恐らく後ろにいると思うので外の先行勢の動きを見ながらじわっと良い位置を確保しながら進められそうで個人的には良い枠の並びの中に入ったのかなと思う。今回は前目のキタサンやゴールドアクターといったところがどうしても目標になると思うし、2列目~好位勢のファタモル、タンタやサウンズの動きが結局レースの全体像を決めてきそう。もちろん捲る馬もある程度出てくる可能性もあるしその様子を窺いながらしっかりと判断できる枠ではあると思う。後はルメールがそれを活かせるかどうか。


 日経新春杯で鋭い末脚を駆使したレーヴミストラルは8枠18番と大外枠を引き当ててしまった。まあプラスかマイナスかで言えばマイナスだろうけど、どうせゲートは拙い馬なんだからそんなに気にならない。縦長になってしまうとちょっとあれだがどのみち良い位置は取れないだろうから、枠はあんまり関係ないかな。じわっと自分のリズムで行ける分だけ外の方がとは思うんだが、それでも極端な外だし3角までに内には入れないのでそこは良いとは言えない。厳しい流れになってしまうと良さが削がれると思うし、どこかで内に潜り込みたいところだがそれができる展開かどうか、という方が大きいかな。枠に関わらずいかに道中脚を使わずにいられるか。


 ダイヤモンドSを圧勝したトゥインクルは1枠2番に入った。ひとまずは良い枠だと言っていいと思う。中団ぐらいでは競馬ができるが出足が早い方ではないので早い段階で最内を確保できそうなのは良い材料。トップスピードが足りない馬なので3~4角最内を通せる方が良いのは良いんだが、脚を出し切りたい馬であることもまた確かなので、外から内に切り込まれて包まれる形、道中動くスペースを作れなければ重要である後半の仕掛けを主導していけないというのはリスクでもある。内内で我慢してという競馬だと外から動いていく各馬の仕掛け街にはなるわけで、それが遅れてしまうと比叡Sなんかでもそうだが要所で置かれてエンジンの掛かりの遅さがどうしてもネックになる。天気次第だが京都だとそこはポイントだろう。噛み合えば絶対値的に爆発力が大きいという枠ではあるが、展開次第。前走ポジションを取れたのも重い馬場だったこともあると思うので、軽い馬場で先行馬が最序盤入り乱れそうなメンバー構成の中すんなりと良い位置を取れるかどうか。



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しかし、フェイムゲーム(22.6倍 7番人気)、カレンミロティック(30.5倍 10番人気)が2~3着で入線し、
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