2016年5月2日月曜日

青葉賞 2016 レース回顧・結果:ヴァンキッシュラン、高速馬場化、超ロンスパの中で離れた好位から上手く抜け出し完勝!

ホースメン会議:NHKマイルC490_160


2016 青葉賞(GII) 東京芝2400m良
レース回顧・結果

2:24.2 12.7 - 10.9 - 12.3 - 13.0 - 12.4 - 11.6 - 11.9 - 11.7 - 11.9 - 11.6 - 11.9 - 12.3
61.3-59.4SS


 馬場造園課ェェってぐらい、ちょっと異常なぐらい高速化していた。少なくとも先週の段階では例年通りAコースではそんなに時計は出んか、と思っていたんだが陣馬特別もそうだが2段階ぐらい一気に高速化した印象。超高速馬場に近いレベルかな。そして、ハイペースだったようで実はペース自体は2秒近いかなりのスローとなっている。特殊なのは東京では類を見ない超ロンスパポテンシャル勝負になっているということ。去年の菊花賞みたいに7Fからの超ロンスパでL3最速。かなりステイヤー色が問われた一戦になったとみている。トップスピードなんかはほとんど要求されていないし、青葉賞の過去の傾向的にもほとんど例を見ないスロー超ロンスパのポテンシャル特化戦、それを超高速馬場でというところも加味したい。


 1着ヴァンキッシュランはまずまずのスタートから最序盤で楽に好位を確保、2角過ぎぐらいまでは前も引っ張らないのでペースも楽な中ですんなりと離れた好位を確保しきる。その後前の3頭が急激なペースアップを始めて11秒台の連続を進める中で、この馬で大体1200通過74秒ややスローで進めていく。3角以降も前がぶっ放す展開の中でコーナーでじわっと最内から上手く立ち回りながら徐々に外に誘導、ここでじわっと差を詰めつつ2列目を射程圏に入れて直線。序盤で堂々と2列目を呑み込み先頭列を視野、L2で一気に突き抜けると外から一気に突っ込んできたレッドエルディストの追撃は喰らうも決定的ではなくしっかりと封じ込めた。まず馬場だよね、やっぱ高速馬場巧者だわ。雨の影響があると思っていたらむしろ先週より2段階速いとか流石に想定外も外でこれは仕方ないね。個人的にはレース映像からややハイペース気味かなと思っていたのでこれは一気にパフォーマンスを上げたのか?と思ったんだがちょっと読み違いで最序盤がゆったりしていての超ロンスパ。この馬で1200では74秒ぐらいだから離れたこの馬の位置では明確にスローだった。スローロンスパで恐らくL3でかなり詰めてきていたのでこの馬はここでトップスピードを引き出してきてTS持続力で踏ん張り切ったという形のL3最速の競馬をしていると思う。この馬自身の通過で見ても1000で62秒前半ぐらいだから、最序盤のスローと馬場が超高速で62秒台ならかなり前半が楽に入れたというのが大きかったかなと感じるね。結果的に前の馬がこの時期で府中で7F戦という無茶といっても良い仕掛けもあって結果的に離れていながら一番いいタイミングで追いだせたこととTS持続力が最上位でそれを引き出せる実質的に緩い流れ、馬場の影響はあったと思う。ちなみに日曜の人馬特別(10下)でも2:24.1で上位勢は軒並み24秒台前半だから時計的には絶対的に見れば凄いけど、こちらはL1結構落としている。まあ向こうは前半からそれなりに流れたからそう考えれば1000万下陣馬特別よりは時計的に評価できる面もあるが、皐月賞が凄すぎたからなあ。それと比較してどうかってのはまたちょっと難しいところ。ただこの世代はこれまでで一番勢力図の把握が難しいかも。一度整理し直した方が良いかもしれない。牝馬も含めてどの路線が一番だったのかを考えて本番までに練り直したい。


 2着レッドエルディストは4番枠からゲートはまずまずだったが二の足が悪く下げて後方からの競馬になる。道中も中団やや後ろで進めながら3角。3~4角では内内で立ち回って脚を使わずに上手く直線で外に出す。最序盤ではまだ後方列だったがここから伸び始めるとL2の上り坂地点でスッと伸びて3列目に並びかける。L1でもばてずにグングンと伸びてくるが内のヴァンキッシュランを詰め切るまでには至らずの2着だった。この馬にとってはこれ以上ない展開だったと思う。前が単騎で進めてしかも前自身が超ロンスパという流れを作っていると。離れた好位列も動いていかざるを得ないから仕掛けが早くなるしコーナーで速いラップを間違いなく要求された中で上手く内を突けたしそれでいて外に上手く誘導できた。L3が最速地点で後は減速するだけの直線競馬でバテ差しをもろに決め込んだなという点では全て上手く噛み合った2着だと思う。ただ、敢えて言うならやっぱり最序盤なんだよね。61秒台で馬場を考えると明確にスローの中で好位を獲れたヴァンキッシュランとの差はそこになると思う。ただますます菊花賞向きというか、まあ今の菊花賞だと向きとは言えないけど長い距離でポテンシャルを引き出してくる競馬で良さが出てきそうだなあという感じ。中京の勝ちっぷりもエンジンの掛かりが非常に遅かったから、ああいう感じだとどうしても置かれるけど、今回みたいにやっぱり早い段階でエンジンをかけ切っちゃうと良いんだろうね。例年基本的には緩めの流れから直線でトップスピードに乗せてという展開になることが多い中でポテンシャル戦になったというのはこの馬にとっては歓迎できたかな。ダービーで緩いペースになった時に対応できるかどうかはポイントだが今の段階ではそうなると不安が多い。ダービーでもしっかりと早めに流れる競馬が好ましいかな。


 3着レーヴァテインは13番枠から出負けして後方からの競馬になる。ただルメールにしては珍しく最序盤の緩い段階でリカバーの意識を見せながらレッドエルディストより前にいって向こう正面では少し掛かり気味のところもあった。それでもレッドより一列前という程度。3角ではロンスパで後続も前との差を詰めに行くポイント、ここでは内目を上手く立ち回りながら4角で徐々に外に誘導、出口で大外から押し上げる形で直線に入る。序盤で少し窮屈になるがそこから伸びてきてL2ではいい脚を見せかけたが徐々に甘くなり、最後はしっかりと3着を確保するものの上位2頭とは完敗の内容で3着だった。ん~まあレッドエルディストとの比較で見ると4角で勝ちに行った分の差があったし、勝ち馬との差はポジションの差があった。最序盤はスローだったわけなのでここでのポジション差はそれなりに痛かったが、ゲートが悪かった割に緩い段階で外からルメールにしては動いていった方だなあという印象かな。少なくとも外から動いて脚を出し切る形にはなっているのでそこは良かったと思う。ペースも2秒近いスローなわけでその中で脚を溜められたはずだし、現時点ではあの降着が妥当ではなかったというところじゃないかなと。L1で甘くなっているから究極的にはTS持続力がまだ付ききっていない。まあここまでやれたのは高速馬場だったことは大きいと思うけど、少し時計が掛かった時に平均的なペースになって脚を削がれないかどうかだろうね。この馬もこの超高速に近い馬場というのは確実に嵌ったと思うけど、まだ個人的には本番でどうこうといえる馬ではないかな。戦前の成長に期待したいという陣営のコメントからもまだ半信半疑なんだと思う。素材としてはレッドの方が今の段階では高いものを見せているしね。


 4着プロディガルサンはやや出負け、外枠からポジションをじわっと押し上げながら中団の外から進めているのだが道中かなり掛かっていてじわっと前に前にと取り付いていく形。そこから前の2頭がロンスパに持ち込んでいく中でこの流れにもろに入り込んでしまう。3~4角でも離れた2列目で進めて直線。序盤で追いだされるがフラフラしつつトップスピードに乗せられない感じで脚がない。L1まで手応え以上には踏ん張っていた感じだが早々に勝敗は決しての4着完敗だった。ん~まあ結局掛かったことよりもそれによって前がペースを引き上げてしまってそこに組み込まれたのは痛かったと思うんだよね。3角手前から11秒台を連続する競馬なんてのは今の時期の3歳馬でしかも府中で2度の上り(3角手前と直線)をこれだけ速いラップを踏んで超えないといけないというのはきつかったと思う。ちょっと可哀想な競馬になったけど、外枠から戸崎もかなりソフトに進めていたのにここまで掛かってしまうとなると仕上げに問題があったのかなぁ…正直これに関しては気性面でコントロールできなかったことが痛かったと思う。判断は難しいけど、この流れに巻き込まれてはガチのポテンシャルタイプでないと難しいだろうし仕方ないかな。


 5着メートルダールは11番枠からやや出負け、そこから無理せずに内の方を意識しながら最終的には後方で進める形になる。道中も最後方に近い位置でレースを進めながら3角。3~4角でも大外から押し上げていくような形で中団列に取り付きながら直線。序盤でそこからジリジリと伸びるもののL2の坂の地点ではあまり反応がない。それでもL1までばてずには食らいついていて5着は確保した。ん~難しいところ。とりあえずラップ推移からはかなりロスがあったと思うんだけど、それでもL2の坂の地点で伸びあぐねてL1の平坦地点ではジリッと来ていたので大きくばてていたというわけではないと思う。キタサンブラックじゃないけど、トップスピード自体は秘めているんだが一瞬しか使えない、ただ減速はするけどポテンシャルは高いのでそこから踏ん張ってきてしまうとかそういうイメージかなあ。TS持続力は疑問がある馬でヒプノ相手に辛勝、突き抜けきれなかった葉牡丹賞
の感じもそうだが、逆に共同通信杯みたいに単調な流れでもL1減速地点でジリッと来ていた。ちょっと読みにくいけど、こういう馬が2段階加速が合うタイプになるのかなという気はするね。まあそれはともかくロスも多かったし、ゲートや序盤のポジショニングに大きな課題はあるね。最上位の2頭は3~4角でかなり上手く立ち回れていたのもあるけど、ヴァンキッシュランなんかは最序盤の立ち回りの差が如実に出ていると思うし。最後まで伸びあぐねたから、まだまだ上位とは差があるかなというところは否めないし、成長待ちかな。


「競馬予想情報の検証サイト」って見ることありますか?
予想サイトは今かなり流行ってしまって乱立気味なので、
どのサイトが良質なのか、予め知るために、検証サイトや口コミサイトって結構役立ちます。


仕事柄色々な競馬予想検証サイトを見て回ることがあるのですが、
複数のサイトで高評価を得ていて気になったのがありましたのでご紹介しておきます。


トレセン直送「競馬ブレーン」

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「先月このサイトで買い続けてみたら的中率80%」など口コミがやたらとよかったので、
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こちら↓↓公開してしまってよかったのかわかりませんが、取り急ぎ抜粋です、、
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【プラン名】1200円のお小遣い馬券(無料)
3/12 阪神11R 仁川ステークス
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<推奨馬とその根拠(抜粋)>
◎アポロケンタッキー(5番)

 ダート2000m以上の距離に延長後、走りが一変したアポロケンタッキー。特に休み明けで臨んだ前走は、上がり最速の脚をマークし、2着馬に4馬身差をつける圧勝劇。今回は、1度叩いた上積みもあり前走以上のパフォーマンスは必至。昇級初戦とはいえ無様な結果にはならないだろう。

式別:三連複

方式:フォーメーション

1頭目:5
2頭目:1.12
3頭目:1.2.3.4.9.10.12

組み合わせ数11点
投資金額各100円

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レースは予想通り先行勢4頭が飛ばし、ややハイペースに流れた...狙いのアポロケンタッキーはその直後の絶好位をキープ↓↓
底力勝負となり、直線では外からアポロケンタッキーが手ごたえよく襲い掛かった。さらに外からドコフクカゼも伸びてきたが、これを振り切り1着!


ということは↓↓

【結果】
3連複:1-5-9
回収金額:500円×44.1=22,050円
※上記購入額は競馬ブレーンの推奨に基づき筆者が購入していた金額です
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けっこうシンプルな予想ではありましたが、、的確でしたね、、
無料での軽いお小遣い稼ぎとしては十分でした♪


おそるべし本格派、、競馬ブレーン
さすがGⅠ調教師清水美波・天才トラックマン及川義弘監修だけのことはある。


競馬情報サイトはいろいろ試してきましたが、、
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特にこの競馬ブレーンが信頼できると思ったのは、
不的中だった予想についてもきちんと公開していること↓↓

いつも当たったものだけを公開して的中を煽るサイトが多いのですが、
そこはさすが名ホースマンが監修しているだけのことはあって、誠実で嘘がありません。
的中に関しても、きちんとIPAT画像を提示して証明を取っています↓

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