2016年5月16日月曜日

トビの大きな走りで東京は合うサトノアラジン

月曜恒例の重賞回顧を始めよう。まずは、土曜の京王杯スプリングC。

思った以上にペースが落ち着いただけに、本来なら後ろから行ったサトノアラジンにはキツい競馬のはず。それでも、後ろからジックリ行ったぶん、うまく脚が溜まったのが一番良かったんだろうね。調教でもトビの大きな走りをしていたように、千四の距離自体は忙しくても、広い東京で伸び伸び走れたのも良かったんでしょう。本番(安田記念)も同じ東京で行われるうえに、距離が1ハロン延びるのもプラスに出そう。ただ、これ以上ペースが落ち着けば折り合いに苦労するかもしれないから、今回のようにジックリ運んで、うまく脚を溜められるかどうかがカギになるんじゃないかな。

サンライズメジャーも後ろからジックリ行って、道中は最後方を追走。これまでの先行策とは真逆の競馬になったんだけど、後ろから突かれず済んだぶん、折り合いがついたのが良かったんでしょう。サトノアラジンと同じで、うまく脚が溜まったということ。先行するスピードがあるのなら、そのスピードを終いに残せば差して来れるものだからね。これまでとは見違えるほどの脚を使ってくれたし、この1箇所だけ脚を使う乗り方が板に付けば安定して駆けてくれるはず。負けはしたけど、収穫の多い競馬だったんじゃないかな。

ロサギガンティアは、ある程度テンから出して行って中団で流れに乗れていたし、1番枠を利してロスのない競馬ができていたんだけどね。もうひと踏ん張りが利かなかったのは休み明けのぶん。調教の動き自体は良くても、中身までは完全に出来上がっていなかったんだと思うよ。そんな中でも見せ場は十分に作ってくれたし、勝ちに行く競馬をして大きく崩れないんだから立派。力があるところは示してくれたから、このひと叩きで変わるでしょう。

ダッシングブレイズは、大外枠から終始外々を回らされたのが痛かったよ。なまじゲートを五分に出たものだから、道中で内へ潜り込める場面がなかったからね。いっそのことスタートで出遅れていれば内へ入れていただろうけど、“タラ”、“レバ”になっちゃうし…(苦笑)。まぁ、最後の直線でモタつき気味だったあたり、千四は気持ち短い気がしなくもない。もっと長い距離、千六あたりでロスなく運べれば…といったところじゃないかな。

アイラインは、スタートで出遅れたけど、外枠からでも内へ潜り込めたぶん、却って良かった気がするよ。ロスなく運べても5着までが精一杯だったあたり、このメンバーに入ると力が足りなかったということ。ヨーイドンの競馬で遅れたんだから、切れ味も足りなかったということだろうなぁ。まぁ、牡馬相手のGIIでこれだけやれれば、むしろ上等じゃないの。この後は降級するから、ここで揉まれた経験が生きれば、すぐに勝負になると思うけどね。

オメガヴェンデッタは、好位のインでジッとできていたし、ペースが落ち着いたぶん、楽に追走できていたんだけどね。最高の競馬ができていたのに、追ってあれだけモタモタするようだとどうしようもないだろう。ある程度前で運ぶとだらしなくて、後ろから行くとチョイ届かない。相変わらずワンパンチ足りないんだよなぁ。持ち時計的にこの馬には時計も速過ぎた感じ。洋芝の北海道シリーズなら出番がありそうな気はするけど…。

エイシンスパルタンは、序盤は折り合い良く運べていただけに、ペースが落ち着いた3コーナーあたりでハミを噛んだのが痛かったね。ただ、ハミを噛んだにせよ、抑え方ひとつであそこまで馬が頭を上げることはなかったはず。前が詰まったわけでもないんだから、立ち上がって抑え込む必要はないだろうに…。いかにも短距離馬といった走りをする馬だけど、乗り役がフワッと乗ることができれば千四にも対応できるはず。チグハグな競馬でもコンマ5秒しか負けていないんだから、スンナリした競馬ができればGIIクラスでも十分勝負になると思うけどな。

サクラゴスペルは、道中でうまくペースを落とせたにせよ、楽にハナを切ったスピードには見どころがあった。変に抑え込まないで、馬の気分に逆らわない競馬をした方が良さそうな気がするよ。あとは体を使って走れれば…ってところだろうけど、もう8歳馬だからなぁ。今から走りを変えられるかとなると、そう甘くはないかもしれないね。



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