安田記念2016の予想と出走馬分析を行っていきましょう。
今年の安田記念はモーリスやリアルスティールの海外組が圧倒的。
そのこともあってか久々にG1でフルゲート割れとなりそうですね。
出走登録している馬の中にも回避してくる馬もいますし、
最終的には12頭立てでの開催という可能性も出てきそうです。
少頭数になって予想が簡単になりそうな気もしなくはないですが、
上位勢に不安材料があるのも確かなのでやや難解なレースとなりそう。
ではまずは出走馬分析に入って行く前に予想オッズからご紹介します。
1 モーリス 1.8
2 リアルスティール 3.9
3 サトノアラジン 5.5
4 イスラボニータ 8.7
5 フィエロ 22.5
6 ロサギガンティア 23.1
ざっとここまでが20倍圏内を予想されている馬達となっています。
上位勢については当然能力は圧倒的な2頭が出走となってきますが、
下位勢の逆転は果たしてあるのでしょうか?考えていきましょう。
モーリス
堀厩舎に転厩後、圧巻の7連勝を達成してここに出走となります。
香港でも圧倒的な強さを見せて、海外G12連勝の実績を引き下げてここへ。
当然能力だけで行くならここでも圧倒的な人気になるのは間違いないですが
今回はいつもとは違う調整で検疫⇒厩舎での調整となります。
天下の堀厩舎所属馬ではありますが、元々腰が弱い馬で使い詰めは×。
その点が非常に気になりますし圧倒的人気でも不安があるのは確か。
リアルスティール
勝ちきれなかった同馬がムーアに変わりドバイで圧勝劇。
当然ですが騎手が変わったことでこの馬の良さが出たのも確か。
今回はまたもや福永に戻る事で騎手レベルは圧倒的に下がる。
ですが世界的名手のムーアがこの馬はマイル~2000mが良いと進言。
そのこともありここへ登録してきたのではないか?と思いますが
本来ここに出走する事を確定させていない中での出走は不安材料。
能力は確かとは思いますが状態面でより一層の不安が残りますよね。
サトノアラジン
上級条件では勝ちきれなかった馬が嘘だったかのように前走圧勝。
しかし前走でなんとかしないとここへの出走が叶わなかった事もあり、
前走メイチ⇒今回は現状維持が限界という可能性も十分考えられる。
オカルトですが「サトノ冠名」は未だG1制覇出来ていない事もあるし、
ここまで来ると何かに呪われているのではないか?と思うレベル。
力はある馬とは思いますが上位勢をひっくり返すかと言われると…?
イスラボニータ
勝ち鞍は4歳時まで遡らないとありませんが、レースセンスは良い馬。
更に距離適性を考えてもマイル~1800mが間違いなくベスト。
今回は強い馬が揃っていることもあり人気落ちしそうな感じはしますが
宝塚記念に使わずここに使ってきたのも陣営の本気度を感じますよね。
宝塚で足りないからここ、という見方も出来なくは無いですが、
舞台設定は間違いなく前走より良いと思うしチャンスは有ると思う。
フィエロ
前走は鮫島がとてつもなく下手くそな騎乗をしての負けでしたね。
G1でもいつも惜しいところもまで来ている馬ですし能力はある馬。
前走のように外を回す競馬をすれば脚を余して当然ではありますが、
本来INもつける器用さもある馬で鞍上も卒なく乗れるルメールへ。
本来このレースを目標として陣営も調整してきたと思うし、
藤原厩舎のメイチ仕上げは定評があるし一発の魅力は感じる。
ロサギガンティア
マイルではOPでも勝ち切れない馬でしたが、1400mで覚醒。
マイルだとワンパンチ足りない馬という印象は拭えませんし、
この相手に通用するか?と言われると正直微妙な気もする。
ある程度馬を作ってここへ出走してくるとは思いますが、
2走前も完璧にハマっての勝利でしたしなんとも言えない所。
安田記念2016予想と出走馬分析まとめ
と言うことでざっと上位人気に支持されそうな馬達を見てきました。
上位2頭は確かに海外G1を制して抜けている印象があるのは確かですが
何度も言っているように状態面に一層の不安が残るのは確かです。
安田記念自体そこまで賞金が高いレースではないし、
モーリスやリアルスティールにしてはあくまでも消化試合な1戦。
モーリスに至ってはここに出走するかどうか迷っていたレベルだし
リアルスティールも使えるなら使っとくか?と言う感じの出走。
と言うことで能力的に圧倒的な2頭ではありますが、
軸にして絶対突き抜けるだろ!という手応えは感じていません。
となってくると個人的には国内に専念してここメイチ!と
陣営が本気でここを目指して来たあの馬を狙ってみたいと思う。
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確かに東京のこの舞台設定は不安ではありますが、
今年は昨年の反省も活かして最後まで脚を温存させて乗るはず。
そもそも一瞬のキレを大事にするタイプの馬なので、
直線向いてガシガシ動かすよりも一瞬のキレを活かした方が良い。
3走前の競馬が出来た上にメイチ仕上げであれば通用の余地はあるし
一発逆転の目までありえるのではないか?と考えている。
上位勢の扱いを決めづらいので予想も難しい安田記念ですが
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昨年の勝ち馬モーリスがその後、マイルCS、海外で2勝とマイル界を完全に席巻している。だが絶対的な2番手はおらず混戦気味。さらに別路線からも強力な実力馬が参戦。それだけに非常に難解な一戦と言える。
しかしヒントは春の一連のGI戦の結果が物語っている。フェブラリーSのモーニン、ノンコノユメ。高松宮記念のアルビアーノ。天皇賞春のキタサンブラック、シュヴァルグラン。ヴィクトリアマイルのミッキークイーンと上位争いの一角には必ず4歳馬の姿がある。今年も4歳馬が出走してくるが、まずこの馬達の適性・能力比較から入ることが重要だ。
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