2016年6月1日水曜日

第20回さきたま杯結論

さきたま杯の過去10年の連対馬20頭中、中央所属馬が15頭に対して地方所属馬は5頭と中央所属馬が圧倒しており、過去10年の連対馬が地方所属馬11頭対して中央所属馬が9頭と地方勢の健闘が目立つ浦和記念に比べると地方馬の連対数は少ないが、浦和記念が断念チャンピオンズC的なレースで超がつく一流の中央馬の出走が少ないのに対してさいたま杯の方は黒船賞・東京SP・かきつばた記念を使って来た中央の一流のスプリンターの出走が多い事を考えるとむしろさきたま杯に出走した地方所属馬は健闘している印象で、これは浦和のコーナー4つの1400Mではスピード一辺倒では通用せず、小回りコースに対応可能な器用さが要求される事で地方馬が浮上するのだろう。

しかも、以前にも書いたが浦和競馬場はトラックの中に藤右衛門川が横切っているかなりトリッキーなコース形態で、中央勢は不慣れな小回りに苦しむだけではなくコース内にある藤右衛門川の橋を渡る際の振動を気にして集中力が途切れてしまい凡走するケースが多々有るだけに浦和のコース経験があるのは大きなアドバンテージとなる。
今回の中央勢4頭とソルテの有力馬の中で浦和コースの経験があるのはソルテとドリームバレンチノの2頭で、かつてJBCスプリントを制しており、それ以降黒船賞・東京盃などで2着するなど衰えは緩やかだが現実に未勝利と云う9歳のドリームバレンチノより前走のかしわ記念で2着と勢いのあるソルテを上に評価したい。

確かにソルテはマイルがベストの馬だが、1400Mのフジノウェーブ記念を快勝しているように1400の距離に対応可能なタイプだし、かしわ記念と違って中央のオトコ馬から2K貰い、オンナ馬とは同斤となる条件は有利、昨年のJBCスプリントを制したコーリンベリーはスタートでヘグるケースが有る事に加えて今回外枠を引き当てた事から最内枠のホワイトフーガの出方一つでソルテがスンナリとハナへ行く事も可能、仮にホワイトフーガがハナを主張したとしてもソルテは番手からも競馬出来るだけに問題は無いはず、唯一心配なのは久々のダートG出走となった前走のかしわ記念で2着と好走した反動があるのではないかと部分だが、攻め馬の内容から大丈夫と判断して軸馬に抜擢する。

相手は小回りツーターンの1400は割引材料も、力を要する馬場だったかしわ記念より雨の影響で砂が締まっている今回の浦和ならば前進が可能と思えるベストウォーリアをチョイスしソルテからの馬単が本線。
あとは右と左の違いはあるが昨年の名古屋・かきつばた記念で小回りツーターンの1400Mに対応しているコーリンベリーと兵庫GTで59.5Kのハンデを背負いながらハンデ2K差のレーザーバレットとコンマ2秒差の2着に踏ん張るなど9歳馬ながら衰えが緩やで斤量58Kならば穴で一興のドリームバレンチノを押さえ、ソルテからコーリンベリー・ドリームバレンチノへの馬単2点とソルテが消えたケースを想定してドリームバレンチノを2着固定でアタマにコーリンベリー・ベストウォーリアを据えた馬単2点を買い、本線と合計して5点が今回のさきたま杯の結論。


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