2016年6月29日水曜日

ラジオNIKKEI賞 2016 出走予定:ダイワドレッサー、牝馬路線から弱点見せず、底知れない実力馬参戦

ホースメン会議:ラジオNIKKEI賞490_160

2016 7/3(日) ラジオNIKKEI賞(GIII) 福島芝1800m
出走予定馬一覧
ラジオNIKKEI賞2016の出走予定馬一覧

ラジオNIKKEI賞2016予想:出走予定馬の中から注目馬は?】
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 牝馬路線からの参戦はフェアリーステークス2着、そしてクイーンC4着、オークスでも8着と存在感を見せていたダイワドレッサー。地味ながらも大きく崩れないパフォーマンス、更にオークスでもロスが多いながらも最後は伸びてきたように距離はマイル以上で良さが出てきても驚けない。相手関係は揃ったとはいえ、今年は牝馬もハイレベル。穴どころで不気味さ漂わせる一頭だ。


 オークスは上位3頭が結構強い競馬をしていたし、その中で0.4差で踏みとどまっていることと最後の脚を見ても結構強いんじゃないかなと。クイーンCではメジャーエンブレムが作った流れに追走しながら脚は使えていた、フェアリーSで内からの加速戦に対応してきている点からも現時点で高いレベルで総合的に弱点がない馬だと思っている。内枠を引いたときには是非狙いたい一頭。


 まずはフェアリーSを振り返っておきたい。基本的にはこのレースの内容がここと噛み合いそうだなと感じるものだった。中山芝外1600m戦で良馬場、ペースバランスも47.5-46.8とスロー気味の平均ペース。ラップ推移も12.0 - 12.1 - 11.6 - 11.2 - 11.9とL2最速11.2で中山にしてはギアチェンジを問われている。ここで4番枠からまずまずのスタート、そこからじわっと追走しながら2列目を狙いつつも少しごちゃついて下げる形、最終的には好位列の内目で我慢する競馬になる。3角でもまだ2列目の内目で我慢、4角で仕掛けて上手く外に進路を取って直線。序盤でそこからビービーバーレルに出し抜かれ気味になるがL1で2列目から抜け出して2着を確保した。まあ11.6-11.2と加速していく過程で伸び切れなかったにせよ置かれなかったというのは評価したいし、L1できていたということは減速地点でしぶとく伸びてきたと。中山にしてはトップスピードを要求される形になったのは確かだし、内目から我慢しながら機動力を問われて結構やれたというのは良い材料だった。葉牡丹賞でも詰まっただけで要所の反応の良さ自体は見せていたので、ある程度器用だなというのはこれで証明されたと思う。もっとも、本当にギアチェンジが武器になる馬であればここで差を詰めてくるので何ともだが、それでも水準以上に対応してきたとみていいと思う。高速気味ではあったがそれでも明確にというほどではなかったし、走破時計と最速11.2という流れからも結構評価したい一戦。


 続くクイーンCも悪くない競馬だった。メジャーが46.1-46.4とかなり高いレベルでの平均ペースに持ち込みスピードで他馬の脚を削いでぶっちぎる競馬。11.7 - 11.7 - 11.2 - 11.6 - 11.9のラップ推移からもコーナーでの淀みも小さかった。その中で7番枠からやや出負けして押して追走、中団ぐらいにはつけていく。そこからも中団馬群の中で進めながら3~4角で中目から外々を追走し、少し置かれながら後方で直線。序盤でそこからしぶとくジリジリと伸びると、L1で最後まで手応え以上に伸び続けて外にいたラブリーアモンとの競り合いで4着を制した形。この競馬を見て感じたのはマイルでここまで流れると基礎スピード的に追走で苦労したという感じを受けたこと、そして追走で脚を使わされた中で3~4角でも淀みない中ロスがあっても最後までいい脚を維持できたことを考えると、高いレベルではもうちょっと距離が欲しい感じはあった。


 オークスに関しては距離がだいぶ違うので判断が難しいところもあるが、それでも2400でも問題なく脚を引き出せていたというのは収穫だったと思う。東京芝2400m戦でペースバランスは59.8-59.8と平均ペースではあるのだが、12.5 - 12.9 - 12.6 - 12.7 - 11.4 - 11.5 - 11.6と中弛みは起こっていて3F勝負となっている。まあとはいえL3最速で有力馬は比較的脚を出しやすい展開ではあったと。その中で18番枠と大外から出負け、流石に難しく後方からの競馬になってしまったが、道中も外々から折り合いながら進めて3角。3~4角でも馬群の中目を追走しながら仕掛けも遅れて最後方列で直線に入る。そこから反応はジリジリだがL2辺りで伸びてくるとL1では結構いい脚を使ってきて5着争いではかなり際どく食い込んでの内容だった。3F戦だったとはいえコーナーでは緩い流れだっただけにそこで動けず最後方列に下げて直線となった。その分だけTS持続に特化する形になったのは響いているが、それでもペプチドサプルやフロンテアクイーン辺りとの比較で見た時に最後の伸びはなかなかインパクトがあったしもったいなかったなと。内枠で上手くポジションを取れていたらもうちょっと違う結果もあったかもしれない。


 個人的には3歳牝馬路線はハイレベルだと思っている。ジュエラーやシンハライトはもちろん高いレベルにあるし、前半にペースをしっかりと上げられればメジャーエンブレムはマイルでこの世代牝馬の中でも最上位だと今でも確信している。 この3頭はかなり強いし、シンザン記念が結果的に結構ハイレベルだったわけなのでひん馬だからと侮ることはできないなと。今年は3歳牡馬は空前のハイレベルだったとみているが牝馬も同様に高いレベルにあるはず。そのうえでフェアリーSでは水準以上の器用さをみせたこと、そしてオークスでもクイーンCでも良さがL1に出ていたこと。またクイーンCでマイルではちょっと短いと思うがそれでも基礎スピード面を問われても最後まで脚を削がれなかったこと。この辺りを総合的に考えても福島の1800は噛み合う可能性が高いかなと思っている。3~4角で速いラップを踏んでくるし、内からなら器用に立ち回って最低でもここで置かれないというレベルが必要だし、これはフェアリーSで見せてきた。外から押し上げる形では流石に楽ではないのがこのレースだが、それでも長く脚を使っているので対応はできそう。もちろん器用な馬だしレースの特性的にも良馬場で高速状態なら内枠が欲しいのは間違いない所だが、今回は相手関係的にも牡馬クラシック路線で戦えそうな馬は見渡してもいないし、タイプ的に見てもアーバンキッドは器用さを高いレベルで持っているので厄介だが他はそこまで器用なタイプは見当たらない。本来ゲートは良い馬だしポジションを取れる馬のはずなので、コメントを見て判断したいがひとまず好位内目ぐらいで立ち回れるのであれば積極的に狙いたいなと。


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