2016 7/31(日) アイビスサマーダッシュ(GIII) 新潟芝直1000m
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【アイビスサマーダッシュ2016予想:出走予定馬の中から注目馬は?】
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いまだに重賞未勝利ではあるのだが、逃げ、番手と自分の競馬に持ち込めた時の強さは間違いないネロも新潟直1000、アイビスサマーダッシュに出走予定だ。新潟1000適性も高く、過去4戦して2勝2敗、この条件でプリンセスムーンとの直接対決でも1勝1敗と五分である。前走はトップハンデを背負っていたし、今回はプリンセスとの斤量差も縮まる。そろそろ重賞を手中に収めたいところだ。
京洛Sのパフォーマンスはこれまでの傾向からはちょっと違って重馬場で厳しい競馬を先行策からねじ伏せるという内容。ラピスラズリSでもそういう競馬で結果を出したしいよいよ本格化かなと思ったところで足踏みで1200の基礎スピード戦はやっぱり足りない感じ。重賞での後一歩が物足りないが、新潟1000適性は元々見せていた馬ではある。
まずは前走の韋駄天Sを振り返る。新潟芝直1000m戦で良馬場、ペースバランスでも21.8-10.7-21.9と平均ペース、ラップ推移でみても11.8 - 10.0 - 10.7 - 10.3 - 11.6とL2で明確に加速ラップを踏んでいる。13番枠からゲートはイマイチで押して押してリカバーするもいつもの行き脚はなく3番手からの競馬になる。道中もも終始押して押してという競馬で2列目の一角で踏ん張りながら半ば。半ばで鞭が入るのだが手応えはイマイチ、L2の地点で先にプリンセスムーンに抜け出されて最後は何とか2着を死守したが、結果的には完敗だった。ひとまず行き脚が微妙だったなというのはある。もともと抜群のテンのスピードというほどのモノではないにせよ、新潟1000で57.5kgとトップハンデを背負っていたというのも影響があったのかなとも。ただ、今シーズンは明らかにパフォーマンスが落ちていたセイコーライコウ辺りに食い込まれていたというのはちょっと物足りないところかもしれない。セイコーもアイビスを勝っているようにこの条件は得意だが…。プリンセスムーンにももちろん斤量差は大きかったと思うが、それでもかなり早い段階で勝負が決まってしまっていたし、要所での脚も物足りなかった。まあハンデはあったが。
逆にオーシャンSでは極端なハイペースを刻んでいく形の中で甘くなってしまった。エイシンはともかくとして基礎スピード特化戦では甘くなりやすいハクサンムーンあたりにも完敗を喫しているので評価も難しいところはある。中山芝1200m戦で良馬場、ペースバランスも32.7-34.8と2秒前後でかなりのハイペース。ラップ推移的にも11.6 - 10.3 - 10.8 - 11.3 - 11.4 - 12.1と消耗戦の中で、3番枠から五分のスタート、押して押して二の足で番手まで押し上げていく形になる。3~4角でも番手で手を動かしながら追走するも序盤でハクサンに抜け出されて脚色で見劣る。L1ではハクサンも甘くなったのでそれ以上離されなかったが内容的には完敗だった。ラピスラズリSでは厳しい流れを番手追走で捻じ伏せてきたといえるんだが、ハイペースでは内容的に重賞レベルでは通用しなかったとみるべきかなと。実際ラピスラズリSの場合はハイペース適性があまり高くないワキノブレイブやキングオブロー辺りも突っ込んできているし、完勝ではあったといってもこのペースとしてはレベル的に高くなかったのかなと。正直オーシャンSはもうちょっとやれて欲しかった。
悪いところばかりになったが昨年の稲妻Sではプリンセスムーンを撃破、内容的にも完勝している。新潟芝直1000mで稍重、ペースバランスも22.0-10.7-21.8で平均ペース、11.9 - 10.1 - 10.7 - 10.1 - 11.7と全体ラップで見てもL2での再加速の度合いは結構きつい。その中で5番枠からここでもゲートはイマイチなものの二の足でしっかりと2列目にはつけ、徐々にそこから先頭列に並びかけてくる。半ばでは楽な手ごたえで、L2の再加速でしっかりと追いだされて伸びている師個々の反応はプリンセスムーンより良かった。L1でも寄せ付けずの完勝で、この時点では内容的にも圧倒していた。対プリンセスでは斤量差も2kgで、前走時よりも小さかったというのはあるが、最序盤のゲートを除けば終始この馬が優位に運んでいた訳で、本来もうちょっとやれていい馬という認識ではある。
森厩舎なのでいつもガンガン時計を出してくるし、良いときと悪い時の判断も読みにくいところはあるんだが、ひとまず昨年夏のパフォーマンスを引き出せれば重賞でも通用するはず。稲妻Sを勝った時は稍重だったが芝は全体的にかなり時計が出ていたし、この馬自身も京洛Sの内容があるので読みにくいが基本的には高速馬場で前後半フラットで入って良さが出ていた馬ではあったと思う。駿風Sを勝った時なんかは22.6-21.4というこの条件としては極端なスローで鋭く前から出し抜いた形。稲妻Sを勝った時も極端ではないが加速でという形ではそうだし、基本前々からトップスピードを引き出してくるタイプ。強敵相手に際どい2着を続けてきた準OP時代も含めて、冷静に相手関係を考えれば最上位の一頭だとは思う。まだ全盛期ほどではないベルカント、明らかにパフォーマンスを落としているアースソニック、そして準OP時代では稲妻Sで完勝した相手のプリンセスムーン。またアイビス好走組のシンボリディスコやフクノドリーム辺りを問題なく撃破しているわけで、普通に重賞で通用していいし適性的な不安もないはず。前走が57.5kgのハンデが影響したのか、本来持っている要所の良さがちょっと影を潜めていたし、追走にもちょっと苦労していた。ゲートが最近は遅くなっているし、二の足でポジションを取って行く流れになるので、L3での緩み次第というところかな。稲妻Sも結局L3の淀みからL2再加速での加速度が大きかったときに良さが出ているし、京洛Sやラピスラズリで結果を出したので難しいが本質的には軽い馬場で余裕を持って入って行きたいタイプだと思う。後半要素を前目で引き出せれば最後まで鋭く脚を維持してきたわけだし、前走はちょっと不安があるのでそこをどうとるかだが、流石に無視はできないだろうと思う。出来れば逃げ馬…ベルカントの少し内目ぐらいでベルカントを行かせてその内から取り付いていくイメージが良いかなと。昨年のベルカントも強かったにせよ、シンボリディスコとの比較で見ればこちらも見劣っていない。穴っぽい馬も多いが、それでも単純な相手関係との比較で見ればベルカントとともにやはり一枚抜けた存在とみるべきか。
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