2016年7月25日月曜日

クイーンステークス 2016 出走予定馬:チェッキーノ、GI級の素材に立ちはだかるは、強敵と札幌の1800というコース…勝ち切れるか?

七騎の会:クイーンS490_160

2016 7/31(日) クイーンステークス(GIII) 札幌芝1800m
予想用・出走予定馬一覧
クイーンステークス2016の出走予定馬一覧


 今年の札幌開催開幕を告げる重賞だが、今年は例年以上の超豪華メンバーが揃ったと言って良い。その中で3歳馬からオークス2着、GI級の力を示してきたチェッキーノがこのクイーンステークスに出走予定。古馬も面白いメンバーが揃った中で、それでもオークスで見せたパフォーマンスは世代でも屈指。福島で好調をキープしていた戸崎、札幌1800mでもその強烈な末脚を存分に引き出したい。


  まあ力そのものはもう疑うこともないと思っているし、後は力関係と札幌1800という距離がどうかだけというところ。素直にオークスとフローラS、それにマイルのアネモネSでもやれているのでそんなに不安はない。ただ個人的には面白い馬が同世代にもいるので、この札幌1800という微妙な距離と開幕週で長く緩いコーナーというコース形態で勝ちに行ってきっちりと勝ち切れるかがポイントかなと。


 まずはフローラSを振り返っておきたい。この一戦はかなりのパフォーマンスだったと思っている。東京芝2000m戦で良馬場だが開幕週は高速馬場でもそこまで極端というほどではなかった。ペースバランスは59.7-60.0と平均ペースの中だが12.0 - 11.9 - 11.4 - 12.4 - 12.3と淀みもほとんどなくL3最速で仕掛けも早い。器用さやトップスピードの質というよりは厳しい流れでポテンシャルに近いレベルの後半要素を問われている。もちろん1000で60秒を切っているように前半の基礎スピード面も当然問われた。バランスよく前後半の能力を問われた、より素材的なものをと言って良い。その中で18番枠と不利な大外枠から五分に出てじわっと追走しながら最序盤は後方から入って行くのはやむを得ない。それでも向う正面の段階ではじわっと押し上げて中団ぐらいには取り付いて3角に入る。3~4角では中団の外からじわっと追走、最速地点の4角出口~直線入りで前を向いて直線。早い段階で伸びてきて好位列、L2でグンと伸びて一気に先頭列まで射程圏に捉える脚。L1でしっかり捕えて交わしての完勝だった。素材的に見てもケチのつけようがない圧勝だった。相手関係もフロンテアクイーンをここまで千切ったのは印象としては強かったかな。流れとしても淀みない中で外枠から押し上げていってと追走に脚を使っているはずだし、それでもL3最速でコーナーでロスがありながら最後まで突き抜ける脚という点では相当高いレベルにある。ちなみに同日の準OP府中Sでも1:59.3、しかもかなりのハイペースでということを考えても、この一戦は非常に価値がある。


 オークスではある程度トップスピード面を問われたのだが問題なく力を見せつけた。東京芝2400m戦で良馬場、ペースバランスも59.8-59.8と平均ペースではあるのだが12.9 - 12.6 - 12.7 - 11.4 - 11.5 - 11.6と中盤強烈に緩んでのL3最速となっている。レースラップ的にはトップスピード戦とまでは言えないが、その中でこの馬と勝ったシンハライトは恐らく上りからみてもTS持続戦、しっかりと11秒前後のトップスピードに乗せてきたとみていいだろう。その中で13番枠からやや出負けしたかなというぐらいだが焦らずに無理せず後方から進めていくという形。最序盤は少し行きたがる感じだったが向こう正面に入ってからはある程度落ち着いてコントロール、中弛みの流れの中で3~4角でも動かず後方外目で我慢、4角出口で手が動いて凝縮する後方馬群の外で直線に入る。序盤の反応はイマイチだったがL2の上り坂で徐々に伸びてきて中団列。L1でもう一伸びしたかったところだがシンハライトに最後は中目から鋭く伸びてこられ、最後は脚色で見劣らないものの2着に敗れた形。まあ負けはしたけど外から勝ちに行ってというのと後方馬群の内目で我慢ができたという分の差はあったのかなと思う。ただ、この流れで最後までトップスピードを維持する形になっていると思うし、L1の段階では前との差は2馬身近くあったから上位の2頭は11秒前半でまとめてきているはず。ほとんど落とさなかったという点では高く評価したい。し、課題でもあったトップスピード戦でも反応の鋭さはともかく坂の上りでしっかりと伸びてきて高いレベルで戦えたとみていいかなと。L1の感じだと究極的なトップスピードで測ればシンハライトの方が上だったという感覚かな。まあ極めて高いレベルだと思うし、時計的には平凡だが中弛みがきつかったのは大きい。ラップ補正で見ればある程度流れてL3最速の流れでL1をここまで落とさないというのは非凡と言っていいと思う。フロンテアとの比較で着差は縮まっているものの、各馬余力を持てたトップスピード戦だったということを考えればTS持続でここまで離せたというのもフローラSの内容に伍するレベルと言っていいのかなと。


 アネモネSではマイルの距離でもしっかりと強さを見せてきたと言って良い。ただ、ここ2走に比べてのパフォーマンスとすると判断が難しいところ。中山マイルでペースバランスは47.8-47.7と平均では流れたが、12.1 - 12.1 - 11.8 - 11.5 - 12.3と少し緩んでL2最速でトップスピード戦ほどではないが単調な流れではなかった。11番枠からやや出負け、後方からの競馬となる。道中少し掛かり気味で前のスペースを詰めながら中団馬群の中に押し上げていく形で3角。3~4角でも馬群の中目を通しながら上手くコーナーワークで好位列まで押し上げて直線。ただ序盤の最速地点での伸びそのものは地味で前との差はなかなか詰まらない。L1の減速でしっかりと伸びて抜け出しての完勝だった。メンバー構成はそれなりでエクラミレネールなんかを撃破できているしマイルでも高いパフォーマンスを見せられたと。


 ひとまずここからもわかるように積極的に嫌う材料はほぼ無いと言っていいと思う。少なくとも3歳で総合的に一枚上、脚を出し切れる形の時は二枚上だろうと。敢えて不安を言うならオークスとアネモネSで見せていた加速地点でのエンジン点火がちょっと遅いというところだろう。トップスピード自体は乗ってしまえばそれなりにモノを見せたと言って良いが、藤澤厩舎の馬にありがちな、破壊力はあるけど小器用なギアチェンジに乏しいというところはあるかもしれない。 開幕週の札幌だと近年は高速馬場になることもしばしばあるし、その中で前がある程度飛ばしながらも余力を持てたときに差し込むことができるかどうか。基礎スピード自体はある程度高いレベルで持っているとは思うんだが、それでも今回は恐らく47-12-47ぐらいで平均ペース、1:46.0ぐらいは十分あり得る範囲。アネモネSもちょっと緩んだというのはあるし、1800で中距離の総合力タイプがレースを支配してきたときに前残りの不安はなくはないというところだ。実際このクイーンSは過去も絶対と思われていたファインモーションもそうだし、結構人気の差し馬が届かずに前残り、というケースが波乱のパターン。この馬も3歳世代では一枚抜けて強いとは思うが、札幌1800みたいに緩く長いコーナー地点で1800の中でもコーナー地点が占める割合が多いコースだと、素材を出し切ったとしてもコーナーで上手く立ち回れる基礎スピードを持った先行馬・総合力タイプに出し抜かれながら粘り込まれる、というケースは考えないといけないだろう。強さは間違いないと思っているので、ロスを覚悟ででも勝ちに行って動けるかがポイントで、好調戸崎が本物かどうかを見定めたい。勝ち切れないリスクはあると思うが、個人的には現状このメンバーでこの馬の競馬を素直にぶつけてどこまで強いのかを見てみたい。今年の3歳牝馬は非常にレベルが高いと思っているので、期待している。



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7月、8月に行なわれる重賞のなかでは唯一の牝馬限定戦。どこかに1頭穴馬が食い込むというケースが多く、平穏に決着する年は極めて少ない。13年に8頭立てで行なわれ1番人気のアイムユアーズが勝利しながらも、最低人気のスピードリッパーが2着に入ったことが何よりもこのレースの特徴を表している。狙い目は3歳馬か。ここ10年を年齢別で見ると、勝率、連対率、複勝率全てでトップの成績を収めている。特に重賞勝ちなど実績を残している3歳馬は軽視できないところだ。格上挑戦は苦戦傾向。逆に前走G1出走馬が結果を残しており、格も重要となるレースだ。

今年も「他の距離でも結果は出しているが、お終いが甘くなるところを見ると1800mがベスト」「夏は本当に体調が良い!春は結果が出なかったが前走で変化が見られたから、次は目イチに仕上げるよ」とこの舞台狙いの勝負馬がスタンバイしている。

すでに「軸はこの馬で堅い」と情報が集中しており、あとは相手探しをするだけ。現時点で勝負情報だけでなく、「実績的には評価すべきだが今回は消したほうがよい」という危険信号が点った実績馬の情報も入ってきており、相手は実質3頭に絞り込めている。【競馬セブン】では、直前情報・天候・馬場状態を加味して、最終結論を当日に無料配信している。今回は特別に【クイーンS極秘3点勝負】を7/31(14:00頃)に無料配信するので、興味のある方は是非情報を入手して参考にしてみてほしい。

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