2016年7月6日水曜日

第20回スパーキングレディーカップ②

では出走馬の評価をして行こう。

1枠1番ヴィータアレグリア
エンプレス杯でアムールブリエの2着を確保したが、当時は1000万条件を勝ったばかりの準OPクラス馬で、このエンプレス杯は川崎2100Mのレースらしく13秒半ばから14秒台のラップが連発するユルユルの流れだっただけに全く評価していなかったが本音も、前走のマリーンCではレース前のブチコの突進でゲート入りが仕切り直しになった事で集中力が途切れてしまい自滅した馬が多く出る中、この馬はレースに集中して臨みゴール前でブルーチッパーに競り落として重賞初制覇。
川崎コースは3月のエンプレス杯で経験済み、今回はホワイトフーガとの対決になるが、昨年10月に500万条件を卒業してから今年になり一気にOP入りした勢いに加えて斤量差の2Kを活かせば好勝負は可能なはずだが、やや気になるのはマリーンC以来の実戦になる部分。

2枠2番ココロノママニ
中央デビューの馬でデビュー戦から3着・3着・1着と云う成績を残したが、早熟タイプでその後は再び勝利を挙げる事は出来ずに昨年末に岩手へと移籍、当地では【4・2・0・5】とそれなりの結果を残しているが地方転厩後に出走した重賞ではいずれも惨敗と力不足は明白。

3枠3番タッチデュール
4月の船橋・マリーンCでは4着と久々に掲示板を確保したが、これは上記したようにレース前のブチコの突進でゲート入りが仕切り直しになり実績上位馬が集中力が途切れて自滅した事に恵まれただけ、事実4着と云えども2着のブルーチッパーから時計二つ以上も離されており、今回も展開に恵まれても掲示板に載れば御の字の力関係。

4枠4番クラカルメン
昨年後半は道中の折り合いを欠くなど深刻なスランプ状態に陥って惨敗を繰り返し、今年に入って着順こそ多少は良くなったが課題の折り合い難が解消されたとは言い難い上、ゲートの悪さも目立つようになり、自己条件でも勝ち負け出来ず完全にアタマ打ちの近況から牝馬限定でもダートGで通用するとは思えない。

5枠5番ヒットザトレイル
母のプレジャートレイルの半弟には中央重賞2勝のキングストレイルが居り、三代母のサンタフェトレイルの半姉には中央の4歳以上最優秀牝馬に輝いたシンコウラブリィが居る血統馬で、大崩れせずそれなりの着順を確保する反面、勝ち味に遅く2年以上も勝利から遠ざかっており、自己条件でも勝ち切れない馬が重賞で勝ち負けする訳がない。

6枠6番タイニーダンサー
昨年はエーデルワイス賞・北海道2歳優駿を勝ちNARグランプリ2歳最優秀牝馬を受賞、それを土産に中央入りしたが順調さを欠いてレースを使えず、ようやく5月に戦列に戻ったが復帰後の2戦は共に芝スタートと云う事もあってレースの流れに乗れずに敗退と不完全燃焼が続いたが、前走の関東オークスではオールダートと云う事もあって道中は楽に3番手のポジションにつけるとNARグランプリ2歳最優秀牝馬の肩書きに相応しい強さを見せて4角先頭の積極策で後続を完封した。
サウスヴィグラス産駒だけに距離2100の関東オークスより今回のマイル戦の方がベターと云うイメージがあり、古馬と比べると斤量54と恵まれたのは明白だが、前走で完勝したと云えども2着がミスミランダーだった事から世代レベルが高いかは微妙な印象があり、果たして上の世代に通用するかに関して半信半疑と云うのが正直な感想。


7枠7番ノボキャビア
中央デビューの2勝馬だが、その中の1勝は園田の交流での勝利だけに格下感は否めず、事実1000万条件を一度使っただけで昨年の3月に南関へ転厩、転入初戦のティアラCで3着したがその後は大井の1200で1勝を挙げただけで、マイル実績の無いB2の馬では見送りが正解。

7枠8番ブルーチッパー
前走の川崎マイラーズは逃げ馬だけにスタートミスをした段階で万事休す、前々走のマリーンCにしても上記したようにスタートの仕切り直しで気が抜けたのかスタートがモッサリしていた事に加えて隣のヴィータアレグリアと接触する不利があっただけにハナへ行ったモノの自分のリズムで逃げる事が出来たかは少々微妙で、今回出走の中央勢3頭と能力的に互角と思えるだけに五分のスタートを決めてハナへ行き自分のリズムで逃げる事が出来れば面白い存在。

8枠9番リボンスティック
馬体重400K前後とガサの無い馬ながら2歳11月から3歳2月のユングフラウ賞までの牝馬限定重賞で3着・3着・2着と健闘した根性娘も成長力に乏しく、ユングフラウ賞2着を最後に連対はゼロと苦戦が続く。
重賞で好走歴があると云えどもデビュー戦を勝っただけの1勝馬に中央勢が相手のダートGで勝ち負けの期待は出来ない。

8枠10番ホワイトフーガ
前走のさきたま杯は距離不足に加えてスタートで後手を踏んだ影響で終始チグハグなレース内容で道中流れに乗り損なっての4着だから度外視可能、今回は自身ベストの条件と思えるマイル戦だけに巻き返しは可能だが、やはり斤量の58が気にならないと言えば嘘になる。


see more info at 南関診断士の南関競馬徒然草